自然災害と「つながり」の力──馬や自然が心に灯す小さな光
今回のエピソードでは、「自然災害と体験、活動、自然体験(後編)」というテーマで、震災を通して見えてきた“回復”と“つながり”の在り方について、きびはらが静かに語ります。
震災後の子どもたちの心のケアを続けてきた児童精神科医・八木澤純子先生の知見を紹介しながら、心の回復において“社会関係資本”、つまり人とのつながりが大きな支えになるという話題に触れます。そしてその「つながり」は人だけに限らず、馬や自然といった“存在してくれている”ものとの関係性にも広がっていきます。
能登の震災で、竹の子をもらったという一言に元気をもらった女性のエピソードや、馬に触れることで回復していく人の姿──それらは、言葉以上に深い“つながり”の力を私たちに教えてくれます。
災害の中でも自然とともに生きる意味を見つけること、そして、ただ「いてくれる」存在が心に与える癒しについて、一緒に考えてみませんか?
ぜひ最後までお聴きください。
---
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #自然体験 #震災支援 #心のケア #馬のいる暮らし #社会関係資本 #被災地支援 #発達支援 #子どものメンタルヘルス #いわてこどもケアセンター #自然とつながる #災害と暮らし #レジリエンス #能登地震 #農的暮らし #竹の子の話 #森のようちえん #野外教育 #三陸駒舎 #さんこまラジオ
---
自然と共に 〜静けさがくれた力〜
[Verse]静かに揺れる 古い屋根の下で馬の瞳が すべてを映してた言葉のないぬくもりに そっと触れたとき崩れた心に 小さな光が差す[Chorus]忘れないよ 竹の子の香り帰る場所があるって 思い出させてくれた揺れる地面の上でも 変わらない風がある私はここにいる 自然と共に[Verse]傷ついた街に 海がささやいた「また生きていけるよ」って 波が教えてくれた人と馬と森の声 交わらなくても心の奥で 響いてるメッセージ[Bridge]怖かった夜を越えて あの日の涙がやさしさの種になる もう一度歩き出せる[Chorus]忘れないよ 馬のそばで何も言わずに ただそばにいてくれた傷があるからこそ つながれる手がある私はここにいる 自然と共に[Outro]変わりゆく日々の中で変わらずにそこにあるものその存在が 私を救ってくれる
---
社会関係資本 ホースセラピー 災害後メンタル回復
テーマ
震災後の子ども・親のメンタル回復における社会関係資本の重要性を、いわてこどもケアセンターの臨床・追跡研究に基づき紹介。人とのつながりに加え、馬や地域の自然資源との関係も関係資本として拡張しうる視点を提示。ホースセラピーの具体的実践、能登半島地震後の復興ワークショップ事例、自然の恵みと脅威の両義性を踏まえた支援設計の留意点を共有した。
要点
1. 自然災害と自然体験の後半テーマの要旨
2. [Speaker 1]は築100年超の古民家で馬3頭と暮らしながらホースセラピーに取り組んでいる
3. 震災後に設置された『いわてこどもケアセンター』の紹介
4. 児童精神科医・八木澤純子先生のコホート分析・追跡調査と臨床実践
5. 子どもと親のメンタルの水位(推移)を震災後に継続的に追跡
6. 社会関係資本がメンタル回復に有効という知見
7. 社会関係資本は人だけでなく馬や地域の自然資源とのつながりも含めうるという提案
8. 能登半島地震後の現地ボランティアと住民復興プラン・ワークショップのファシリテーション経験
9. 震災は1月、現地入りは4月下旬〜5月の言及(去年の5月/4月下旬)
10. 輪島の方が金沢市内に避難し、春先に友人からタケノコをもらい、原田から出たタケノコを食べて元気になったという具体例
ハイライト
- "『いてくれる存在』は、その人の安定にとても寄与してくれる。"-- [Speaker 1] 《講話(災害と自然体験・後半)》
- "自然は恵みもあるし、いろんなことも起こる—その両面を肌身で知っているから、そこで生きていける。"-- [Speaker 1] 《講話(釜石の漁師の語りに触れて)》
章とトピック
社会関係資本と災害後のメンタル回復
震災後の子ども・親のメンタルの回復において、社会関係資本(人とのつながり)が有効とされる知見を、いわてこどもケアセンターの児童精神科医・八木澤純子によるコホート分析・追跡調査・臨床経験から紹介。さらに、社会関係資本は人間関係だけでなく、馬との関係や地域の自然資源とのつながりも含めて拡張しうるという視座を提示。
- 要点
- いわてこどもケアセンターは震災後に設置された子どもの心と体のケア機関
- 児童精神科医・八木澤純子先生がコホート分析・追跡調査・臨床を継続
- 『関係資本が豊かな人ほどメンタル回復に有効』という結論
- ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を人以外(馬・自然資源)にも拡張
- 馬や自然とのつながりが安定と回復に寄与
- 説明
[Speaker 1]は、震災後のメンタルケアの実務と研究に基づく知見として、社会関係資本の重要性を紹介したうえで、自身のホースセラピーの文脈に重ね、馬という非人間の他者や地域の自然資源との結びつきも『関係資本』とみなすべきだと論じた。これは、安定・安心感・生命力の受容を通じて心理的回復力(レジリエンス)を高めるという実感的・臨床的観察に裏付けられている。
- Examples
震災後に設置された『いわてこどもケアセンター』で、児童精神科医・八木澤純子先生が、子どもたちと親のメンタルの水位(推移)を継続的に追跡し、コホート分析や臨床現場の経験を積み上げてきた。その結果、関係資本が豊かな人ほどメンタル回復に有効であるとされた。
- 震災後の長期的追跡(コホート)により、関係性の量と質が回復に影響することを定量・定性両面から把握
- 臨床現場での介入結果と照合し、実務的示唆を得る
震災が1月に発生した後、去年の5月(4月の下旬かなの言及を含む)に[Speaker 1]は現地ボランティアに入り、地域住民の復興プランを考えるワークショップのファシリテーターとして参加。グループにいた輪島の方は金沢市内に避難しており、春先に金沢に残っている友人から『原田から出てきた』タケノコをもらって食べて元気になったと語った。これは、変わらずそこにある自然への安心感・生命力の受容が、心理的回復に寄与する事例として示された。
- 住民参加型の復興計画立案過程で、自然資源の循環(タケノコ)とコミュニティのつながりが心身の回復に働く具体例が共有された
- 避難・帰郷を繰り返す生活の中で、地域自然の持続性が安全感・一体感を再構築
『未来のための金曜日』の運動で世界的に知られるグレタ・トゥーンベリ(当時12歳とされる言及)の映画において、活動に伴う批判や怒り、周囲に思いが伝わらない苦悩の場面で、彼女が馬のもとに行き触れる描写がある。言語的会話はなくとも、馬の『いてくれる』存在を介して、地球という生命システムの一部である自己の感覚を回復する様子が示される。
- 非言語的相互作用が自己同一性とつながり感覚の再編に資する
- 『いてくれる存在』が安全基地として機能し、ストレス緩和と意味づけの再構築を促す
震災後、[Speaker 1]が釜石で漁師らの話を聞いた際、『この海があるから俺たちは生きてんだ/生かされてんだ』という語りがあった。自然は被害ももたらす一方で恵みも与えるという両面を肌身で知っているからこそ、大きな被害の後でもそこで生きていくことができるという実感が示された。
- 生計・文化・精神性が自然と結びつくことでレジリエンスが形成される
- 脅威と恵みの両面受容がリスク認知と適応行動を支える
今回のテーマは、「自然災害と自然体験・野外教育の関係」について。
東日本大震災をきっかけに活動を始めたきびはらが、災害の多い時代における“自然との付き合い方”を、馬との暮らしや野外教育の実践を通じて語ります。
お話の中では、「自然に生かされている感覚」「地域とのつながり」「外部とのつながり」「足元の資源を見直す視点」など、災害を乗り越える力となる“自然体験”の本質に迫ります。釜石の子どもたちとおじいちゃんの絵本から紡がれるエピソードや、集落が孤立した台風の体験も交えながら、深く温かい語りが展開されます。
“自然は怖い。でも、恵みもくれる。”
そんな二面性を抱えた自然とどう向き合い、次世代へどんな「暮らし」を手渡せるのか。自然体験が生み出す「土地に抱かれる感覚」は、災害のあとにこそ必要な「再生の力」となるのかもしれません。
---
ぜひ最後までお聴きください。
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#自然体験 #野外教育 #ホースセラピー #森のようちえん #震災の記憶 #地域づくり #自然と生きる #防災教育 #サステナブルな暮らし #こどもと自然 #生きる力 #災害支援 #ローカルコミュニティ #農的暮らし #自然との共生 #馬のいる暮らし #命を守る教育 #再生の物語 #災害と教育 #共に生きる
---
自然はただそこに
[Verse]
古民家に馬と暮らし 百年超えた時を抱き
風が運ぶ過去と今を 胸に感じている
海が怒る夜もある 山が沈黙する日も
