配信スタート半年を記念した「朝日新聞ポッドキャスト(通称:朝ポキ)」の神田大介さんとのコラボ収録。
4回目のテーマは「SNS時代におけるメディア」「記者として大事にしていること」です。
神田さんに遠慮なく質問させていただきました。
【番組内容】
SNSはn=1の世界/組織ジャーナリズムは味付けが薄くなる/ガザで人が死ぬ現実への遠さ/最終的には受け手の良心/悔しかった新聞記者時代/大川原化工機の冤罪事件で見えたマスメディアの弱さ/新聞内部の仕事が外部からは見えない/公的機関の情報はマスコミにとって便利/一方、冤罪を訴える人はn=1と捉えられがち/戦争報道も同じ/石破さん報道のなぜ/特ダネを止める勇気/スクープ時は取材源の秘匿が閉じがち/報道に記者の思いや正義は入るのか?/街の声を聞く取材/記者の目を通った時点で編集されている/記者として大事にしてきたこと/大臣を取材すること自体が周辺の関係者に与える影響/政治家に取材しても物事は見えない/記者は日々出合う取材対象者に突き動かされていく/人には2種類しかいない⁉︎/世界の謎を解き明かす、と、リズムを刻む/関係のない世界に心を寄せる瞬間があれば最高
【出演者】
・神田大介/朝日新聞ポッドキャスト・チーフパーソナリティ(https://digital.asahi.com/reporter-bio/2c27915cc12a00dd95de687d6136025f19cd81b03fe48df417f6b92d05fb7148)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
今回は、朝日新聞のスタジオをお借りして収録させていただきました!
配信開始から半年を記念し、「朝日新聞ポッドキャスト(通称:朝ポキ)」の神田大介さんとコラボレーションした収録。
3回目のテーマは「記者はどうやって事実をつかむ?」。
20年を超える記者歴を持つ神田さんに、弁護士から記者に転身した小倉さんが素朴な疑問をぶつけました。
【番組内容】
今回は朝日新聞のスタジオで収録/冒頭の雑談が無目的すぎる…/リスナーが何を聞きたいかを意識すべし/関係者の話題は避ける/芸能人のポッドキャストは別/法律用語とは違うマスコミ用語/記者はどうやって事実をつかむのか/事実に対する記者の考えは十人十色/この世の中に信用できる事実はあるのか?/山にダムが作られる時、誰に取材する?/組織ジャーナリズムは量が大事/新聞社の記事はたくさんの人の目を通る/ページビューを稼ぐ記事は一方当事者に聞いただけのものが多い/たくさん取材した記事は尖った部分が消える/弁護士は当事者に有利な証拠を探す/新聞社に入社して驚いたこと/全国紙の一面トップ記事は多くの注文がつく/人間は主観でしかものを見られない/伝えられていないニュース記事の制作現場
【出演者】
・神田大介/朝日新聞ポッドキャスト・チーフパーソナリティ(https://digital.asahi.com/reporter-bio/2c27915cc12a00dd95de687d6136025f19cd81b03fe48df417f6b92d05fb7148)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
配信開始から半年が経ったのを記念した、「朝日新聞ポッドキャスト(通称:朝ポキ)」の神田大介さんとのコラボ収録。
2回目のテーマは「ポッドキャストの可能性」です。
これからのメディアをどう変えていくのか──。
特派員を経験した記者でありながら人気ポッドキャストを作り上げた神田さんに遠慮なく聞きました。
【番組内容】
朝ポキは1日にこんなに配信している/スケジュール管理はテキトー?/神田さんが収録に使う時間は10分の1⁉︎/パソコン打音はノイズ/出演する記者に簡単なレジュメを作ってもらう/番組中に1回はパンチライン/パンチラインは準備が全て/人間は準備したことしかしゃべれない/概要欄は100文字程度/SNS投稿に使い回しできる/お便りフォームは必要か?/リスナーが主体的に参加したくなる仕掛け/感想を読み上げるとリスナーは励みにになる/新聞記事よりもYahoo!ニュースとして読まれてしまう/ポッドキャストでメディアをどう変えようとしている?/新聞社の今後/紙の新聞がなくなるのはカメラのフィルムと同じ/報道の営みはなくならない/餓死しないことも大事だけど…/今の日本がいつまで続くかは分からない/人間一人ひとりの心持ちが大事/その気持ちを引っ込めていませんか?/神田さんがポッドキャストで一番やりたいこと/「あんなことうちの会社では言えません」とよく言われる/いつ辞めてもいい状況は作っている/決別すべき時が来ることを覚悟/日本社会は空気で動く/何のために記者に?/新聞社、報道機関はなぜある?/報道にはいくつか機能がある/小倉さんが目指すはディスコミニケーションの解消/人と人が対話する時の土台が必要/ポッドキャストは熱量を乗せられる/安全圏から石投げても見透かされている/信号なくても意思疎通するイラン/日本は機械的な行動/人間の感じをテキストは削ぎ落とす/それを超えた先に交流がある/ざっくばらんに話す恐怖心は拭えない/番組タイトルは変えます!
