第17回【ゲスト:人類学者・久保明教】バラバラなものをバラバラなままでつなぐことは実はキツい〜久保明教『内在的多様性批判』を読み解く③
【本日の内容】
多様性について/対話は二人以上の人たちのおしゃべり/なぜ対話することが強いられるのか/「仕方」が違うことが問題になるときに対話が強いられる/やり方を公的に固定すること/同質性へのカウンターとしての多様性/違うものを違うままで残しておくこと/バラバラなものをバラバラなまま繋ぐことは実はキツイ/欲望を喚起しない=社会正義にならない/欲望する対象を提示しないということ?/第七章を独立させて新書で出して/言語を正しく使うこと/完全な誤解でもなく完全な同意でもなく伝わる/斜方的比較と『三体』/既存の欲望ではなく、これからありうる欲望を喚起する/エゲツない本書いちゃったな
【本日登場した本】
・久保明教『内在的多様性批判』(作品社) https://amzn.to/4qkvD7S
・劉慈欣『三体』(ハヤカワ文庫SF)
◎この番組は、オンラインの哲学講座ソトのガクエン代表の小林卓也と、企業内哲学研究者の佐々木晃也が、社会と哲学をつなぐ可能性について考え、語り、提案する哲学対話プログラムです。
◎番組に関する質問や感想は、Spotifyのコメントもしくは、公式X(https://x.com/philo_to_biz)にDMをお寄せください。また、Googleフォーム(https://forms.gle/J5yL6Vuo3hR3YpXY8)もご用意していますので、ぜひご利用ください。
ソトのガクエンや佐々木さんへのお仕事のご依頼・ご相談は、info@dehors-org までご連絡いただけますと幸いです。
【パーソナリティー】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
・ホームページ https://www.dehors-org.com/
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佐々木晃也(株式会社メタ、企業内哲学研究者)
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哲学する哲学対話・第16回【ゲスト:人類学者・久保明教】多様性のために「対話」は有効なのか?~久保明教『内在的多様性批判』を読み解く②
【本日の内容】
哲学と人類学の対話/主体は変様する?/人類学における比較の話/哲学における比較は理性?/形容詞を書くと怒られる/価値判断と哲学/こうでしかあり得ない/哲学者が言っているからというからと言って、それが思考するに値するとなぜ言えるのか/菅野盾樹先生と久保さんの書き方/スペルベルとギアツ/今回の本は苦しんで書きましたか?/5年かけて書き上げたこと/多様性を認めるために対話は必要なのか?/人類学における「対話」の変遷〜ポストモダン人類学から存在論的転回/対話可能性を前提としない対話/猪瀬浩平『野生のしっそう』の兄との対話/「私の味噌は誰が買ってくれるんですか?」/規範性なしに多様性を捉える/市民(civil)の概念のずれ/
【本日登場した本】
・久保明教『内在的多様性批判』(作品社) https://amzn.to/4qkvD7S
・猪瀬浩平『野生のしっそう 障害、兄、そして人類学とともに』(ミシマ社) https://amzn.to/4qk85Qp
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第15回【ゲスト:人類学者・久保明教】本当に「みんなちがって、みんないい」の??〜久保明教『内在的多様性批判』を読み解く①
【本日の内容】
「みんなちがって、みんないい」のか?/多様性の規範化/哲学と人類学の関係をどう考えるか/リバーシブルな読者/斜方的比較について教えて下さい/ストラザーンの「空白」/ぐちゃぐちゃした現実を記述する/『「家庭料理」という戦場』/カツ代とはるみの正面的比較と側面的比較/「旋回」について/外在が内在に内属する/ありうるべきボエシ『自発的隷従論』/デヴィッド・グレーバーの奴隷制論/具体の細部と人名への延びが人類学と哲学の違い/哲学と人類学における正面的比較/視点の反転と主体の捉え直し/自分が変わらないと論文は書けない/
【本日登場した本】
・久保明教『内在的多様性批判』(作品社) https://amzn.to/4qkvD7S
・番組内で久保さんが述べている本書の執筆ノートはこちらで公開されています。https://note.com/sakuhinsha/n/n9f917965e849
・作品社のnoteで本書の序論が全文公開されています。 https://note.com/sakuhinsha/n/nc510ec9aed79
・エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』(ちくま学芸文庫) https://amzn.to/4ngayc6
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第14回【戦略会議】今後も哲学が継続するという楽観について
