
財産を奪われるだけでなく、家族から責められることで、被害者を二重にも苦しめる「特殊詐欺」。
希死念慮のある人や、自死遺族からの悩みや相談にのる成田市のNPOは、そうした特殊詐欺などの被害者たちから「死にたい」という連絡を日々受けています。
警察庁によると、特殊詐欺の被害は、今年7月末時点ですでに、過去最悪だった前年の年間被害額718.8億円を超え、722.1億円を記録したといいます。
特殊詐欺に対する我々の感覚も狂ってきているのかもしれません。取材した塚田記者と話しました。
【番組内容】
「ケンシン」といえば/自殺相談にのる住職を取材/特殊詐欺の被害額、1年で大谷翔平選手の10年契約額に匹敵か/電話相談のメモに書かれた辛い体験の数々/家族にも責められる被害者/被害者の痛みを想像できない加害者/特殊詐欺は間接殺人⁉︎/被害の重大性として量刑上反映される可能性も/我々の感覚も狂っていないか?/「闇バイト」という言葉、もう捨て去るべきでは?/言葉のキャッチーさが影響していないか?/高齢者の心のスキマに入り込む犯罪/特殊詐欺グループが福祉的役割を果たしている⁉︎/服役中の若者は子どもだけで生活していた/電話口から聞こえる川の流れ音/若者も自殺が多い日本/速報ニュースの裏にある被害者のその後/誰もが騙される可能性がある/塚田さんの取材テーマは「少しやらかしてしまった人たち」
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【出演者】
・塚田賢慎/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/8/)
・一宮俊介/記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)
・小倉匡洋/弁護士・記者(https://www.bengo4.com/topics/author/25/)