第6回 学問は思考の可動域を拡げる？（ゲスト：久保明教②）

今回も前回に引き続き、人類学者の久保明教さんをお招きし、「学問は何の役に立つのか？」をテーマに議論しています。
前回、久保さんは、「学問は何の役に立つのか」という問いに対し、三つの応答があるとして、学問が知識を作るという点で、私たちの生活の役に立ってしまうことがあるというのを、漫画『ちはやふる』や野球における古文の役割に言及しながら提示されていました。今回は、残りの二つについてお話されています。

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応答２（直接的な応答）：思考の可動域を拡げる／人類学の授業の組み立て方／人類学という学問の苦悩／拡げるとともに狭める／カント『純粋理性批判』が全部悪かった／呪術と医学／経験と超越論的近代的世界との調停という問題・構図の発生と人類学の発生／思考の可動域を拡げるという言い方の耳通りの良さ／本当は辛いこと／応答３（問い方への疑義）：「役に立つ」という言い方自体が問いの対象となる／y=fxのyの価値は問われないという問題／何らかの価値があるということ自体を問う必要性／　

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