
今年5月、1人の受刑者が弁護士をつけずに塀の中から裁判を起こし、国の責任を認めさせるという異例の判決を勝ち取りました。
インターネットどころか、スマホやパソコンが使えない塀の中で、どうやって裁判を闘い、勝訴したのでしょうか。そして、刑務所の中でどんなことを体験したのでしょうか。
刑務所から出てきたばかりの本人にじっくりと聞きました。
(2回に分けての配信となります。今回は【前編】です)
【番組内容】
今回のゲストは現役の受刑者/7月30日に仮出所したばかり/喜連川→長野→加古川、刑務所を転々/不良移送とは?/懲役7年、何をした?/当時2億円のビットコイン、今だといくらに…/一宮が取材を始めたきっかけ/刑務所にいながら弁護士つけずに国に勝訴/ひげ剃りを強制され提訴/法廷に出廷できなかった/「勝てると思っていた」/刑務所ではPC使えず、全ての裁判資料を手書き/裁判をどう闘った?/刑務所にある本は古いものばかり/刑務所によって本の借り方が違う/本のタイトルを知るための情報が必要/娯楽の本は持ち込み量が決まっているが、訴訟関連は対象外/刑務所でどんな過ごし方をしてた?/刑務所でもテレビを見られる/訴状を書く時、マス目のシートを使った/出所後にOCRすることを想定/訴訟に関する郵送は制限ない/要視察者の対象に/「受刑者は裁判なんて起こさないだろう」と思われている?/なぜ仮釈放をもらえた?/「この裁判に負けたら刑務所は無法地帯になると思っていた」
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【出演者】
・八木橋健太郎さん(https://x.com/k_yagihashi1270)
・一宮俊介/弁護士ドットコムニュース記者(https://www.bengo4.com/topics/author/23/)