また、その燭台の真ん中に、人の子のような方が見えた。その方は、足まで垂れた衣をまとい、胸に金の帯を締めていた。その頭と髪は白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は燃える炎のようであった。(1章13節~14節)
「人の子のような方」ってそもそもどういう意味なのか。気になっていた方も多いのではないでしょうか。これまた、旧約聖書のルーツがわからないと理解できない表現です。そして頭や目についての描写も、それらが象徴的にどんなことを意味するのかを知るのに、文化的な背景理解が必要です。そうしないと、自分の文化がもっているイメージを読み込んでしまう危険があるのです。では、この表現がどんな意味を伝えようとしているのでしょうか。詳しくは番組をお聴きください。
気長に黙示録#20.m4a
私が見ていると、やがていくつかの御座が備えられ、『年を経た方』が座に着かれた。その衣は雪のように白く、頭髪は混じりけのない羊の毛のよう。…私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲とともに来られた。その方は『年を経た方』のもとに進み、その前に導かれた。(ダニエル書7章9節、13節)
すでに何回も引用している聖句です。それだけ、黙示録を理解するのに欠かせない御言葉だということです。今回は、この幻の文脈についても解説しています。お手元に聖書がある方はダニエル書7章を最初からお読みくださると理解が深まります。
「さあ、来たれ。論じ合おう。──主は言われる──たとえ、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。たとえ、紅のように赤くても、羊の毛のようになる。」(イザヤ書1章18節)
イザヤ書も、ヨハネの黙示録で頻繁に用いられます。
聖書 新改訳2017(c)2017新日本聖書刊行会
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