【出演者】
・神田大介/朝日新聞ポッドキャスト・チーフパーソナリティ(https://digital.asahi.com/reporter-bio/2c27915cc12a00dd95de687d6136025f19cd81b03fe48df417f6b92d05fb7148)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
【概要欄】
配信スタートから半年が経ちました!
今回はそれを記念して、人気番組「朝日新聞ポッドキャスト(通称:朝ポキ)」の神田大介さんにゲスト出演していただきました!
六本木にある弁護士ドットコムの会社と、築地にある朝日新聞東京本社でそれぞれ収録したものを5回に分けて配信します。
1回目のテーマは「法律系ポッドキャストはどこへ向かうべき?」。
一から人気ポッドキャストを作り上げた神田さんに、“根掘り葉掘り”質問をぶつけました。
【番組内容】
ゲストはあの有名ポッドキャストMC/なんと1億ダウンロード超え/神田さんとのコラボを励みに半年続けられた/弁コムと新聞社の雰囲気は違う?/うちのポッドキャストはどこへ向かうべきか?/弁コム法律百景、率直な感想は?/音質を整えるべし/音源編集はやればやるほど沼/音量が赤色になるのはダメ/朝ポキはAudition、RXを利用/人間の耳はノイズをキャンセルする/音質で門前払いは勿体ない/オープニング音が他番組と被り⁉︎/自分で演奏できれば味わいが出る/そもそもタイトルが悪い!/法律百景は新聞っぽい/タイトル見ても内容が分からない︎/変えるなら早い方がいい/サムネは全て同じがいい/「弁護士」と「法律」のワードを入れるべき⁉/ポッドキャストは番組を見つけてもらうための導線が少ない/AI時代はこの問題を超える?/LISTENは炎上リスクがある?/辛口コメントがほしい
北海道で2022年9月に男女2人を殺害したとして、殺人と現住建造物等放火の罪に問われた男性に対して無罪が言い渡されました。
男性は判決後、「おかしい、2人の命を奪っているんですよ」と述べて涙をこぼしたといいます。
北九州市ではマクドナルドで中学生2人が殺傷される事件があり、逮捕された男性には8カ月にわたって鑑定留置が行われました。
こうしたニュースについて、「2人殺してなぜ無罪なのか?」などといった疑問を持つ方が多いようです。
そこで今回は、犯罪について語る上で避けては通れない「責任能力」について話しました。
【番組内容】
2人殺害して無罪のワケは?/ネットでは疑問の声あふれる/そもそも責任能力って?/悪いことをした人全てが刑罰を受けるわけじゃない/例えば3歳の子どもと考えたら/刑罰だけが対処法ではない/<復習>犯罪の条件とは/いつの段階の責任能力が問題になるか/北九州市の中学生殺傷事件でも問題に/「シンシンソウシツ」と「シンシンコウジャク」/感情的になるのはよく分かる/責任能力の有無は法的判断/鑑定留置は増えてる?/裁判員裁判が始まった影響はあるのか?/精神障害があれば必ず無罪、減刑になるわけじゃない/日本は精神科の病床が多い/被害者保護は重要だけど少し別の話/少年は「カソセイ」も考慮される/そんなに安易に判断されていない
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
財産を奪われるだけでなく、家族から責められることで、被害者を二重にも苦しめる「特殊詐欺」。
希死念慮のある人や、自死遺族からの悩みや相談にのる成田市のNPOは、そうした特殊詐欺などの被害者たちから「死にたい」という連絡を日々受けています。
警察庁によると、特殊詐欺の被害は、今年7月末時点ですでに、過去最悪だった前年の年間被害額718.8億円を超え、722.1億円を記録したといいます。
特殊詐欺に対する我々の感覚も狂ってきているのかもしれません。取材した塚田記者と話しました。
【番組内容】
「ケンシン」といえば/自殺相談にのる住職を取材/特殊詐欺の被害額、1年で大谷翔平選手の10年契約額に匹敵か/電話相談のメモに書かれた辛い体験の数々/家族にも責められる被害者/被害者の痛みを想像できない加害者/特殊詐欺は間接殺人⁉︎/被害の重大性として量刑上反映される可能性も/我々の感覚も狂っていないか?/「闇バイト」という言葉、もう捨て去るべきでは?/言葉のキャッチーさが影響していないか?/高齢者の心のスキマに入り込む犯罪/特殊詐欺グループが福祉的役割を果たしている⁉︎/服役中の若者は子どもだけで生活していた/電話口から聞こえる川の流れ音/若者も自殺が多い日本/速報ニュースの裏にある被害者のその後/誰もが騙される可能性がある/塚田さんの取材テーマは「少しやらかしてしまった人たち」