それでも生かされてる この大地に生かされてる
[Chorus]
自然はただそこにある 善も悪も持たずに
恵みも恐れも すべて抱きしめて
揺れた町に響く声 逃げろと叫ぶ絵本のように
命をつなぐその手が 希望の道を描いてく
[Verse]
つながる地域の言葉 受け継ぐ土のあたたかさ
旅する風が運ぶ 外との回路ひらいてく
誰かが来てくれる 壊れた街に光が
巡る知恵と笑顔で 再び息を吹き込む
[Bridge]
足元にあったものが 誇りに変わる瞬間
この土地で生きてきた意味 子どもたちが教えてくれた
馬も木も人も皆 それぞれの個性で
デコボコのままでいい かみ合う未来を創ろう
[Outro]
もう一度立ち上がれる 命があればそれでいい
壊れたあとに咲く花を 信じて歩いていこう
この大地と共に また明日へと
---
# 自然災害と野外教育・自然体験の関係について
---
## ◆ 概要
- **番組名:** 3コマラジオ
- **語り手:** 木々原(馬三島と共に古民家暮らし)
- **テーマ:** 自然災害と野外教育・自然体験の関連性
---
## ◆ 背景
- 近年の自然災害(例:東日本大震災、能登半島地震、線状降水帯による豪雨など)の頻発
- 「3コマ社」は東日本大震災を契機に創設
- 災害時、野外教育や自然体験がどのような役割を果たせるかを探る
---
## ◆ 野外教育・自然体験が果たす4つの役割
### ① 自然に「生かされている」感覚の涵養
- 災害は「自然現象」そのものであり、善悪の区別は人間側の解釈
- 自然に生かされているという視点が、災害後の再生活動を支える
- 釜石の絵本『津波てんでんこ』の中で、海を「怖いけど悪くない」と語る祖父の言葉が象徴的
### ② 地域・土地とのつながりを深める
- 震災後、自然体験を通じて「地域に生かされている」感覚を実感
- 土地とのつながりがあるからこそ、次世代に引き継ぐ意識が芽生える
- 土地性(土地らしさ)を体感することが地域への誇りにつながる
### ③ 外部とのつながりの回路を持つ
- 自然体験により、地域内外の人との接点が生まれる
- 災害時の支援や交流がスムーズに行える土壌になる
- 台風10号の被災時、震災時に来てくれたボランティアが再び支援に訪れた事例あり
### ④ 足元の資源を捉え直す
- 体験活動を通じ、地域の自然資源や文化資源を再発見
- 地元の人にとって「当たり前のもの」が「特別な価値」として認識される
- 地域が誇りを取り戻すきっかけとなる
---
## ◆ 副次的な気づきと提言
- 災害による「壊れ」が、再生のエネルギーになることがある
- 地方では人口減少が進む中、一人ひとりの個性や力を生かす視点が重要
- 馬などの動物や自然も含め、さまざまな「特性」を組み合わせて生きることが求められる
---
## ◆ まとめ(4つの柱)
1. **自然に生かされている感覚を育む**
2. **地域・土地とのつながりを深める**
3. **外部とのつながりの回路を持つ**
4. **足元の資源を捉え直し、地域が誇りを取り戻す**
> 加えて、「変化の受容」「個性の活用」が大切な要素として挙げられる
---
## ◆ 今後の展開
- **次回予告:**
  - 本編では話しきれなかった「自然災害と自然体験・野外教育の関係」を、次回の後編でさらに深掘り予定
- **ラストメッセージ:**
  - 災害とどう向き合い、自然とどう共に生きるか  
  - 今こそ、体験を通してその本質に触れることの大切さを伝えたい
---
“力を抜く”ことで広がる世界──馬と身体がひとつになる瞬間とは?
馬と過ごす5月の合宿、今回はその「後半戦」の振り返り。テーマは、“力を使わない身体の在り方”。方条さんの「省エネ身体技法」や、空気のような圧で馬を動かすワークから、場をまるごと包み込む“ホール”の感覚、そして能動でも受動でもない「中動態的な関係性」まで——。子どもたちとの関わりや古武術の視点と共鳴しながら、言葉にしきれない体感がそっと輪郭を現していきます。
ホールでつながる空気感、馬と息を合わせる無言の対話、そして“刺さる”ように自然と溶け込むリズム。今回の合宿は、体と心、そして場そのものを信じる旅でした。
聴き終わる頃には、きっとあなたも「力を抜くって、こういうことかも」と感じられるはず。
ぜひ最後までお聴きください。
---
「馬と身体」対談&鼎談 アーカイブ販売
馬と人、そして言葉〜馬と身体と子どもが教えてくれる、分断を越える生き方
https://kamakoma.org/shintai202505_dialogue/
---
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #森のようちえん #発達支援 #野外教育 #子どもと馬 #非言語コミュニケーション #身体性 #マインドフルネス #フロー体験 #子育てのヒント #言葉を超えて #感覚を育む #自分を感じる #体で学ぶ #自然の中で育つ #療育 #自由な遊び #プレイセラピー #感情と身体 #教育の原点
---
## キーワード
`省エネ身体技法` `ホールとカットの感覚` `中動態`
## 主な学び
1. 省エネ身体技法: 力を抜いて脱力することで十分な力を発揮し、身体への負担を減らす技法。重心の操作や全身を使った着地など、馬との関わりにも応用される。実際のワークでは、馬をなるべく触れずに動かすことや、段階的に圧を高めていく体験も行われた。
2. ホールとカットの感覚: 全体を包み込む『ホール』の感覚と、部分的な『カット』の感覚の対比。馬や子どもたちと関わる際、場全体を捉えて一体感を持つことの重要性が語られ、実際に子どもたちの教室で場が一体化する瞬間があった。
3. 言語化の限界と最小の輪郭の共有: 体験や感覚を言葉にすることの難しさと、言葉で伝えられる最小限の輪郭を共有することの意義。言葉にできない部分が多いが、言葉を使うことで体験を深めたり他者と共有したりできる。
4. 中動態の感覚: 能動と受動の間にある『中動態』の感覚。馬や自然環境、武術などで体験される、コントロールとフュージョンの間の状態。東北地方の方言「〇〇ささる」もこの感覚を表現している。
5. 馬と身体合宿の対談・鼎談の内容: 2025年5月に行われた馬と身体合宿の夜の対談・鼎談の内容。古武術研究や身体思想観、子育て相談など多様な視点から語られ、家族連れの参加や具体的な子育て相談もあった。
## 知識の説明
### 1. 省エネ身体技法
- 力を抜いて脱力することで十分な力が出る。
- 重心を操作することが大事。
- 歩くときは重心を前に倒すことで自然に足が出る。
- 1メートルくらいの高さからジャンプして降りる際も、全身の関節をたたみながら着地し、音を立てずに猫のように降りることで身体の負担を減らす。
- 馬と関わる際も、力で動かそうとせず、なるべく触れずに動かすことでお互いの負荷が少ない。
- 馬を動かすワークでは、最初は触れずに手をかざして空気を押すようにし、動かない場合は段階的に圧を高めていく。
- **1メートルの高さからのジャンプ着地**
> 公道で1メートルくらいの高さの舞台からジャンプして降りる際、全身の関節をたたみながら着地し、足でドーンと衝撃を受けず、音を立てないように猫のように降りる。
1. 全身の関節をたたむことで衝撃を分散し、身体への負担を減らす。
2. 音を立てないようにすることで、着地の衝撃が少ないことを確認できる。
- **馬を触れずに動かすワーク**
> 2日目の最初に、馬をなるべく触れずに動かしてみるワークを実施。最初は手をかざして空気を押すようにして動かし、動かない場合は段階的に圧を高めていく。
1. 最初は触れずに手をかざして馬を動かすことを試みる。
2. 動かない場合は指先で軽く触れるなど、段階的に圧を高めていく。
3. 最終的には触れずに手を振るだけで馬が動くようになることを体験。
### 2. ホールとカットの感覚
- ホールは全体を包み込む感覚で、馬や自分、場全体が一つになっている状態。
- カットは部分的な感覚で、体の一部や動かし方などに意識が分断されている状態。
- ホールの状態では心地よいコミュニケーションややり取りが生まれる。
- 子どもたちの教室でも、場全体を捉えて関わることで一体感が生まれる。
- **子どもたちの教室でのホールの感覚**
> 講堂で子どもたちが騒がしく遊んでいたが、北條さんがスイッチを入れると場が静かになり、全体が一つになったような感覚が生まれた。
1. 最初は騒がしい状態だったが、北條さんの働きかけで場が静かになった。
2. 全体が一つになったようなホールの感覚が生まれた。
3. 部分的な意識(カット)ではなく、全体を包み込む感覚(ホール)が重要であることが実感された。
### 3. 言語化の限界と最小の輪郭の共有
- 感覚や体験は言葉で全てを伝えることができない。
- 言葉で伝えられるのは体験の輪郭のみ。
- 言葉にすることで体験や感覚を深めたり、他者と共有したりできる。
- 北條さんは言葉そのものを信頼していないが、言葉にすることの意義も認めている。
- 吉光さんも編集の仕事を通じて、言葉で伝えきれない体験の奥深さを感じている。
- **編集者の吉満さんの体験**