【本日の内容】
ドゥルーズのアスレチスムと学問教育/哲学対話は何をしていることになるのか/哲学史ではなく哲学者たちの哲学が好き/哲学研究者であることなしに哲学者であることはない・哲学者であることは哲学研究者に還元されない/概念を作ることが哲学者の「責務」/価値ある哲学者は何をする人なのかが佐々木のテーマ/2000年以上にわたって哲学者はなぜ潰されなかったのか/日本において制度的に哲学が残っているのはなぜなのか/
【本日登場した本】
「ドゥルーズ革命』(月曜社)https://amzn.to/4mP6eQI
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第13回【戦略会議】哲学者が企業と出会うためには何が必要か?(『フィルカルvol. 9 no. 3』企業内哲学特集について③)
【今回の内容】
哲学者と出会う偶然/出会いの必然性を生み出す条件とは?/ピタゴラス精神/哲学者の出会いの場/佐々木さんの行動力/気になるものは全部やってみる/結局は「徳」の話/セクストスの生きることの術/徳を高等教育で教えるべき/幼稚園でストア派を教える/「ぼくたちの哲学教室」/『エチカ』第四部定理六六備考/企業での哲学への関心の減退/企業は哲学を利用する・哲学者も企業を利用する/企業との出会いにおいて哲学は何をしうるのか?/フレデリック・ロルドン/自発的隷従論の系譜/オッフィキウム(カテーコン)の歴史/善でも悪でもない「アディアフォラ」/
【今回登場した本】
『現代思想 2025年10月号 特集=学問の危機』(青土社) https://amzn.to/3KxQV1v
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第12回【戦略会議】「哲学は社会の害悪である」がほんとうに意味するものとは?(『フィルカルvol. 9 no. 3』企業内哲学特集について②)
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第11回【戦略会議】哲学×ビジネスの現場ではいま何が起きているのか?(『フィルカルvol. 9 no. 3』企業内哲学特集について①)
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皆様、こんにちは。哲学する哲学対話「#10 最新の哲学研究動向「フィールド哲学」を深掘りしよう。」を公開いたしました。今回の内容はこちらです。
△△△
共同プロジェクト「フィールド哲学入門」レクチャーを振り返ろう/最近、ちょこちょこラジオ聴いてますと言われます/みんなフィールド哲学だったんじゃない?/なぜフィールド哲学が出てきたのか?/個人の関心か?組織の意向か?/哲学者になるかどうかは自然の選別の帰結です/人類学・社会科学的調査や応用哲学との違い/フィールド哲学になぜ哲学文献研究(モード1)が必要なのか?/ビジネスパーソンにとって倫理とは何か?/哲学者は自己変様するんじゃない?/フィールドワーク先の人たちが読めるかたちで書くこと/我々の生活が問題に直結しているということを記述する/スーパーに肉があるのは普通のことではない/哲学史がないと書けない/フランスの哲学教育(ディセルタシオン)/フィールド哲学は哲学研究か?という問いではもはやない/日本で哲学研究はなぜ立ち行かなくなってきたのか? or そもそも立ち行かなかったのか or そもそも幻想だったのか?/日本の大学における哲学受容の歴史を調べねばならない/フィールド哲学への疑問から佐々木さんが西大路通で車に轢かれた話/フィールドの因果性は無限に遡行できる/保険屋の対応を変えた/アクチュアルをどう捉えるか/コンテンポラリとアクチュアルの違い/フィールド哲学の上位カテゴリーを考える/制度的分割に知的探求が制約されない/スタイル/企業は哲学を入れるのではなく哲学者を雇うべし/労働と余暇を考え直す/人生のどこに哲学を入り込ませるか/哲学は容易に人生に入り込む/哲学はクッションだ/
△△△
今回は、先日(3/19)にいくのパークにて行われた、共生の人間学×IKUNO多文化・ふらっと×ソトのガクエンの共同プロジェクト「フィールド哲学入門」レクチャーを振り返りつつ、佐々木さんと二人でお話ししています。noteでは、佐々木さんが作成した資料をもとに、番組内で紹介が足りない分を補う形で、フィールド哲学関連の情報について書いておりますので、そちらもご覧ください。
https://note.com/dehors_org/n/n74da6631fb0f?sub_rt=share_pb
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第9回「哲学対話はどこへ向かうべきなのか?(久保明教ゲスト回特別編・後編)」
みなさま、こんにちは。ソトのガクエン代表の小林です。
今回の「哲学する哲学対話」は、一橋大学の久保明教さんをお招きした特別編の後編をお送りします(前編はこちら)。
