高齢化が進む日本では、65歳以上の3人に1人は認知に関わる症状があるんだとか…3人に1人‥‥その多さに驚きます。
「認知症を発症することに対する恐怖や恐れのような感情 は“Dementia Worry(認知症恐怖)”と言われるんですが、知っていますか?」
そう話すのは名古屋大学の|星野 純子《ほしの じゅんこ 》さん(医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 准教授)。
「今回、DWを感じる人の特徴を明らかにすることができました。」
そう話すのは、名古屋大学の|中山 綾子《なかやま あやこ》さん(医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 博士後期課程学生)。
認知症は確かに怖いですが、認知症になってないのに、なるかもしれないと恐れること?早速お話を聞いてきました。
2025年8月19日、名大研究の「今」を味わう新企画「ランチタイム・フロントライン」が始動!お昼休みにお昼ごはんを食べながら、本日の研究者シェフの研究トークを囲みました。
第1回の研究者シェフは、笠原竜四郎(かさはら りゅうしろう)さん(名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 准教授)。植物のタネの赤ちゃん「胚珠(はいしゅ)」の研究者です。
今回のメインストーリーは、植物にも「へその緒」が見つかったという、笠原さんの最新の研究成果。研究のきっかけから、160年ぶりの新組織発見に至るまでの試行錯誤、将来的な農業や医療への応用まで、笠原さんの語りと参加者の問いが交差した40分間を、ほぼノーカットでお届けします。
noteで、成果に関する情報リンクや関連資料、当日の写真を掲載しています。
身の回りのものをどこまでも小さくして、これ以上小さくならない!という物質の最小単位が「素粒子」です。日常生活で素粒子をあまり感じることはありませんが、私たちの周りにあるすべてのモノは全て素粒子から出来ています。
「分割できないモノのその先に、何があるのか。とても気になっているんです。だから素粒子に興味持ってますね。」
そう話すのは名古屋大学の|井黒 就平 《いぐろ しゅうへい》さん(高等研究院/素粒子宇宙起源研究所(KMI) 特任助教)です。
今回は、井黒さんと親交の深い、名古屋大学の|高橋 将太《たかはし しょうた》さん(素粒子宇宙起源研究所(KMI) 特任助教)も一緒にお話を聞きました。
「モンスター銀河」と呼ばれる星を爆発的に生み出す銀河が注目されています。
通常の銀河だと年間数個程度の星を形成するのに対し、このモンスター銀河は数百から千倍も多く星を形成するんだそうです😮。宇宙ができた初期に数多く存在していたと考えられていますが、その多くは未だ分かっていないんだとか…
「今回私が見つけたモンスター銀河は、高速で回転する巨大な渦巻銀河だったことがわかりました。」
そう教えてくれたのは名古屋大学の|梅畑 豪紀 《うめはた ひでき》さん(高等研究院/大学院理学研究科 YLC特任助教)です。
モンスター銀河?一体どんなものなのでしょうか…?
暖かくなると、日の時間が長くなるにつれて、植物の茎が伸び、そして花を咲かせる…そんな当たり前に目にする光景ですが、茎が伸びることと花が咲くことが同じタイミングで起こるのか、実は分かっていないとか…
「植物が季節を感じて、茎の伸長も花芽形成もどちらも促進させるモノを見つけました。」
そう教えてくれたのは名古屋大学の|高木 紘 《たかぎ ひろし》さん(高等研究院/生物機能開発利用研究センター YLC特任助教)です。
一体どんなモノなのでしょうか…??
最近よく耳にする”ビッグデータ”。簡単に言うと、「日々生成される多種多様な大量のデータ群」ですが、実は医療の現場でも存在します。
「発生率が低いイベントを調べるためには、医療ビッグデータはとても重要なのです。」
そう教えてくれたのは名古屋大学の|中杤 昌弘 《なかとち まさひろ》さん(医学系研究科 准教授)と|正木 宏享《まさき ひろたか》さん(医学系研究科 博士後期課程/名古屋大学医学部附属病院看護部 看護師)です。
医療ビッグデータって、どんなもので、どんな活用がされているのでしょうか?
早速今回の成果についてお二人に教えていただきました。
生命誕生の起源には海ってとても重要だったようですが当時の海ってどんな姿だったのか…
「太古の海って、”緑の海”、だったことが分かりました。」
そう教えてくれたのは名古屋大学の|松尾 太郎 《まつお たろう》さん(取材当時:理学研究科 准教授|現在:大阪大学大学院 大学院理学研究科 教授/名古屋大学大学院理学研究科 特任教授)と|三輪 久美子《みわ くみこ》さん(理学研究科 特任助教)です。
今では海って、”青色”だった気が…??太古の海と何が違うのか?早速今回の成果についてお二人に教えて貰いました。
「|網膜剥離《もうまくはくり》」の治療法は手術で剥がれた網膜をくっつけるのですが、その際に登場するのが、「シリコーンオイル」。眼内充填剤として利用されているようです。
「シリコーンオイル充填で原因不明の視力低下が起こることもあります。」
そう教えてくれたのは名古屋大学の|清水 英幸 《しみず ひでゆき》さん(医学部付属病院 眼科 助教)です。なぜ原因不明の視力低下が起こってしまうのか、その原因を探るべく研究を続けています。
シリコーンオイルが一体どんな悪さをしてしまっているのか…?