> 馬と体験したことで、言葉では全然追いつかないと感じ、編集の仕事を辞めてもいいかもと思ったが、それでも言葉が好きで、輪郭だけは伝えられるかもしれないと考えている。
1. 体験の全ては言葉にできないが、輪郭だけは伝えられる可能性がある。
2. 言葉にすることで他者と共有したり、体験を思い出したりできる。
- **方条さんの著書『上達論』**
> 言葉にはできないことを一冊の本を通して伝えている。
1. 言葉で全てを伝えることはできないが、言葉にすることで何かを伝えようとしている。
### 4. 中動態の感覚
- 中動態は能動と受動の間の状態を指す。
- 馬と一緒に歩くときも、コントロールではなくフュージョンする感覚。
- 東北地方の方言『刺さる』は中動態的な感覚を表す。
- 自然環境の中ではコントロールできない感覚が残っている。
- 都市では人間が設計した環境でコントロールできる感覚が強い。
- 武術でも、相手が技をかけられたと感じない状態で技が効いているのが理想とされる。
- **東北地方の方言『〇〇ささる』**
> 『この山菜食べ刺さっちゃうんだね』のように、食べているわけでもなく、自分の意志で食べているわけでもない、ついつい食べてしまうような感覚を表す。
1. 能動と受動の間の感覚を表現している。
2. 自然環境の中で生きている感覚が残っているため、今でも使われている。
- **馬と一緒に歩くリーディング**
> リードはたるんでいても、一緒に歩調を合わせて歩いている状態。無理やり引っ張るのではなく、自然に一緒に歩く感覚。
1. コントロールではなく、フュージョンする感覚が重要。
2. できているかできていないかがはっきりわかるワーク。
- **武術での技のかかり方**
> 相手が技をかけられたと感じない状態で技が効いているのが理想。自分もかけている感じがしないが、技が効いている状態。
1. 中動態的な感覚が武術にも共通している。
2. 結果がはっきりしているため、わかりやすい。
### 5. 馬と身体合宿の対談・鼎談の内容
- 対談はきびはらと方条さん、鼎談は吉満明子さん(千住出版)を加えた3人で行われた。
- 吉満さんはセンジュ出版という小さな出版社を10年運営している。
- 方条さんの古武術教室の場所も吉満さんが作った場所。
- 昼は古武術のお稽古、夜は対話の時間があった。
- 前半の対談では子育てや参加者からの質問に答えた。
- 家族連れでの参加や、具体的な子育て相談もあった。
- 身体的な視点や、異なる視点からの意見交換が行われた。
- 三陸駒舎で検索すると商品ページやアーカイブ販売の案内があり、概要欄にもリンクが掲載されている。
脱力、信頼、そして「一緒に動く」こと——馬と身体合宿の3日間から見えてきたもの
今回のエピソードは、2025年5月に開催された「馬と身体合宿」の振り返り会・前半編。身体思想家・方条遼雨さんを迎えて行われた3日間の合宿を、きびはらがじっくりと振り返ります。
合宿では、「脱力とニュートラル」「馬からのフィードバック」「同調型リーダーシップ」「恐怖から安心へ」といったテーマが浮かび上がってきました。馬と過ごす時間、体を通じて感じたこと、そして言葉にしきれない気づきが、参加者の心と身体にどんな変化をもたらしたのか。静かで深いストーリーが語られます。
このエピソードを聴けば、子どもとの関わり方や日常のコミュニケーション、そして「生きる」ということそのものに、新たな視点を持てるはず。身体の声に耳を傾け、馬との関係を通じて育まれる「安心感」の正体とは?
ぜひ最後までお聴きください。
---
「馬と身体」対談&鼎談 アーカイブ販売
馬と人、そして言葉〜馬と身体と子どもが教えてくれる、分断を越える生き方
https://kamakoma.org/shintai202505_dialogue/
---
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #森のようちえん #発達支援 #野外教育 #子どもと馬 #非言語コミュニケーション #身体性 #マインドフルネス #フロー体験 #子育てのヒント #言葉を超えて #感覚を育む #自分を感じる #体で学ぶ #自然の中で育つ #療育 #自由な遊び #プレイセラピー #感情と身体 #教育の原点
---
## キーワード
`脱力とニュートラル` `馬との体験` `同調型リーダーシップ` `フィードバック` `安心感`
## 主な学び
1. 馬と身体合宿(2025年5月17日〜19日)の概要: 2025年5月17日から19日にかけて開催された『馬と身体合宿』の全体像。築100年を超える古民家で、ホースセラピー実践者の桐原が主催し、方条遼雨さん(身体思想家・古武術研究者)を招いて3日間にわたり馬と古武術をテーマにしたワークショップや対談、体験活動を実施した。初日は外部参加者や普段来ている子どもたちと古武術ワークを行い、2日目は馬と古武術の教室を交互に実施、最終日は午前中のみで裸馬や鞍付き乗馬体験を行った。夜には方条さんや吉満明子さん(出版社編集者)との対談・鼎談も実施され、アーカイブ販売も行われている。
2. 脱力とニュートラル: 身体や心理における『脱力』と『ニュートラル』の重要性。肩を上げて力を抜くワークなどを通じて、普段無意識に入っている力みを自覚し、必要最低限の力で動くことの大切さを体感した。力みを抜くことで、状況に応じた柔軟な対応や動きが可能になる。心理的にも、過度な目標や重荷が力みにつながることがあり、力を抜くことが日常や仕事にも活かせると鼎談で共有された。
3. 馬からのフィードバックと自己認識: 馬はミラーリング(鏡のような反応)を通じて人間の状態をフィードバックする。馬の前で力みが抜けると自然体で向き合えるようになり、馬は忖度せずストレートに反応を返す存在である。馬との向き合いが日常のコミュニケーションにも変化をもたらし、自己認識が深まることが確認された。参加者からは「馬はストレートに返してくれる存在」との感想もあった。
4. 同調型リーダーシップ: 相手とリズムや流れを同期させることで、強制ではなく自然な一体感を生み出すリーダーシップの在り方。北條さんのワークでは、リーディング(引き馬)で背中に軽く手を添えて一緒に歩く体験を通じて、無理やり動かすのではなく気持ちを合わせて動くことの重要性を学んだ。跳馬でロープを使って運動させる際も、やりすぎると同調が切れてしまうことを体験し、丁寧に扱うと相手も丁寧に返してくれることを実感した。馬や子供との関わりにも応用できる。
5. 恐怖から安心への移行: 馬との体験を通じて、恐怖や不安を段階的に乗り越え、安心感を得るプロセス。馬に慣れていない参加者も、ブラッシングなど段階的な関わりを通じて少しずつ安心感を得ていった。体験を通じて自己の基準点や安心の土台(ゼロポイント)を作ることができ、安心感が日常生活や困難の乗り越えに役立つとまとめられた。体や馬を通じて言語ではなく感覚の世界で安心感を得ることの重要性も語られた。
## 知識の説明
### 1. 馬と身体合宿(2025年5月17日〜19日)の概要
- **キーポイント**
- 開催日:2025年5月17日〜19日
- 場所:築100年を超える古民家
- 主催:きびはら(ホースセラピー実践者)
- ゲスト:方条遼雨さん(身体思想家・古武術研究者)
- 参加者:外部参加者、普段来ている子どもたち
- 内容:古武術ワーク、馬とのワーク、対談・鼎談、乗馬体験(鞍あり・裸馬)
- **説明**
初日は外部参加者も交え、古武術のワークや体を使った活動を実施。2日目は馬と古武術の教室を交互に行い、最終日は午前中のみで裸馬や鞍付き乗馬体験を行った。夜には北條さんや吉光さん(出版社編集者)との対談・鼎談も実施され、アーカイブ販売も行われている。合宿の内容は、馬や古武術を通じて身体感覚やコミュニケーションを深めることに重点が置かれていた。
- **馬と身体合宿のスケジュールと活動内容**
> 2025年5月17日〜19日に開催。初日は古武術ワークや体を使った活動、2日目は馬と古武術の教室を交互に実施、最終日は午前中のみで裸馬や鞍付き乗馬体験を行った。夜には北條さん、桐原、吉光さんによる対談・鼎談も行われ、アーカイブ販売も実施された。
1. 初日は外部参加者も含めて古武術ワークを実施。
2. 2日目は馬と古武術の教室を交互に行う。
3. 最終日は午前中のみで裸馬や鞍付き乗馬体験を実施。
4. 夜には対談・鼎談を行い、アーカイブ販売も実施。
### 2. 脱力とニュートラル
- **キーポイント**
- 肩を上げて力を抜くワークを実施
- 普段は無意識に力みが入り、動きが妨げられる
- 何もしない状態(ニュートラル)を作るのは難しいが重要
- 必要最低限の力で動くことを体験
- 心理的にも過度な目標や重荷が力みにつながる
- **肩を上げて力を抜くワーク**
> 肩をグッと上げて、ふっと力を抜くワークを実施。普段は無意識に力みが入り、体がうまく動かないことを体感した。
1. 肩を上げて力を入れた状態から一気に力を抜くことで、体全体がリラックスする感覚を体験。
2. 必要最低限の力で動くことの重要性を学ぶ。
- **鼎談での気づき**
> 夜の鼎談で吉光さんが『力を抜くことがすごくいい』と話した。去年も参加した吉満さんが今年も参加し、力を抜くことの大切さを再認識した。