日々の生活と研究のバランスや論文執筆の書き方についてお話しした前編とはうって変わり、当番組の「哲学する哲学対話」に相応しく、哲学対話が持つ可能性はどこにあるのか、哲学対話はどうあるべきかについて議論しています。
途中、意見の対立から、少しピリッとした雰囲気になるものの、お互いの考えの違いを踏まえ、問われるべき問いをしっかり提起することができたのが、今回のハイライトかもしれません。ぜひお聞きください。
△△△
本が読まれるということ/研究を伝えるということ/本以外のチャンネルはあるか/東浩紀と鷲田清一をつなぐルート/哲学史をする必要はあるのか/ブリコラージュと実践/ビジネス、教育、地域に哲学を提供するのではなく、受け手を変えること/「哲学対話なしに収益は生まれない」と言えれば良い/あらゆる経済的・社会的活動は理性的合意形成によって生まれるという前提がヨーロッパにはある/面白いだけじゃ弱い、足りない/哲学対話の定義は?/哲学対話の定義に「哲学」という語を入れちゃダメじゃない?/「哲学」に「対話」は入っていない/「哲学対話は〇〇だから収益につながりうるんです」って言えた方が良いんじゃないの?なんて言えんの?/哲学対話をアジアに導入することの難しさ/「哲学対話」と言う場の居心地の悪さ/哲学対話というものを「哲学」を使わずにどう言い換えれば良いかの哲学対話を実践する/収益についてはそちらで考えてください/収益ではなく共通善/ウェルビーイング、ソーシャル、ポリティカル・コレクトネスの圧力によって経済合理性とは異なるものが必要になる、その時に哲学が必要になるのであって、それが収益にどう繋がるかはそちらが考えることでしょう/「共通善」をどう言い換えようか/「人情」じゃないし「立身出世」でもないし/高度経済成長以後の世界で何が言えるのか/”多様性”/「みんなちがってみんないい」の強さ/「良い多様性だけしか認められない」へのスライド/規範化した多様性にどう立ち向かうか/「問い」を出したということで良いんじゃないでしょうか/「エシカル」に親殺されたんか/「みんなにとっていいこと」/哲学対話は一体何につながっているのか/ポストモダン以降何が言えるのか?/町内FMのDJみたいな/
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第8回「生活と研究のギャップの中で思考する」(久保明教ゲスト回特別編・前編)
みなさま、こんにちは、ソトのガクエンの小林です。今回は、去る2024年のゲストで来ていただいた久保明教さん(一橋大学・人類学)に再度お越しいただき、前回話しそびれたことについてお話しいただく…はずでしたが、近況報告から始まり、それぞれの研究に対するスタンスや論文の書き方の違いなど、さらに興味深い話題について話し込んでしまいました。トータル4時間弱の長さになってしまいましたので、前編と後編に分けてお送りいたします。ぜひお聞きください!
△△△
最近どうしてますか?/芸術と倫理/日々の生活の軸になることってなんですか?/ほとんどの時間はキッチンペーパーを取り替えて生きている/なぜ雑巾ではなくキッチンペーパーを使っているのか?/仕事と研究のあいだ/研究が研究でないものとつながる/研究時間を確保するには生活の豊かさを犠牲にせざるを得ないくない?/哲学と人類学における生活と研究の切り取り方の違い/論文や書くという行為をどう考える?/「ぶひゃー」が出てくる/論文を書くということは、既存の枠に「ぶひゃー」をぶつけて新しい枠を作ること(久保さん)/フーコーは、今まで言語化されてこなかった「ぶひゃー」を大きな枠でまとめて、もう一度巨大な「ぶひゃー」を喚起した/大学院生は生活と研究の距離がめちゃくちゃ近い/論文をどうやって書いているか/論文をいつ書き始める?/暗闇の中のぴょんぴょん/他の人が書かないから書く/大学院楽しすぎるから今日は行くのやめておこう/博士論文を書くと顔が歪む/ちゃんと意味のある文章を書くためには、一回6時間欲しい/「ぶひゃー」口がつかめれば、自分が「ぶひゃー」口になればもう書ける/「赤かぶ祭り」翻訳バイト/文体の話/ギャップの中で思考する/文体と思考の繋がり方/「〜における」研究は本当にダメなのか?/スピノジアン研究とスピノジスト研究/人類学と哲学の流通の違い/「哲学する哲学対話」はどの方向性を目指しているのか?/考えてこなかったことを考える場/知識伝達とは違う形で/考えることと生きることの繋がりを言語化する/なぜ雑巾ではなくキッチンペーパーを使っているのか?(再び)
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第7回「学問は何の役に立つのか?」アフタートーク
今回は、前回、前々回に人類学者久保明教さんをお招きし「学問は何の役に立つのか」をテーマにお話ししていただいたことを受けて、小林と佐々木さんが二人で語るアフタートークをお送りしています。第5・6回は下記よりお聞きください。
・第5回「学問は何の役に立つのか?」という問いに愚直に答える(初ゲスト回:久保明教①)
・第6回「学問は思考の可動域を拡げる?」(ゲスト:久保明教②)
▽▽▽