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【出演者】
・塚田賢慎/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/8/)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
子どもも利用するスポーツスクールの女子更衣室で、同僚による盗撮が発覚しました。
被害者であり発見者でもある女性は「会社を信じられなくなった」と退社しました。
取材した塚田記者をゲストに、職場での盗撮について話しました。
【番組内容】
今回のゲストは…/仕事で自己紹介する時どうしてる?/「編集者」の肩書きを付けるべきか…/読まれると思ったのに読まれなかった記事を紹介/一般客も利用する更衣室で盗撮カメラを発見/会社から客に説明はないまま/発見した女性社員、自分が被害にあったかもしれないのに…/更衣室のコインロッカーに丸い穴が/新聞記者時代、警察が押収した盗撮カメラを見た話/防犯目的のカメラがある時代、盗撮を見つけるのは難しい/被害者はなぜ警察に行かなかった?/被害者は女性社員であり会社ではない/被害者の権利は自分で守らないといけないことも/時として会社は敵になる/すぐに弁護士に相談を/弁護士をつけたら会社も真剣な対応になる/できればなかったことにしたい被害者の心理/職場の人間関係を心配するのもわかるけど…/弁護士に相談というけど、そもそもどうすればいいのよ/まずは住む地域の弁護士会のHPを検索するのがいい/弁護士は「合う、合わない」がある/一回電話してみるべし/法テラスの無料相談として扱ってもらえることも/弁護士相談、ただの方法はたくさんある/職場の盗撮を事前に防ぐのは難しい/起きた時の会社の対応が重要/男女共用のトイレや更衣室は極力使わない/性善説は通用しない/手軽いが重いダメージを与える盗撮
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【出演者】
・塚田賢慎/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/8/)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
今年5月、1人の受刑者が弁護士をつけずに塀の中から裁判を起こし、国の責任を認めさせるという異例の判決を勝ち取りました。
そして今、「受刑者の選挙権」をめぐる裁判で、最高裁の判断を待っています。
インターネットどころか、スマホやパソコンが使えない塀の中で、どうやって裁判を闘い、勝訴したのでしょうか。そして、刑務所の中でどんなことを体験したのでしょうか。
刑務所から仮出所したばかりの本人をゲストに招いてじっくりと聞きました。
(2回に分けての配信となります。今回は【後編】です)
【番組内容】
刑務所のトラブルは証拠がないことが多い/逆に立証すれば勝てる⁉︎/証拠を残すために日記や不服申し立てを活用/2018年に逮捕された/32歳で懲役7年、その時考えたこと/一度捕まったら犯罪のセンスがない/刑務所の中でできることは勉強/裁判を起こしたきっかけ/入所3カ月で白血病が発覚/自分の命を守るためだった/病気告知に「2分の1が回ってきたな」/受刑者はモノとして扱われている/手錠つけられて治療受けた/受刑者の人権を軽視しすぎ/塀の中で亡くなっている人は多い/心不全で片付けられる⁉︎/公表されている受刑者の死は氷山の一角/なぜ受刑者に選挙権がないのか?/選挙権がほしくて裁判を起こしたわけじゃない/そこに合理的な理由があるか/なぜ実名・顔出しで出演⁉︎/受刑者だから名前を出さないこと自体がバイアス/受刑者だって社会に戻ってくる/刑務所に入ったのは悪いことをしたからじゃなく刑事裁判で有罪になったから/隠さざるを得ない社会になっている/ちょっとしたボタンの掛け違い、運の差/立法できない理由がある/規則破った人には規則通りに対応してほしい/刑務所は社会復帰できる場所じゃない/懲役は人格を中から破壊する刑罰/刑務所に入ることで社会で生きられないようになる/刑務所では勝手におしゃべりもできない/刑務所はトラブルを未然に防ぐ前提がある/全ての制度が形骸化している/シンプルに制度通りにやってほしい/方向性は間違っていないが、現場が伴っていない/八木橋さん、これからどう生きる?