1. 鼎談で力みを抜くことの良さや、日常や仕事にも活かせることを共有。
### 3. 馬からのフィードバックと自己認識
- **キーポイント**
- 馬はミラー細胞が発達し、相手の状態を鏡のように反映する
- 馬の前で力みが抜けると、自然体で向き合える
- 馬は忖度せずストレートに反応を返す存在
- 馬との向き合いが日常のコミュニケーションにも影響
- **馬のミラーリングによるフィードバック**
> 馬はミラー細胞が発達しており、人間の緊張状態や心理状態をそのまま受け取り、鏡のように返してくれる。清水さんは『今の吉満明子を馬はうつし出してくれる』と表現した。
1. 馬の前で力みが抜けると、自然体で向き合えることを体験。
2. 馬との関わりが自己認識や日常のコミュニケーションに影響することを確認。
### 4. 同調型リーダーシップ
- **キーポイント**
- 同調は同調圧力ではなく、リズムや流れを合わせること
- 強制ではなく、相手と一緒に動く感覚を大切にする
- リーディング(引き馬)で背中に軽く手を添えて一緒に歩くワークを実施
- 無理やり動かすのではなく、気持ちを合わせて動くことが重要
- 丁寧に扱うと、相手も丁寧に返してくれる
- **リーディング(引き馬)での同調ワーク**
> 馬と一緒に歩く際、背中に軽く手を添えて『じゃあ行きましょう』という気持ちで一緒に歩くワークを実施。無理やり動かすのではなく、気持ちを合わせて動くことを体験した。
- **跳馬での同調の切れ体験**
> 馬を長い紐でぐるぐる運動させる際、走っているのに追い鞭をやり続けると同調が切れて馬が止まってしまうことがあった。やりすぎはいけないと実感した。
### 5. 恐怖から安心への移行
- **キーポイント**
- 馬に慣れていない人も参加し、最初は恐怖や不安があった
- ブラッシングなど段階的なステップで馬と関わることで、恐怖が和らいだ
- 3日間で内面の変化を実感した参加者がいた
- 馬や体を通じて自分の基準点(ゼロポイント)を作ることができる
- 安心感が日常生活や困難の乗り越えに役立つ
- **恐怖から安心への変化の体験**
> 馬に慣れていない参加者が、最初は馬への恐怖や不安があったが、ブラッシングなど段階的な関わりを通じて、3日間で内面の変化を実感した。
今回のエピソードでは、「頭より先に動く身体」というテーマの後編として、きびはらさんが馬との関わりや子どもたちの姿から見えてきた、“言葉を超える力”について語ります。
馬とただ「ともにいる」ことの中で生まれる、期待を手放した大人の変容。言葉で説明する前に、身体の感覚を信じて動いてみる——そんな体験が、子どもとの関係にも大きな影響を与えていくのです。馬に乗った子どもが、言葉の呪縛から自由になっていく瞬間の描写には、聴く人の心もほどけていくはず。
「何かを教えなきゃ」「導かなきゃ」という構えから離れ、共にその場にいることから始める。そんな関わり方のヒントが詰まった一編です。きっと聴き終えたあとには、自分の暮らしの中にも“身体が先に動く瞬間”を見つけたくなるはず。
ぜひ最後までお聴きください。
---
馬と子どもの現場から生まれた冊子〜子どもたちの成長と可能性を支える実践を伝える
https://kamakoma.org/booklet/
今回の話題の元になったエッセイ集
---
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #森のようちえん #発達支援 #野外教育 #子どもと馬 #非言語コミュニケーション #身体性 #マインドフルネス #フロー体験 #子育てのヒント #言葉を超えて #感覚を育む #自分を感じる #体で学ぶ #自然の中で育つ #療育 #自由な遊び #プレイセラピー #感情と身体 #教育の原点
---
## キーワード
`身体感覚` `馬とのふれあい` `学びの環境設定`
## 主な学び
1. 馬のあり方に学ぶ大人の変容: 馬と共に過ごすことで、大人が子どもに対する期待や「何かさせよう」という思いを手放し、まず共にいることから始めるという姿勢に変化すること。馬は人に何かを期待せず、ただ存在している。そのあり方から、大人も子どもに対して内発的な力を信じ、寄り添う姿勢を学ぶことができる。プログラムや活動内容を考えるよりも、まず大人自身の「あり方」を整えることが重要であると語られた。
2. 馬×子ども=身体感覚: 馬と子どもが関わることで、子どもは身体感覚を中心に体験を積み重ね、言葉の呪縛から解き放たれる。体が先に動き、その後に言葉がついてくるという順番で学びが進む。馬と関わることで、まず体が動き、感覚が訪れ、そこから言葉にしていくという流れが生まれる。大人もまた、馬と関わることで体から始まる感覚を思い出すことができる。
3. 身体から始まる学びと環境設定: 教育的な思考が先行しがちな場面でも、まず体が動くことを重視し、子ども自身の体が自然と学びを進めていけるような環境設定や場作りが重要である。大人がガミガミ言う必要はなく、子どもが自発的に学んでいける環境を作ることができる。体から始まる学びを大切にすることで、子どもも大人もより良い関わりができる。
4. 考える前に体が動く瞬間の再認識: 日常生活の中で、考える前に体が動いた瞬間を捉え直し、自分自身や子どもたちがどのような様子で体から動いているかを観察することで、関わり方や場の働きかけが変わる可能性がある。自分自身の感覚を日常生活で捉え直し、子どもたちと関わる際にもその様子を観察することで、より良い場作りや関わり方につながると述べられた。
5. エッセイ集の紹介と今後の展望: 今回の内容はエッセイ集の一部であり、全体で八つのテーマがある。ホームページで紹介・注文が可能。現場のことを言葉にして伝えることの重要性や、今後も新しいエッセイを書きたいという意欲が語られた。ラジオでも今後さまざまな話題を取り上げていきたいという意向が示され、感想や質問などのお便りも募集している。
## 知識の説明
### 1. 馬のあり方に学ぶ大人の変容
- **キーポイント**
- 馬は人に何かを期待しない存在である。
- 馬と過ごすことで、大人も子どもに何かをさせようという期待を手放せるようになる。
- まず共にいることから始める姿勢が重要である。
- 子どもの内発的な力を信じ、寄り添うことができるようになる。
- プログラムや活動の内容よりも、まず大人自身のあり方を整えることが大切である。
- **説明**
馬と接することで、大人は「何かさせよう」とする期待を手放し、まず共にいることから始める姿勢に変わる。これにより、子どもの内発的な力を信じて寄り添うことができるようになる。活動やプログラムの内容よりも、大人自身の存在の仕方やあり方を整えることが重要であると説明された。
- **馬と過ごすことで大人の構えが変わる事例**
> 馬と一緒にいることで、子どもに何かをさせようという期待を手放し、まず共にいることから始める姿勢が育まれる。これにより、子どもの内発的な力を信じて寄り添うことができるようになる。
1. 馬は人に何かを期待しないため、その存在と共にいることで大人も期待を手放す感覚が育まれる。
2. まず共にいることから始めることで、子どもの内発的な力を信じて寄り添うことができるようになる。
3. 活動やプログラムの内容よりも、大人自身のあり方を整えることが重要である。
### 2. 馬×子ども=身体感覚
- **キーポイント**
- 子どもは身体感覚を中心に体験を積み重ねる。
- 馬と関わることで、言葉の呪縛から解き放たれる。
- 体が先に動き、その後に言葉がついてくるという順番で学びが進む。
- 馬と関わることで、まず体が動き、感覚が訪れ、そこから言葉にしていく流れが生まれる。
- 大人も言葉の呪縛にとらわれがちだが、馬と関わることで体から始まる感覚を思い出すことができる。
- **説明**
馬と子どもが関わることで、子どもは体が先に動き、その後に言葉がついてくるという順番で学びを進めることができる。馬と関わることで、言葉の呪縛から解き放たれ、身体感覚を中心に体験を積み重ねることができる。大人も馬と関わることで、体から始まる感覚を思い出すことができる。
- **高橋君の事例**
> 高橋君が馬に乗って、体の感覚に身を委ね、言葉という呪縛から解き放たれていく体験をした。
1. 高橋君は馬に乗ることで、体の感覚に身を委ねることができた。
2. 言葉であれこれ考えるのではなく、まず体が動き、感覚が訪れ、そこから言葉にしていくという順番に変わった。
3. この体験は、子どもだけでなく大人にも共通するものである。
4. 馬と関わることで、体がスタートし、そこから言葉が生まれるという順番を実感できる。
### 3. 身体から始まる学びと環境設定
- **キーポイント**
- 教育的な思考が先行しがちだが、まず体が動くことを重視する。
- 子ども自身の体が自然と学びを進めていける環境設定や場作りが重要である。
- 大人がガミガミ言う必要はなく、子どもが自発的に学んでいける環境を作ることができる。
- 体から始まる学びを大切にすることで、子どもも大人もより良い関わりができる。
- **説明**