年を重ねると体の機能が低下し、悲しい哉いろいろな変化がでてきます。
そんな避けては通れない老化現象ですが、「脳の老化メカニズム」を解き明かすべく研究を進める研究者がいます。名古屋大学の野間 健太郎 《のま けんたろう》さん(大学院理学研究科 (生命系G30《グローバル30》担当) 准教授)です。
「脳がどのように老化していくのか、その一端が分かりました」
それはとても知りたい…早速お話聞いてきました。
中学1年生の理科で初めて登場する[「アンモニア」。工業的にはハーバーボッシュ法で合成されています。
この方法では、高温・高圧の条件下で反応を行っています。この工程をもっと簡単にできないか?と研究を進める研究者がいます。名古屋大学の永岡 勝俊 《ながおか かつとし》さん(工学研究科・未来社会創造機構 教授)です。
「反応温度と圧力が低く、高速でアンモニア合成できる”触媒”を開発しました。」
一体どんな触媒なのでしょうか…?
血液中のいろいろな細胞はある一つの細胞が元となって作られています。
その細胞とは、造血幹細胞《ぞうけつかんさいぼう》。
ヒトでは主に骨髄に存在して、さまざまな血液の細胞を常時生み出しています。そんな造血幹細胞の研究を進めるのが、名古屋大学の|古橋 和拡《ふるはし かずひろ》さん(医学系研究科 腎臓内科学講座 講師)です。
「造血幹細胞の中でも”本当の⁉”造血幹細胞を見つけました。」
そう教えてくれましたが…「本当の」幹細胞とは一体???
CAR-T《カーティー》療法、って聞いたことありますか🧐?日本で2019年に承認された、「血液がん治療の新しい方法」です。
「しっかり増えて、しっかり戦い、しっかりがんを治す。そんなCAR-T細胞を作ることを目指して研究を進めています。」
そう教えてくれたのは、医師で造血幹細胞移植・細胞療法の臨床・研究に携わる、名古屋大学の寺倉 精太郎《てらくら せいたろう》さん(医学系研究科 血液・腫瘍内科学分野 講師)と安達 慶高《あだち よしたか》さん(医学系研究科 元大学院生、現在ミシガン大学 リサーチフェロー)です。
今回、CAR-T細胞をしっかり増やす仕組みを明らかにできた、とのこと。早速お話を聞いてきました。
「心不全の患者さんの数は増えているのに、特効薬がありません。」
そう医療の現場の状況を教えてくれたのは、名古屋大学の|吉田 達矢《よしだ たつや》さん(医学系研究科 客員研究)と藤 幹人《たけふじ みきと》さん(医学系研究科 講師)です。お二人は共に心不全の基礎研究を進めながら医師として仕事をしています。
今回は心不全の制御機構に新しい発見があったとのこと。早速お話を聞いてきました。
X線顕微鏡に魅せられた研究者がいます。名古屋大学の|松山 智至《まつやま さとし》さん(工学研究科 教授)です。
松山さんはこれまでにX線顕微鏡の「精度」を極めるため、「いい光源」と「いいレンズ(鏡)」を極めてきました。今回は、少し異なるアプローチ。精度が低い顕微鏡を使って撮った「ボケた写真」でも、工夫すればすごくキレイな絵になるんじゃないか?と考えて研究を進めています。
そんなピンボケをAI技術で取り除くことができました!とのこと、その詳細について教えていただきました。
私達が食べた物は主に腸から栄養素が吸収されます。その過程では、数多くの腸内細菌叢《ちょうないさいきんそう》が、さまざまな代謝をしています。この腸内細菌叢による食品の代謝産物を利用して心臓を守りたい、と研究を進める研究者がいます。
最近の研究成果について、名古屋大学の|古川 希《ふるかわ のぞみ》さん(医学系研究科総合保健学専攻 助教)にその詳細について教えていただきました。
自然や音楽に含まれている「低周波音」。この低周波音の中でも特に40Hzに着目をし、その振動を用いて様々な疾患の治療に立ち向かう研究を進める研究者がいます。
最近の研究成果について、名古屋大学の鈴木 泰博(すずき やすひろ)さん(情報学研究科 准教授)にその詳細についてお話を聞きました。
心臓は障害を受けると「線維化」して固くなってしまいます。そして、それは心不全の発症と増悪に大きく寄与していると考えられていますが、その詳細は未だ分かっていません。心不全を極めたい、そう思って研究に立ち向かう臨床医の研究者がいます。
最新の研究成果について、名古屋大学の吉田 聡哉(よしだ さとや)さん(医学系研究科 博士後期課程学生)と竹藤 幹人(たけふじ みきと)さん(医学系研究科 講師)にお話を聞きました。
構造性発色(構造色)とは、色素や顔料を用いずに光の反射によって見える色のことです。この構造色の材料を作り出す研究者が名古屋大学にいます。今回、この構造色に更に新しい発見があったとのこと。
最新の研究成果について、名古屋大学の竹岡 敬和《たけおか ゆきかず》さん(工学研究科 准教授)と|何 佳磊《ひ じゃれい》さん(工学研究科 博士後期課程学生/現在:上海交通大学医学院虹橋国際医学研究院 助手研究員)にお話を聞きました。
名大で、「民事訴訟」をドラマ仕立てに描いた動画が制作されました。なぜ大学で裁判ドラマ?原作を担当した上松健太郎さん(弁護士・名古屋大学大学院 法学研究科 准教授/実務家教員)に聞きました。
詳しくは、noteをご覧ください!
今回のトピックは、筋肉の三次元培養とケルセチンの筋持久力アップについてです。
シリコン素材でできた直径5ミリほどのちいさなマイクロデバイス。これを用いて作ったヒトの筋肉の三次元培養組織を用いて、ポリフェノールの一種であるケルセチンの筋肉に対する効果を評価したそうです。 名古屋大学の工学研究科准教授の清水一憲(しみずかずのり)さんと、サントリーウエルネス株式会社の研究員であり、工学研究科博士後期課程の永井研迅(ながい あきとし)さんに最新の研究成果について教えていただきました。