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【出演者】
・八木橋健太郎さん(https://x.com/k_yagihashi1270)
・一宮俊介/弁護士ドットコムニュース記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
今年5月、1人の受刑者が弁護士をつけずに塀の中から裁判を起こし、国の責任を認めさせるという異例の判決を勝ち取りました。
インターネットどころか、スマホやパソコンが使えない塀の中で、どうやって裁判を闘い、勝訴したのでしょうか。そして、刑務所の中でどんなことを体験したのでしょうか。
刑務所から出てきたばかりの本人にじっくりと聞きました。
(2回に分けての配信となります。今回は【前編】です)
【番組内容】
今回のゲストは現役の受刑者/7月30日に仮出所したばかり/喜連川→長野→加古川、刑務所を転々/不良移送とは?/懲役7年、何をした?/当時2億円のビットコイン、今だといくらに…/一宮が取材を始めたきっかけ/刑務所にいながら弁護士つけずに国に勝訴/ひげ剃りを強制され提訴/法廷に出廷できなかった/「勝てると思っていた」/刑務所ではPC使えず、全ての裁判資料を手書き/裁判をどう闘った?/刑務所にある本は古いものばかり/刑務所によって本の借り方が違う/本のタイトルを知るための情報が必要/娯楽の本は持ち込み量が決まっているが、訴訟関連は対象外/刑務所でどんな過ごし方をしてた?/刑務所でもテレビを見られる/訴状を書く時、マス目のシートを使った/出所後にOCRすることを想定/訴訟に関する郵送は制限ない/要視察者の対象に/「受刑者は裁判なんて起こさないだろう」と思われている?/なぜ仮釈放をもらえた?/「この裁判に負けたら刑務所は無法地帯になると思っていた」
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◾️刑事弁護のレジェンドに学んだ元裁判官の「名弁論」 吉田京子弁護士、法令違憲を勝ち取っても歩みは止めず
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【出演者】
・八木橋健太郎さん(https://x.com/k_yagihashi1270)
・一宮俊介/弁護士ドットコムニュース記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
「真相を明らかにしたい」。裁判にそんな期待を持つ人は珍しくありません。
取材する記者も、裁判所が認定した「事実」を一つの事実としてニュースで取り上げます。
しかし、法律家からすると、こうした捉え方には危うさがあるといいます。
【番組内容】
初めてのリモート収録/小倉さんは体調不良/今回は法律ネタ話/記者は裁判所の判断をよりどころにしがち?/記者になった小倉弁護士の違和感/そもそも裁判は真実を探す場所じゃない/裁判所が認定した事実≠真実/当事者はありのままを主張するわけではない/人の記憶はワイン⁉︎/人間はナラティブを生きる/神様の視点を得るのは不可能/ふと思い出した就活時の思い出/記者を目指したのはもっと複雑だったような…/じゃ、どうやって記事を書けばいいのか?/「違うかもしれない」と震えながらやるしかない/争いがないことは事実と認定するのが裁判/刑事裁判では唯一、真実を知る者がいる/加害者の悪が強調されがち?/複雑な事象を分かりやすく伝えるのがメディアの役割だが…/神様が知る真実に近づくことはできる/とはいえ、裁判で知れることもあるのも事実/弁護士と記者、割り切らないとやってられない?/法律を学ぶと記事を書けなくなりそう…/正確性を突き詰めたら判決文を載せるしかない
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◾️弁護士はなぜ「黙秘」を勧めるのか 被疑者を「ガキ」となじる検察の取調べ動画にみる「刑事司法の課題」
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◾️滋賀医大生・性暴力事件、大阪高裁はなぜ「無罪」と判断? 【判決詳報】
https://www.bengo4.com/c_1009/n_18282/
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https://www.bengo4.com/c_18/n_17436/
【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
「そんなにお金がほしいのか?」
民事裁判の記事を書くと、こうした反応がよく寄せられます。