教育的な思考が先行しがちな場面でも、まず体が動くことを重視し、子ども自身の体が自然と学びを進めていけるような環境設定や場作りが重要である。大人がガミガミ言う必要はなく、子どもが自発的に学んでいける環境を作ることができる。体から始まる学びを大切にすることで、子どもも大人もより良い関わりができる。
- **体から始まる学びの環境設定**
> 子どもが自発的に学んでいけるような環境を作ることで、大人がガミガミ言う必要がなくなる。
1. 体から始まる学びを大切にすることで、子どもも大人もより良い関わりができる。
2. 環境設定や場作りを工夫することで、子どもが自発的に学んでいけるようになる。
3. 子ども自身の体が自然と学びを進めていけるような環境を整えることが、学習のスタート地点となる。
### 4. 考える前に体が動く瞬間の再認識
- **キーポイント**
- 考える前に体が動いた瞬間を日常生活の中で捉え直す。
- 自分自身や子どもたちがどのような様子で体から動いているかを観察する。
- この観察を通じて、関わり方や場の働きかけが変わる可能性がある。
- **説明**
日常生活の中で、考える前に体が動いた瞬間を捉え直し、自分自身や子どもたちがどのような様子で体から動いているかを観察することで、関わり方や場の働きかけが変わる可能性があると説明された。考える前に手が動いていたり、気づいたら没頭していたりする瞬間があることに着目し、そうした瞬間を捉え直すことで、学びのプロセスや関わり方を見直すきっかけになる。
- **日常生活での体が先に動く瞬間の例**
> 考える前に手が動いていたり、気づいたら没頭していたりする瞬間がある。
1. 考える前に体が動いた瞬間を捉え直すことで、自分自身や子どもたちの学びのプロセスを理解できる。
2. この観察を通じて、関わり方や場の働きかけが変わる可能性がある。
3. 子どもたちと関わる際にも、どのような様子で体から動いているかを観察することが大切である。
今回のエピソードは、ホースセラピーの現場で生まれた一編のエッセイをもとに、「言葉」ではなく「身体」が先に動くことの大切さを見つめ直します。
舞台は、子どもたちが集うトランポリンの上。ある子は「言葉」で確認しないと飛び出せず、もう一人は「身体」で世界に飛び込んでいく——。その姿に重なるのは、馬との対話で体感する「今、ここ」の生き方です。頭を通さずに通じ合うやりとり。身体が動き出す瞬間。そこには、私たちが日々見失いがちな“感覚”の地図が広がっていました。
言葉にとらわれがちな私たち大人にとっても、ふと立ち止まり、自分の身体の声に耳を澄ませるヒントが詰まっています。
ぜひ、最後までお聴きください。
---
馬と子どもの現場から生まれた冊子〜子どもたちの成長と可能性を支える実践を伝える
今回の話題の元になったエッセイ集
---
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #森のようちえん #発達支援 #野外教育 #子どもと馬 #非言語コミュニケーション #身体性 #マインドフルネス #フロー体験 #子育てのヒント #言葉を超えて #感覚を育む #自分を感じる #体で学ぶ #自然の中で育つ #療育 #自由な遊び #プレイセラピー #感情と身体 #教育の原点
---
## キーワード
`直感` `身体反応` `コミュニケーション`
## 主な学び
1. 頭より先に動く身体の価値: 子どもたちの事例から、頭(言葉)による動作の制約と、身体の直感的な反応が重要であることが強調されています。言葉が先行すると身体の自由な反応を制限するという現象について、トランポリン遊びの具体的なエピソードを通じて述べられています。また、この現象は子どもだけでなく大人にも当てはまり、やりたいと思ったときに思わず身体が動くような感覚を育むことの大切さが示されています。
2. 馬とのやりとりは今を生きること: 馬との交流では言葉が通じないため、身体の反応やボディランゲージによるコミュニケーションが不可欠です。馬とのやりとりを通して、意識的に「今」に集中することで生まれるフロー体験や、マインドフルネスの重要性が語られています。心理学者チクセントミハイのフロー理論や、映画『ハッピー』における馬の登場シーンにも触れられ、馬とのセラピーを通じて「今を生きる」体験が得られることが強調されています。
3. 大人の期待が子供の身体を止めるとき: 大人からのルールや期待という言葉に捉われることで、子供たちが本来持っている直感的な身体の反応が抑制され、自由な動きが阻害される現象について詳しく述べられています。たかし君の例を通じて、普段から「○○しなさい」「○○しちゃダメ」といった大人の言葉やルールが、子どもたちの身体の声や感情への気づきを妨げている可能性が指摘されています。また、大人自身も身体の声を無視して無理をしてしまうことがあるため、子どもも大人も自分の身体の反応や声に耳を傾けることの重要性が示されています。
## 知識の説明
### 1. 頭より先に動く身体の価値
- **キーポイント**
- たかし君はトランポリンで「頭が先に動く」という言葉を使いながらも、実際には身体が反応できず立ちすくんでしまった。
- 一方、ゆうき君は身体が先に反応し、自然な流れでトランポリンを飛び回り、楽しむことができた。
- 身体の直感的な反応を重視することで、自然なコミュニケーションや行動が促されるという点。
- 大人になっても、やりたいと思ったときに思わず身体が動くような感覚を育むことが大切である。
- **説明**
エッセイでは、たかし君とゆうき君の対比を通して、言葉に頼りすぎると身体の自然な反応が阻害されることが指摘されています。たかし君の場合、事前に言葉で確認しようとするため、体がすぐに反応できず遊びに参加できなかったのに対し、ゆうき君は身体が自然に動くことで環境に適応し、楽しくトランポリンに飛び込むことができました。この現象は子どもだけでなく大人にも当てはまり、やりたいことに対して思わず身体が動くような感覚を大切にする必要性が示されています。
- **トランポリンでの子どもの遊びの例**
> トランポリンで、たかし君は「いいよ」と言ってもらわないと飛べないと感じており、言葉に頼りすぎた結果、身体の動きが制限されて立ち尽くしてしまった。一方、ゆうき君は言葉に頼らず、直感的に身体を動かすことでスムーズに遊びに入り、他の子どもたちと一体となって楽しむことができた。この例を通して、身体が自然に動くことの重要性と、直感を尊重する価値が示されました。
1. たかし君は、遊びに入る前に「いいよ」という確認を求めるなど、言葉に頼りすぎた結果、身体の動きが制限された。
2. ゆうき君は言葉に頼らず、直感的に身体を動かすことでスムーズに遊びに入り、他の子どもたちと一体となって楽しむことができた。
3. この例は、子どもだけでなく大人にとっても、直感的な身体の反応を大切にする必要性を示しています。
### 2. 馬とのやりとりは今を生きること
- **キーポイント**
- 馬は言葉ではなく、身体のパッとした反応やボディランゲージで意思を伝える。
- 馬とのやりとりは、意識的に「今」に集中することで生まれるフロー体験やマインドフルネスを促す。
- 緊張や身体の状態(ボディランゲージ)が、馬とのコミュニケーションで重要な役割を持つ。
- 馬とのやりとりを深めることで、流れに乗るような一体感や満たされる感覚が得られる。
- 映画『ハッピー』やチクセントミハイのフロー理論にも言及されている。
- **説明**
エッセイでは、馬とのやりとりを通して、言葉に頼らない直接的な身体のコミュニケーションの重要性が説明されています。馬は言葉でのコミュニケーションが成立しないため、身体の反応で今この瞬間の状態を共有する必要があり、これにより深いフロー状態やマインドフルネスが生み出されることが示されています。さらに、映画『ハッピー』での馬の登場や、チクセントミハイのフロー体験の概念とも関連付けられ、「今を生きる」体験の価値が強調されています。
- **馬とのセラピー体験例**
> 馬に乗る際、言葉ではなく体が直接反応することで、馬と鞍上の一体感やフロー状態を体験できると説明されています。映画『ハッピー』にも似たシーンがあり、馬とのコミュニケーションの瞬間的な充実感が示されました。
1. 馬は言葉を介さず、身体の反応でサインを出すため、乗る人も直感的に身体でそのサインを感じ取る必要がある。
2. この直接的なやりとりにより、乗る人は今この瞬間の体験に没入し、深いフロー状態や一体感を体験する。
3. 結果として、馬とのセラピーを通じて「今を生きる」体験が得られることが強調される。
### 3. 大人の期待が子供の身体を止めるとき
- **キーポイント**
- たかし君は、遊び始める前に大人の期待やルールに縛られ、言葉で確認しなければ動けない状態になっていた。
- 子供の身体は本来、直感的に反応して遊ぶべきであるが、周囲の期待やルールによりその自由が制限される。
- 大人も自分自身の身体の声を無視し、無理をしてしまう傾向がある。
- 自分の身体の声を聞く力や、やりたいと思ったときに思わず身体が踏み出してしまう感覚を大切にすることが重要である。
- **説明**