久保さん回まとめ/なぜ思考の可動域を広げるのか?/人類学と哲学のデフォルトの違い/y=fxの等式自体を問う人類学と哲学のxとy/真理を獲得する能力=理性/哲学とは何かを語ることと哲学を実際にすること/第一哲学は倫理学では人間以降の哲学を語れない/企業内哲学ギレルモ・コズロウスキー/「哲学とはなんの役に立つのか?」という問い方自体を変えること/「役に立つ」という問いは紋切り型/
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第6回 学問は思考の可動域を拡げる?(ゲスト:久保明教②)
今回も前回に引き続き、人類学者の久保明教さんをお招きし、「学問は何の役に立つのか?」をテーマに議論しています。
前回、久保さんは、「学問は何の役に立つのか」という問いに対し、三つの応答があるとして、学問が知識を作るという点で、私たちの生活の役に立ってしまうことがあるというのを、漫画『ちはやふる』や野球における古文の役割に言及しながら提示されていました。今回は、残りの二つについてお話されています。
▽▽▽
応答2(直接的な応答):思考の可動域を拡げる/人類学の授業の組み立て方/人類学という学問の苦悩/拡げるとともに狭める/カント『純粋理性批判』が全部悪かった/呪術と医学/経験と超越論的近代的世界との調停という問題・構図の発生と人類学の発生/思考の可動域を拡げるという言い方の耳通りの良さ/本当は辛いこと/応答3(問い方への疑義):「役に立つ」という言い方自体が問いの対象となる/y=fxのyの価値は問われないという問題/何らかの価値があるということ自体を問う必要性/
△△△
📓番組内容に関する詳細についてはこちらのnoteをご覧ください。
https://note.com/dehors_org/n/n2a962ae183ad?sub_rt=share_pb
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第5回「学問は何の役に立つのか?」という問いに愚直に応える(初ゲスト回:久保明教①)
今回は、人類学者久保明教さんをお招きし、「学問は何の役に立つのか」というド直球のテーマについて議論をいたしました。
この問い自体、あまりにも漠然としているため、なかなか応えにくい問いであると同時に、むしろ、いかようにも応えられます。この問いに対して、人類学という観点からどのような応答ができるのか? 学問は単なる情報伝達ではなく、私たちの思考や生活に何を与えるのかということについてお話いただいています。ぜひお聞きください。
▽▽▽
久保明教/学問は何の役に立つのかという問い/役にたつ or 役に立たない/縦の哲学と横の人類学/文系の学問は何の役に立つのか?〜三つの応答(間接、直接、問い方への疑義)/応答1(間接的な応答):役に立っちゃうことがあるよね(知識を作るということ)/古文漢文がないと「ちはやふる」と野球漫画は消える/現在の学問日本語の貧弱性/新しい用語を作るときに旧来の表現の制限と拡張が問題となる/進化主義(人類史)的観点が日常に入り込んでいる/言説という表現/学問外部と内部の流通/学問が提示するものと社会が求めるものとのギャップ/ゲリラでやる、パッケージ化できない
△△△
📓番組の補足情報、後記についてはこちらのnoteをご覧ください。
https://note.com/dehors_org/n/nab5b05c92d67?sub_rt=share_pb
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第4回「戦略会議①-4」
一般社団法人てつがく屋さんの哲学対話/アーギュメントを作り出す力(Make Clear to the Mind)/ 「わかったぞ!」「そうだな!!」ってなる言論行為が「アーギュメント」/小学生がガンガンアーギュメントをやる/こんな子供たちが社会に出てきたら事情が変わる/一回きりではなく持続的に継続的な集団を作る/彼らが力を発揮できるよう社会を早急に変えねば/アーギュメントを作る能力は生得的?/論理的思考は文化・社会相対的/みんなでやらないと、やることありすぎて時間が足りない/哲学研究者は絶対に一回はこの感動を味わっている/考えて終わるだけでなく社会を変えねばならない。みなさん一緒にやりましょう。
📓番組の補足情報、後記についてはこちらのnoteをご覧ください。
https://note.com/dehors_org/n/n3b2260acb7c6?sub_rt=share_pb
【番組内で紹介した本】
・渡邉雅子『「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル』(岩波書店)
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第3回「戦略会議①-3」
オルタナティブな「生き方としての哲学」/フィロソフィー・ド・テラン(実地哲学)/フランスエピステモロジー(科学認識論)との違い/「はな〜ん」ってどういう感情?/巻き込まれる哲学/理論と実践は分離がない/経験哲学・実地哲学の系譜/オルタナティブな哲学のために読むべき本を紹介/哲学対話のさまざまな起源/哲学対話を求める欲望をこそ見るべき