しかし、当事者たちの生の声を取材していると、そうした言葉がいかに的外れで本人たちを傷つけているかがわかり、とても悲しい気持ちになります。
理解ある人にとっては当たり前かもしれませんが、知らない人には知っておいてほしい話です。
【番組内容】
昔はこんなに暑かった?/子どもと大人の感じ方が違うのか/焦げパンを呼ばれた子ども時代/なぜ裁判を起こすのか?/民事裁判へのよくある反応「金のため?」/鍵飲み込み死亡を伝えた記事に寄せられたコメントたち/思いもしない方法による事件もある/組織VS個人の闘いは圧倒的な情報格差がある/裁判には時間も金もかかる/100歩譲って金目的でも問題ない/弁護士報酬はどう決める?/安易な書き込みが当事者を傷つけている/生き返させられるならそうする/民事裁判で多くの問題が明らかになった大川原化工機の冤罪事件/高額な賠償は問題の大きさも示す/真摯に謝れば終わっていた話
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
司法試験を受けるための資格を得る「予備試験」。8月7日に最初の関門である短答(択一)試験の結果が発表されました。
試しに受けてみた一宮の結果はいかに…。
問題のタイプによって解き方のコツがあるようで、弁護士の小倉さんにアドバイスしてもらいました。
予備試験で実際に出題された問題も少し紹介しています。
【番組内容】
予備試験の短答の結果が発表/改めて予備試験とは?/果たして一宮の受験番号は合格一覧に載っていたのか?/270点満点中何点だった?/今回の配信、受験生以外は面白くないかも/好きな刑法は撃沈/一番高かったのは一般教養…/刑法1問目から時間を取られるはめに…/「パズル問」を解くコツ/時間配分に注意/点数が取れるところから解いていく/間違い選択問題は正しいものを選ぶより間違いを選ぶべし/牽連犯、観念的競合とは?/ 択一は筋トレ!才能は関係ない/来年の方が点数が下がる⁉︎/自分の現在地を知れた/一般教養は対策しようがない
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◾️司法試験のデジタル化「受験生が不安定な状況に」日弁連が法務省に改善要求
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
夏の甲子園に出場中の広陵高校の野球部内で上級生が下級生に暴力を加え、被害者が転校していたことが明らかになりました。
まだ詳細ははっきりしていませんが、SNSでは生徒の名前や顔写真、その家族の個人情報などが拡散され、ネット私刑の状況となっています。
事実が曖昧な状況で取るべき態度とは──。新聞社にいた時に高校野球を担当した一宮の経験も振り返りました。
【番組内容】
スタンドマイク買いました/野球小僧だった2人/高校球児なのに甲子園に出場する方法を知らなかった一宮/現役時代は私立高を一方的にライバル視/甲子園に出場中の広陵高校野球部で暴力/SNSで顔写真や名前が拡散/事実関係は今のところ不明/メディアも裏付けを取れない情報は報じられない/ザワザワする気持ちを抑えるために真偽不明の情報に飛びつくのか/冷静に見守る態度が必要/リポストでも名誉毀損になる/安易なクリックが取り返しのつかないことに/スポーツの世界の暴力にはきちんと向き合うべき/ジャニーズ問題に通じる高校野球とメディア/新聞記者時代に高校野球を担当した一宮/甲子園を主催する新聞社は出場校の不祥事を書きにくい?/冷静になりたい
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◾️炎天下の高校野球、熱中症で倒れたら「誰の責任」になる? 主催者の"法的義務"を弁護士が解説
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
小倉さんが「街弁(まちべん)」から弁護士ドットコムのニュース編集部に転職してきてから10カ月が経ちます。
そもそも、弁護士から全く別の業種である記者・編集者の仕事に移ろうと思ったのか。
記者になって直面したギャップや面白さについて話をしました。
【番組内容】
転職してもうすぐ1年/弁護士時代は何を?/転職候補には企業法務も/弁護士ドットコムを選んだ決め手/メディアへの嫌悪感はなかった?/記者になって感じたギャップ/かなり読まれた松本人志さんの「訴え取り下げ」解説記事/弁護士の加入でパワーアップした弁コムニュース/強度の高い仕事が増えていく/技術が発達した先の社会/小倉さんがしたいこと
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◾️首都高で車線ふさぎ、後続車を恫喝…止まぬ「あおり運転」トラブル 被害にあったらどんな請求ができるのか?
