また、その燭台の真ん中に、人の子のような方が見えた。その方は、足まで垂れた衣をまとい、胸に金の帯を締めていた。その頭と髪は白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は燃える炎のようであった。その足は、炉で精錬された、光り輝く真鍮のようで、その声は大水のとどろきのようであった。また、右手に七つの星を持ち、口から鋭い両刃の剣が出ていて、顔は強く照り輝く太陽のようであった。(ヨハネの黙示録1章13節~16節)
いよいよヨハネが「見たこと」の記述が始まります。注意しましょう。「見たこと」が描写されていますが、「見た目」が伝達内容ではありません。「見た目」に込められた象徴的メッセージが伝達内容です。この違いがわからないと、黙示録からとんでもない解釈が引き出されてしまいます。詳しくは番組をお聴きください。
気長に黙示録#19.m4a
この節にも、多くの旧約聖書からの引用や暗示があります。
主は私の口を鋭い剣のようにし、御手の陰に私をかくまい、私を研ぎ澄まされた矢とし、主の矢筒の中に私を隠された。(イザヤ書49章2節)
「彼らに、金色、青、紫、緋色の撚り糸、それに撚り糸で織った亜麻布を用いて、意匠を凝らしてエポデを作らせる。」(出エジプト記28章6節)

「会見の天幕の中で、さとしの板の前にある垂れ幕の外側で、アロンとその子らは、夕方から朝まで主の前にそのともしびを整える。これはイスラエルの子らが代々守るべき永遠の掟である。」(同27章21節)
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