耳のある者は、御霊が諸教会に告げることを聞きなさい。勝利を得る者には、わたしはいのちの木から食べることを許す。それは神のパラダイスにある。』(2章7節)
エペソ教会へのメッセージの締めくくり部分を迎えました。七つのメッセージのそれぞれは<冒頭>と<結尾>が「多面的な要素をもつ事柄から1つを選んで描く」という手法で構成されています。冒頭は、キリストの姿の諸相、結尾は、信仰者に与えられる永遠のいのちの諸相です。さらにその選ばれた表現は、メッセージが向けられた教会の実情と関係します。詳しくは番組で。
気長に黙示録#34 .m4a

エペソの町は、女神アルテミス神殿のおかれた人口25万人の大都市だったそうです。
この女神像、たくさんの実がなっている椰子の木のように見えます。「アルテミスの樹木」と呼ばれるそうです。「いのちの木」のシンボルは、聖書だけではなく、古代信仰の随所に見られるものでした。それがこの箇所の解読の鍵になります。
神である主は東の方のエデンに園を設け、そこにご自分が形造った人を置かれた。神である主は、その土地に、見るからに好ましく、食べるのに良いすべての木を、そして、園の中央にいのちの木を、また善悪の知識の木を生えさせた。(創世記2章8節~9節)
神である主はこう言われた。「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」(創世記3章22節)
聖書 新改訳2017(c)2017新日本聖書刊行会
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