📓番組の補足情報、後記についてはこちらのnoteをご覧ください。
https://note.com/dehors_org/n/n67a8a6cca2cc?sub_rt=share_pw
【番組内で紹介した本】
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◎この番組は、オンラインの哲学講座ソトのガクエン代表の小林卓也と、企業内哲学研究者の佐々木晃也が、社会と哲学をつなぐ可能性について考え、語り、提案する哲学対話プログラムです。
◎番組に関する質問や感想は、Spotifyのコメントもしくは、公式X(https://x.com/philo_to_biz)にDMをお寄せください。ソトのガクエンや佐々木さんへのお仕事のご依頼・ご相談は、info@dehors-org までご連絡いただけますと幸いです。
【パーソナリティー】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
・ホームページ https://www.dehors-org.com/
・X(旧twitter)https://x.com/dehors_org
佐々木晃也(株式会社メタ、企業内哲学研究者)
・researchmap https://researchmap.jp/koya.sasaki
・X(旧twitter)https://x.com/lspandc
第2回「戦略会議①-2」
1970年代オルタナティブの起源/オルタナとメジャーの二重否定状態/在野研究者/点在するオルタナティブ/オルタナティブツーリズムからサステナブルツーリズムへ/枯渇性資源からオルタナティブエネルギーを経て再生可能資源へ/行ったり来たりという意味/オルタナティブはどこから発生する?/共通の理念なきオルタナの類似性(ヴィヴェイロス・デ・カストロ)/徒党を組むと潰される/シャルル・フーリエ/
📓番組の補足情報、後記についてはこちらのnoteをご覧ください。
→https://note.com/dehors_org/m/m96f79a742fb7
【番組内で登場した本】
・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学:ポスト構造主義的人類学への道』(洛北出版)
・石井洋二郎『科学から空想へーよみがえるフーリエ』(藤原書店)
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◎この番組は、オンラインの哲学講座ソトのガクエン代表の小林卓也と、企業内哲学研究者の佐々木晃也が、社会と哲学をつなぐ可能性について考え、語り、提案する哲学対話プログラムです。
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【パーソナリティー】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
・ホームページ https://www.dehors-org.com/
・X(旧twitter)https://x.com/dehors_org
佐々木晃也(株式会社メタ、企業内哲学研究者)
・researchmap https://researchmap.jp/koya.sasaki
・X(旧twitter)https://x.com/lspandc
第1回 「戦略会議①-1」
哲学と社会をつなぐ可能性?/社会の側は哲学を必要としていない?/企業内哲学者?企業内哲学研究者?/ここ5年間の変化/古代ギリシャと近い?/関節なしに哲学と社会がぶつかっちゃう/哲学は社会にとって毒?
(訂正)ソトのガクエンが開設されたのは2011年ではなく2021年です。
📓この番組はnoteと連携し、番組内で紹介した本、補足情報を紹介しています。こちらのnoteも合わせてご覧ください。
→https://note.com/dehors_org/n/n16d81f86e271?sub_rt=share_pw
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◎この番組は、オンラインの哲学講座ソトのガクエン代表の小林と、企業内哲学研究者の佐々木晃也が、社会と哲学をつなぐ可能性について考え、語り、提案する哲学対話プログラムです。
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【パーソナリティー】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
・ホームページ https://www.dehors-org.com/
・X(旧twitter)https://x.com/dehors_org
佐々木晃也(株式会社メタ、企業内哲学研究者)
・researchmap https://researchmap.jp/koya.sasaki
・X(旧twitter)https://x.com/lspandc