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
参院選の投開票があった7月20日。記者である一宮はこの日、司法試験の受験資格を得るためのテスト「予備試験」を受けていました。
半年前から法律講座の動画を見始めたものの、試験範囲を終えられないまま本番へ。結果はいかに…。
【番組内容】
7月20日は参院選の投開票/同じ日にあった予備試験を受けてきた/予備試験は司法試験の受験資格を得る試験/司法試験合格までの長い道のり/予備試験で時間足りず…/「5人に1人しか受からない」と思うのか「5人に1人も合格する」と考えるのか/ストレスはパフォーマンスを上げる/合格に一番必要なのは「根拠のない自信」⁉︎/受験生は一緒に頑張りましょう
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◾️「自分の世界を持とう」専業主婦から50歳で弁護士に 3時間睡眠で子育てと受験を両立
https://www.bengo4.com/c_18/n_18541/
◾️旧司法試験7連敗 ロースクールに救われて30歳で弁護士になった 「勉強した日々は無駄じゃない」
https://www.bengo4.com/c_18/n_17440/
【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
厚生労働省が生活保護の支給額を2013年から段階的に引き下げたことについて、最高裁判所は6月27日、当時の判断は違法だったとして処分を取り消す判決を言い渡しました。
生活保護バッシングが沸き起こった時から10年以上。ようやく最高裁の結論が出たことを受けて、当時を振り返りながら雑談していたら、思いのほかヒートアップしました。
2時間超、どうぞお聴きください。
【番組内容】
記者を目指したきっかけは生活保護バッシング/なぜ自らの首を絞めようとするのか/黙秘権の話に似ている/自分ごとと感じられない問題/世の中は不合理なことだらけ/なぜ弁護士ではなく記者を目指した?/自分の問題設定に自信がなかった/生活保護引き下げを求める心理とは/自分ごとになった瞬間恐ろしい/目の前の「損」の方が感情を揺さぶる/保険に入るかどうかと同じ話?/引き下げろの声は間違いではない?/客観的な真実はわからない/国が保障する水準に正解はない/引き下げるべきだったかは判断できない⁉︎/客観と主観が混じった話/どう伝えるか/問題意識がないと伝えられない?/外国人排斥をどう伝える?/宗教は戦争じゃなく勧誘でいい/アウシュビッツ虐殺/インパクトを高める報道が多い/取材を続けるには熱い想いが必要?/自分を疑う小倉さん/自分の正義を作らない/絶対主義をつくらないという絶対主義/信念を貫く人が弁護士に向いている?/自分の問題意識に自信がなかった/司法試験のチャレンジはなぜ続けられたのか/従来の考え方が簡単に覆る法律の世界/自分は何色?/言葉にすると考えが整理される/取材で当事者性を分け与えてもらう/記者としての心構え/記事で何を伝えたいのか/パンの作り方を伝えたい小倉さん
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
神奈川県座間市で2017年に男女9人を殺害したなどとして死刑が確定した白石隆浩死刑囚(34)の刑が6月27日、東京拘置所で執行されました。
死刑をめぐっては、「もっと早く執行すべき」や「廃止すべき」といった話題が出ることがありますが、そもそも私たちはどれだけ死刑のことを知っているのでしょうか?