エッセイでは、たかし君の例をもとに、大人の期待やルールが子供の自然な身体の動きを阻害する様子が具体的に説明されています。たかし君は、「いいよ」という言葉を必要とするあまり、他の子どもが楽しむ中で自ら動けず、結果として本来の身体の反応が発揮できなかったとされています。普段から「○○しなさい」「○○しちゃダメ」といった大人の言葉やルールが、子どもたちの身体の声や感情への気づきを妨げている可能性が指摘されています。また、大人自身も身体の声を無視して無理をしてしまうことがあるため、子どもも大人も自分の身体の反応や声に耳を傾けることの重要性が示されています。
- **たかし君のトランポリン体験例**
> トランポリンで遊ぶ際、たかし君は大人からの期待やルールのために、先に言葉で確認しなければ行動できず、結果として他の子どもたちが遊んでいる中で立ち尽くしてしまった。この事例は、大人の期待が子供の自発的な動きを制限し、本来の身体の声を聴く能力を低下させるという警鐘となる。
1. たかし君は大人の期待や周囲のルールにとらわれることで、直感的な身体の反応が阻害された。
2. その結果、他の子どもたちがすでに遊んでいる状況で、うまく馴染むことができなかった。
3. この事例は、大人の期待が子供の自発的な動きを制限し、本来の身体の声を聴く能力を低下させることを示している。
4. 大人自身も、身体が悲鳴を上げているのに無理をしてしまうことがあり、自分の身体の声に耳を傾けることが大切である。
今回のテーマは「他者とのつながりの中で見えてくる“わたし”」。
前回(091回)のエピソードで、スタッフ・いくみさんとの対話の音声をお送りしましたが、その対話からの黍原なりの気づきを深掘る後編となります。
馬との暮らしを通して浮かび上がる、大切な気づきの数々をお届けします。
後編となる今回は、対話集からの学びの続きを深掘り。子どもたちが馬の世話を通じて「誰かのために動く喜び」や「自分の役割」に出会っていく様子、そして、年齢や立場にとらわれず「みんなが対等であること」の感覚について語られます。
馬という存在が、自然と人と人のあいだの壁を取り払い、「ただ一人の人間としてそこにいる」ことの尊さを教えてくれる――そんな時間の中に、静かに流れる豊かな学びがあります。
自分自身を見つめ直したり、子どもたちとの関係を考えたりするヒントが詰まったエピソード。
まるでその場にいるような感覚で、心あたたまる時間をぜひ味わってみてください。
最後には、対話から生まれた一曲もお楽しみに。ぜひ最後までお聴きください。
■対話集1の紹介ページ
馬と暮らす中で、自分とつながり、他者とつながる−大きな命と向き合うことで、もたらされるもの
https://kamakoma.org/booklet/
■関連エピソード
▼010 馬との関わりは、子どもとのコミュニケーションに通じる スタッフ研修に馬が良い理由
https://spoti.fi/3EofuuW
対話集1の「はじめに」より
三陸駒舎には、毎日のように子どもたちがやってきて、馬や周りの自然と共に過ごす中で、そこでは様々なことが起こっています。それはとても豊かな時間だなぁという感覚はあるのですが、なかなか言葉には成りません。一緒に現場をつくっているスタッフのいくみさんと対話をしながらその感覚を探ってみました。
対話集1から取り上げたテーマ
【3】他者のために動く中で、自分の役割が生まれる
「馬との暮らし」の中に自分たちもいる
「ただいるだけ」で力が与えられる
【4】ここは対等で、みんな一緒だ
「自分」と「子ども」を分けて…
ここは対等で、みんな一緒だ
--
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
(今回のエピソードの雰囲気が表現されているかと)
---
同じ風の中で
[Verse]
朝の光に草を摘む手
小さな背中に宿る夢
誰かのために動くとき
心がふっとあたたかくなる
[Chorus]
馬の瞳に映るのは
大人も子供もない姿
役割じゃなく、在ることが
ここでの力になる
[Verse]
「やらされてる」じゃなく「やりたい」
そんな想いが自然に芽生え
ただそこにいるだけで
生まれる居場所がある
[Chorus]
馬の歩みにそっと寄り添い
分けることで見失ったものを
今ここで取り戻すように
ひとつに溶けていく
[Bridge]
誰かを想うことで
巡り巡って 自分も癒される
横も縦もなく ただ隣に
同じ風を感じてる
[Outro]
ありがとう、今日も生きてる
馬と子供たちと一緒に
この優しい時間を胸に
明日へ歩いていこう
---
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
--
## キーワード
`馬との関わり` `自己理解` `対等な関係`
## 主な学び
1. 馬と向き合うとこちらのすべてがらわになる: 馬と暮らすことで自分と他者とのつながりを深め、大きな命と向き合うことができる。
2. 馬はダイレクトに本当に自分って感じ: 馬との関わりを通じて、自己の本質を直接的に感じることができる。
3. 他者のために働く中で自分の役割が生まれる: 他者のために働くことで、自分の役割や居場所を見つけることができる。
4. ここは対等で、みんな一緒だ: 馬との関わりを通じて、対等な関係性を築くことができる。
## 知識の説明
### 1. 馬と向き合うとこちらのすべてがらわになる
- **キーポイント**
- 馬との暮らしを通じて自分自身を見つめ直す。
- 他者とのつながりを感じることができる。
- **説明**
馬と暮らすことで、自然と自分の内面を見つめ直す機会が増え、他者との関係性も深まる。馬の世話をすることで、他者のために働くことの意義を感じ、自分の役割や居場所を見つけることができる。
### 2. 馬はダイレクトに本当に自分って感じ
- **キーポイント**
- 馬は先入観なくフラットに関わる。
- 自分の正直な気持ちをぶつけることができる。
- **説明**
馬は人間のように先入観を持たず、フラットに接するため、関わる人も自然と自分の本質をさらけ出すことができる。これにより、自己理解が深まる。
### 3. 他者のために働く中で自分の役割が生まれる
- **キーポイント**
- 他者のために働くことで力が湧いてくる。
- 自然と自分がやりたいという気持ちが出てくる。
- **説明**
馬の世話を通じて、他者のために働くことの意義を感じる。学校のように強制されるのではなく、自然と自分がやりたいという気持ちが湧き上がり、他者を大事にすることで自分自身も大事にできるようになる。
### 4. ここは対等で、みんな一緒だ
- **キーポイント**
- 馬は先入観なくフラットに関わる。
- 子供と大人の区別なく、一人の人間として関わる。
- **説明**
馬は先入観を持たずにフラットに接するため、関わる人々も自然と対等な関係性を築くことができる。子供と大人の区別なく、一人の人間として関わることができる。
今回のテーマは、「スタッフとの対話から見えてきたもの」。
前回(091回)のエピソードで、スタッフ・いくみさんとの対話の音声をお送りしましたが、その対話からの黍原なりの気づきを深掘っていきます。
馬と共に暮らす日々の中で、自分自身と向き合い、他者との関係性がどう変化していくのか。現場で共に過ごすスタッフ・いくみさんとの深い対話を通して、そのプロセスが少しずつ言葉として紡がれていきます。
ホースセラピーの現場で起きる、言葉にならないほど豊かな時間。そのなかで見えてきたのは、「評価を気にしていた自分」から「本気で関わる自分」への変化。そして、馬との関係性が、やがて子どもたちとの関係にも波紋のように広がっていく様子。
「馬はまるで鏡のように自分を映し出す」。
そんな不思議で深い体験のなかで、人はどのように変わっていくのでしょうか。
気づきや変化の種が、静かに、しかし確かに芽吹いていく現場の物語。
あなたもその場に立ち会うような気持ちで、ぜひ最後までお聴きください。
■対話集1の紹介ページ
馬と暮らす中で、自分とつながり、他者とつながる−大きな命と向き合うことで、もたらされるもの
https://kamakoma.org/booklet/
■関連エピソード
▼051 馬は最高の師匠〜スタッフ育成のカギは馬がにぎる
https://spoti.fi/3ErQjrg
対話集1の「はじめに」より
三陸駒舎には、毎日のように子どもたちがやってきて、馬や周りの自然と共に過ごす中で、そこでは様々なことが起こっています。それはとても豊かな時間だなぁという感覚はあるのですが、なかなか言葉には成りません。一緒に現場をつくっているスタッフのいくみさんと対話をしながらその感覚を探ってみました。
対話集1から取り上げたテーマ
【1】馬と向き合うと、こちらの全てが露わになる
馬と出会えたことは大きな変化
馬との変化が、子どもに対しても
【2】馬は、ダイレクトに本当に自分
子どもとの関わりの中で
馬との関わりの中で
--
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
(今回のエピソードの雰囲気が表現されているかと)
---
本気のまなざし
[Verse]
古民家に吹く風の中で
馬と歩いた静かな朝
鏡のように映る心
逃げていた影に出会った
[Chorus]
まっすぐな瞳が問いかける
ほんとの君はどこにいるの?
評価じゃない、形じゃない
今ここにある命の声を
[Verse]
子どもたちの笑いとともに
揺れる木漏れ日が優しくて
本気じゃなきゃ伝わらない
誤魔化しのない日々が始まる
[Bridge]
恐れも迷いも包み込んで
馬の背中に預けたなら
私は私でいいんだって
やっと、やっと気づけたんだ
[Outro]
馬とともに、歩く道は
言葉を超えて響いてく
つながる命、育つ絆
ただそこにある真実だけ
---
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
--
## キーワード
`馬との対話` `内面成長` `自己認識`
## 主な学び
1. 馬と向き合うことで全てがあらわになる: 馬との日々の対話や関わりを通して、自己や他者との関係、また人間関係全般における真実が表面化し、自身のあり方が変化していくという知識点。
2. 馬はダイレクトに本当の自分を映し出す: 馬との関わりは、自己のあり方や生き方の本質を直接的に反映し、行動や内面的な状態が馬を通じて明らかになるという考え方を示す知識点。
## 知識の説明
### 1. 馬と向き合うことで全てがあらわになる
- **キーポイント**
- スタッフのいくみさんは、保育士としての経験を持ちつつ、馬と初めて向き合うことで自分自身の評価へのこだわりを捨て始めた。
- 最初は馬を通じて自分自身と向き合い、次第に内面から外へと意識が広がる変化があった。
- 馬との関わりで、子どもたちとの対等な関係が築かれるようになった。
- 対話集として記録された音声は、2024年の9月27日に収録されたもので、スタッフとの対話を深く掘り下げた内容となっている。
- **説明**
スタッフのいくみさんが自身の過去の保育士や学童の現場から、馬との初めての出会いを通して、今まで避けていた内面の部分と向き合い、本人の評価へのこだわりを捨てる過程が語られている。馬との関係を通じ、ご自身のあり方が徐々に内側から外へと広がり、その結果、子供たちとも対等な立場で日々を過ごせるようになったという事実が強調されている。対話の中には、馬が関係性の鏡のように個人の内面を映し出すというコメントが多数見受けられる。
- **スタッフいくみさんの変化の実例**
> いくみさんは、もともと保育士や学童の現場で働いていたが、馬と出会ったことが人生の大きな転機となった。最初は馬を通して自分自身の内面と向き合い、評価や見られ方にとらわれる自分を反省。その後、馬とのふれあいの中で、自己の狭い意識が広がり、内側から外側へと意識が変化していくことを実感。これにより、子供たちとの関係もより対等かつ本気で向き合えるようになった。
1. いくみさんは、これまで人の評価を常に意識して生きてきた。
2. 馬との関わりの中で、評価ではなく自身の本来の在り方に気づくこととなった。
3. この変化は、日常の対話やふれあいによって深化し、子供たちとのコミュニケーションにも好影響を与えた。
### 2. 馬はダイレクトに本当の自分を映し出す
- **キーポイント**
- 馬との接触により、利用者は自分自身のあり方や行動がそのまま馬に反映されることを実感する。
- 馬は利用者にとって、単なる動物以上の存在であり、自己認識の鏡として機能する。
- 自己のあり方ややり方が、馬を通して明確になり、具体的な行動変化が求められる。
- 馬との関わりの中で、表面的な手法ではなく内面的な自己認識が重要であることが強調される。
- **説明**
この知識点では、馬との関わりがどのようにして利用者の本当の自分を映し出すか、またその結果、利用者が自分自身を如何に認識し、変革していくかが議論されている。例えば、最初は馬との関わりでやり方にとらわれた結果、うまく行かないことがあったが、馬自身が利用者の恐れや不一致な意識をそのまま返してくることで、内面の問題点が浮き彫りになった。こうした経験を通じて利用者は、自分の潜在的な部分に気づき、自己の生き様全体を見つめ直す機会となった。
- **馬による反映効果の実例**
> 対話中で、スタッフいくみさんは、『馬が自分の本当の状態をダイレクトに返してくる』と語っており、これは自分自身が隠している恐れや内面の矛盾が馬との関係を通じて露呈される現象を指す。例えば、馬が動かず、期待通りの反応が得られない状況は、利用者が自己の内面と向き合えていないことを示すサインとして捉えられた。
1. 馬との直接的な接触を通じ、利用者は自分の内面のあり方や行動が反映されることを経験。
2. この現象は、利用者自身が自己の内面に正直になり、本当のあり方を模索するきっかけとなった。
3. 馬の反応を通じて、表面的な手法ではなく内面的な成長が求められるという教訓が得られた。
今回は、三陸駒舎のスタッフ・いくみさんとの対話を通じて、馬との暮らしがもたらす自己との向き合い方や、他者とのつながりについて深く探ります。保育士としての経験を持ついくみさんが、馬や子どもたちとの関わりの中でどのように成長し、変化してきたのか、そのリアルなエピソードが語られます。
馬とのコミュニケーションを通じて、自身の内面と向き合い、自己成長を遂げる過程。そして、子どもたちとの日々の関わりから生まれる気づきや学び。自然と共に生きる中で、人と動物、そして自分自身とのつながりを再発見する物語が広がります。
このエピソードを通じて、リスナーの皆さんも自己との対話や他者とのつながりの大切さを感じ取っていただけることでしょう。ぜひ最後までお聴きください。
■対話集1の紹介ページ
馬と暮らす中で、自分とつながり、他者とつながる−大きな命と向き合うことで、もたらされるもの
https://kamakoma.org/booklet/
■関連エピソード
▼084 子どもが育つ場づくりで大切なこと1〜どういう「構え」を持つか(澤田いのりさんとの対話集から)
【前編】
https://spoti.fi/4bX4YqN
【後編】
https://spoti.fi/43RZ5ct
【深掘り編】
https://spoti.fi/43Q2mZS
--
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
(今回のエピソードの雰囲気が表現されているかと)
---
風のように軽やかに
[Verse]
広がる空の下で 風が運ぶ記憶
あの日見つめた瞳に 映る自分の影
伝えたい言葉が 伝わらないもどかしさ
馬の背中に問いかけた 答えはどこにある?
[Chorus]
心の奥に隠してた 不安も迷いも
馬と歩くこの道で 少しずつ溶けていく
ごまかさずに向き合えば 変わる世界がある
感じたままに伝えよう もう怖くはないから
[Verse]
初めて知ったんだね 正直でいること
評価を恐れるよりも ただ真っ直ぐでいたい
子どもたちの笑顔が 気づかせてくれた
ありのままでいいんだと そっと背中押すよ
[Chorus]
心の奥に隠してた 不安も迷いも
馬と歩くこの道で 少しずつ溶けていく
ごまかさずに向き合えば 変わる世界がある
感じたままに伝えよう もう怖くはないから
[Bridge]
誰かのためじゃなくて 自分の声を聞いて
ありのままの想いが 馬にも届くから
[Outro]
風のように軽やかに 自然に生きていこう
この瞬間を大切に 未来へと繋げていく
---
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
--
## キーワード
`馬との対話` `自己成長` `動物との関わり`
## 主な学び
1. 馬との対話を通じた自己成長: 馬と暮らす中での対話を通じて自己と向き合い、他者との関係を深めることができる。
2. 動物との関わり: 動物、特に馬との関わりを通じて、子供たちがどのように成長し、仲間意識を育むかについての考察。
## 知識の説明
### 1. 馬との対話を通じた自己成長
- **キーポイント**
- 馬との対話を通じて自己を見つめ直す。
- 他者との関係性を改善するための気づきを得る。
- 自己評価や他者評価に対する意識の変化。
- **説明**
馬との対話を通じて、自己の内面を見つめ直し、他者との関係性を改善するための気づきを得るプロセスが重要である。特に、自己評価や他者評価に対する意識の変化が、馬との関係性を通じて得られる。
- **馬との関わりを通じた自己認識の変化**
> 馬との調教を通じて、自分が今まで目を背けていた部分に気づき、自己嫌悪を感じることもあったが、向き合うことで関係性が変化した。
1. 馬との調教を通じて、自己の内面を見つめ直す。
2. 自己嫌悪を感じるが、向き合うことで関係性が変化する。
3. 他者評価を気にしなくなることで、馬との関係性が改善される。
- **他者評価からの解放**
> 他者からの評価を気にしていたが、馬との関わりを通じてそれが不要であると気づき、自己の評価基準を見直すことができた。
1. 他者評価を気にしていたが、馬との関わりを通じてそれが不要であると気づく。
2. 自己の評価基準を見直し、他者評価に依存しない自己認識を持つようになる。
### 2. 動物との関わり
- **キーポイント**
- 動物との関わりを通じて、子供たちは自分自身を見つめ直す機会を得る。
- 馬の世話をすることで、子供たちは仲間意識を育む。
- 動物の世話を通じて、子供たちは自然とやりたいという気持ちが芽生える。
- **説明**
子供たちは馬の世話をすることで、他者への思いやりや仲間意識を育むことができる。これは、学校での強制的な活動とは異なり、自然と自発的に行動することを促す。
- **未就学の子供たちの馬の世話**
> 未就学の子供たちが午前中に馬の世話をし、仲間のような雰囲気を醸し出していた。
1. 子供たちは馬のために草を集めたり、掃除をしたりすることで、仲間意識を育んでいる。
2. 子供たちはお互いに声をかけ合い、協力して作業を進めている。
今回のエピソードでは、「馬が教えてくれる身体の対話」をテーマに、環境と響き合う身体を取り戻す方法を探ります。