【番組内容】
毎日暑い/7月5日に地球は滅亡する⁉︎/知らない方が幸せなことがある/無関係なことでも関係づけようとしてしまう?/精密検査の結果、異常なし/病は気から/6月27日に死刑が執行された/全ての弁護士が死刑に詳しいわけではない/禁固刑、懲役刑に並ぶ刑罰/死んで初めて刑が完成する/死刑と国政選挙の関係はある?/5年に1度の世論調査は「やむを得ない」が8割/正直、死刑どう思う?/6カ月以内に執行しないのは法令違反/死刑を待つ間も「拷問」/弁護士会の声明と各弁護士の考えは違う/法律は国民の意思が反映される/腹切り文化も影響している?/死刑確定までの手続きは十分にすべき/死刑を待つ状態自体が刑罰?/国民は死刑について知らされていない/死刑が確定した途端、取材はほぼ不可能に/死刑になったことで本人はどう変わるのか/刑罰を科す目的は一般予防と特別予防/被害感情も踏まえて考えるべき?/裁判は真実を明らかにする場ではない/死刑の是非は判断できない/死刑の記事への批判にモヤモヤ/死刑囚から冤罪が判明した袴田巌さん/何十年も前の死刑囚をなぜ執行しないのか?/現状は感情論になりがち/不透明な運用が大きな問題
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【出演者】
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)
【概要】
弁護士でありながら記者の仕事に転職してきた小倉さん。最近、ある記事について読者から「間違いでは?」との指摘があり、ドキッとしたといいます。
結局、記事に間違いはありませんでしたが、「自分が間違っているんじゃないか?」という不安を感じ、それが同時に、被疑者や被告人が「自白する心理」につながっているような気がしたそうです。
場面は違えど、健康診断で要精密検査の結果が出た一宮も、先が見えない状況に置かれた時の心情の変化を感じる経験がありました。
人間はなぜ、やってもいないことを自白してしまうのでしょうか。最近あった身近な出来事をもとに、あれこれ話してみました。
【番組内容】
番組冒頭のメロディーを作ったのはこの人/ウクレレを始めたきっかけは司法試験/挫けそうな時の音楽/一人旅に疲れた/海外旅行に行くならどこ?/今回のテーマは自白/読者から記事の間違いを指摘され動揺/当事者と第三者で捉え方が変わる/犯行を認めても細かい部分に認識の差もある/供述調書は捜査員の作文/ニュースの被疑者の供述には警戒すべし/取り調べは捜査員の解釈が入る/大川原化工機の冤罪事件でも取り調べに問題/孤立すると自信がなくなる/相手に迎合することも/目の前の苦を避けるために自白/健康診断で精密検査を指示され動揺/先が見えない状況は不安になる/人間は不確実性に耐えられない?/子どもの供述はより慎重に見るべし/いきなり捜査対象になったらどうすべき?/調書に書かせる権利もある/「捜査機関」対「個人」の力の差
【出演者】
・一宮俊介/記者
・小倉匡洋/弁護士・記者
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上から落ちてきた人が下にいた人を巻き添えにして死亡する事故が起きています。
今年5月、大阪市の歩道を通行中だった男性が近くのマンションから転落してきた70歳の男性に巻き添えになり死亡しました。
昨年8月には、JR横浜駅に直結する商業施設の屋上から女子高校生(17)が転落し、下の路上にいた女性(32)を巻き込み、2人とも亡くなるという痛ましい事故も起きています。
誰もがいつ被害者になるか分からない転落巻き添え死亡事故ですが、残された被害者遺族が救済される十分な仕組みがないことを知っていますか?
<話の流れ>
大阪市のマンション転落巻き添え死亡事故/JR横浜駅の女子高生飛び降り巻き添え死亡事故/救われない被害者と遺族/飛び降りて巻き添えにする行為はなぜ殺人罪にならないのか/過失致死や重過失致死になる可能性はある/いずれにしろ被疑者死亡で不起訴/刑事責任は問えない/では民事責任はどうなる?/亡くなった加害者の賠償責任は家族が負う/相続放棄とは?/加害者の家族が相続放棄すれば被害者遺族は賠償請求できず…/犯罪被害者給付金には「故意」が必要/建物の管理に責任があれば賠償請求できることも/相手に支払い能力がない問題も/裁判を起こす分だけ被害者が支出せざるを得ないことも/やられ損が放置されている/自殺する人の背景にも目を向ける必要がある/高い建物が多い東京、誰もが被害に遭う可能性
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ニュースでは逮捕された人の実名や顔写真が報じられることがありますが、中には冤罪事件の被害者もいます。実名や写真を一旦報じられたら、社会復帰にとてつもない悪影響が生じます。
一方で、性暴力の被害者は声をあげることが難しく、表面化しない事件も相当あるとみられています。性被害の当事者を守り、かつ冤罪も生まないために、周囲は告発をどう受け止めればいいのでしょうか。
◆性被害の告発を社会はどう受け止めるべきか?/性被害に遭った時のサポート体制が必要/無実でも反論したら二次加害と批判される状況/加害者にも家族や人生がある/不同意わいせつへの法改正のメリット・デメリット/無罪でも一度の逮捕報道は元に戻らない/留置場でのトランスジェンダーの対応/中立、冷静に見てほしかった/人質司法の違法性を訴えて提訴◆
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