築百年を超える古民家で、三頭の馬と共に暮らす私たち。日々のホースセラピーの中で、馬たちが見せてくれる身体の感覚や環境との調和に驚かされます。彼らは周囲の変化や仲間、人間の動きに素直に反応し、まさに環境と響き合う存在です。このエピソードでは、馬との関わりを通じて、自分自身の身体感覚を研ぎ澄まし、環境と調和する方法を探求します。
馬との触れ合いは、自分の身体に気づき、環境とのつながりを深める絶好の機会です。馬を通じて、私たちの身体がどのように環境と響き合うのか、そのプロセスを共有します。このエピソードを通じて、リスナーの皆さんも自身の身体と環境との新たなつながりを感じていただけることでしょう。
■エッセイ
「馬が教えてくれる、身体の対話—環境と響き合う身体を取り戻す—」
https://bit.ly/41NiZE0
■方条さんと馬と身体合宿in三陸駒舎(岩手)【5月】
※日帰り参加可、一部オンライン配信
https://kamakoma.org/shintai202505/
■3/30 馬と身体合宿の魅力を語る会🐴
https://bit.ly/4bL8jJt
■関連エピソード
▼079 馬と身体合宿〜身体思想家・古武術研究家の方条さんと
https://spoti.fi/41IPgfm
▼040 「コントロール」ではなく「フュージョン」が大事〜馬からフュージョンの感覚を学ぶ
https://spoti.fi/41wV4Hy
--
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
---
響き合う世界
[Verse]
風が頬をかすめて 草が揺れてささやく
馬の瞳に映る 私の形
[Verse]
足裏に響く鼓動 大地が応えてる
言葉を越えた対話 心が開く
[Chorus]
今ここに生きている この身体とともに
馬が教えてくれる 響き合う世界
[Verse]
寄せては返すリズム 呼吸が重なって
境界のない感覚 ひとつになる
[Bridge]
風のように流れ 水のように伝う
すべては繋がってる ひとつの波
[Chorus]
今ここに生きている この身体とともに
馬が教えてくれる 響き合う世界
[Outro]
手を伸ばし感じる この瞬間の鼓動
馬とともに歩く 響き合う未来
---
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
--
## キーワード
`身体の対話` `環境との響き合い` `馬との接触`
## 主な学び
1. 身体の対話と環境との響き合い: 馬と共に暮らしながら、身体の感覚を取り戻し、環境と響き合う身体を育むことをテーマにした取り組み。
## 知識の説明
### 1. 身体の対話と環境との響き合い
- **キーポイント**
- 自分の身体に気づくことが重要。
- 馬は自分の身体の感覚に忠実で、環境の変化に素直に反応する。
- 身体の感覚が閉じていると、外界とのやりとりができない。
- 馬と接することで、自分の身体が環境と響き合うように変わる。
- 馬は身体を拡張し、環境全体と響き合う存在として機能する。
- **説明**
馬と共にいることで、自分の身体の感覚を意識し、環境と響き合う身体を取り戻すことができる。馬は環境の変化に素直に反応し、その動きが人間にも伝わることで、適切なやり取りが積み重なっていく。これにより、馬は人間の身体を拡張し、環境全体と響き合う存在として機能する。
- **馬と身体合宿**
> 身体思想家古武術の研究家の北条良さんと共に、馬と身体合宿を開催し、身体の感覚を取り戻す取り組みを行う。
1. 参加者は馬と共に過ごし、自分の身体の感覚に気づく。
2. 馬の動きや反応を観察し、環境との響き合いを体験する。
3. 馬との接触を通じて、身体が環境と響き合う感覚を育む。
今回のエピソードでは、ドキュメンタリー映画『小学校~それは小さな社会~』を取り上げ、その内容や感じたことを深く掘り下げます。
この映画は、日本の公立小学校での1年生と6年生の日常を1年間にわたり記録した作品です。子どもたちが掃除や給食の配膳などを通じて協調性を育む姿が描かれています。
しかし、協調性の育成と同調圧力の問題が浮き彫りになり、視聴者の社会観や学校観によって評価が分かれる作品でもあります。このエピソードを通じて、リスナーの皆さんも自身の社会観や教育観を見つめ直すきっかけになるかもしれません。ぜひ最後までお聴きください。
■関連エピソード
039 劣化する社会から子ども達を奪還せよ 〜教育の中身の前に、社会をどう捉えるか?
https://spoti.fi/3QFtFOD
映画「小学校〜それは小さな社会〜」
https://shogakko-film.com/
「小学校〜それは小さな社会〜」の短編版
https://bit.ly/4i48PVw
--
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
---
心の叫び、自由の音
[Verse]
静かな教室の隅で
小さな声が響いてる
みんなと同じ形に
収まることを求められる
[Chorus]
でも心は叫んでる
「僕は僕でいたいんだ」
協調の影に隠れた
自由を探し続けてる
[Verse]
跳べない縄跳びの影
誰もが気づかぬままに
努力の果てにあるのは
拍手か涙か
[Bridge]
決められたルールの中で
僕らは何を見てるの?
自分の声はどこにある
誰のための未来なんだろう
[Chorus]
でも心は叫んでる
「僕は僕でいたいんだ」
協調の影に隠れた
自由を探し続けてる
[Outro]
静かな夜に問いかける
この世界は優しいの?
それでも歩き続ける
僕なりの答え探して
---
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
--
## キーワード
`協調性` `同調圧力` `日本の教育`
## 主な学び
1. 映画『小学校、それは小さな社会』の評価: 映画『小学校、それは小さな社会』は、日本の小学校における協調性や集団活動を描いた作品であり、賛否が分かれている。
2. 日本の教育における協調性と同調圧力: 日本の教育では協調性が重視されるが、同時に同調圧力も存在し、それが教育現場における課題となっている。
## 知識の説明
### 1. 映画『小学校、それは小さな社会』の評価
- **キーポイント**
- 映画は日本の小学校の6年間を描いており、協調性や集団活動が中心に描かれている。
- 映画にはナレーションがなく、登場人物の言葉や出来事だけで表現されている。
- 協調性の反対側にある同調圧力がにじみ出ていると感じる人もいる。
- **説明**
映画は日本の小学校の行事や委員会活動を通じて、協調性や集団活動を描いている。しかし、協調性が強調される一方で、同調圧力も存在し、それに対する批判的な意見もある。映画の評価は、観る人の社会観や学校観に大きく影響される。
- **縄跳びの場面**
> 映画の中で、縄跳びが苦手な子供が練習を重ねて本番で成功する様子が描かれている。しかし、他の子供は本番でもうまく飛べず、どのような気持ちで発表しているのかが描かれている。
1. 縄跳びが苦手な子供が家でも練習を重ね、本番で成功する様子が美談として描かれている。
2. 一方で、他の子供は本番でもうまく飛べず、集団の中での苦労やプレッシャーが描かれている。
### 2. 日本の教育における協調性と同調圧力
- **キーポイント**
- 協調性を育むことは重要だが、同調圧力が強くなると個々の自主性や主体性が失われる可能性がある。
- 教育現場では、掃除や給食配膳などを通じて協調性を育むが、それが同調圧力として働くこともある。
- **説明**
日本の教育では、協調性を育むために集団活動が重視される。しかし、協調性が強調されるあまり、同調圧力が強くなり、個々の自主性や主体性が失われることがある。教育現場では、協調性と同調圧力のバランスを取ることが重要である。
- **靴箱の整頓**
> 映画の中で、靴箱に靴を寸分たがわず揃えて入れることが求められ、子供たちがそれをチェックする場面が描かれている。
1. 子供たちは靴箱の整頓を係としてチェックし、花丸や三角で評価する。
2. このような活動が協調性を育む一方で、同調圧力として働く可能性がある。
今回は、遠くデンマークからやってきた フォルケホイスコーレの学生たち との出会いをお届けします。
言葉の壁を超えて、子どもたちと馬、そして海外の若者たちが交わる瞬間――。馬の世話を一緒にしながら、焚き火を囲み、焼き芋を頬張る時間の中で見えてきた 「生きる実感」 とは?
世界と地域がつながる場所で起こった、心温まる交流の記録。
馬と子どもたちが紡ぐストーリーを、ぜひ最後までお聴きください。
【参考記事】「恒常的な危機」の下でメンタルを病むヨーロッパの若者たち
https://bit.ly/3XdM88Q
▼NPO法人SET
https://www.nposet.org/
▼合わせて聞きたい
073馬の暮らしを整えることが、子ども達の活動につながる
https://spoti.fi/4kea2uy
---
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
焚き火の温もり、言葉を超えて
[Verse]
築百年の古民家で
風が運ぶ馬の声
デンマークの若者たち
夢を抱き ここに来た
[Chorus]
手を動かし 心を寄せて
言葉なくとも 伝わる温もり
世界はここで つながっている
焚き火囲み 笑顔灯る
[Verse]
馬の世話 手を差し伸べ
子供たちが 教える側
この場所は 自分の家
誇り高く 守ってる
[Bridge]
世界に広がる絶望の影
けれどここには確かな鼓動
命に触れ 生きる実感
共に過ごす 時の意味
[Outro]
夜は静かに語り合い
未来の灯り ともす場所
世界と地域 結びついて
今日もまた 歩き出す
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
キーワード
フォルケホイスコール 地域と世界のつながり 若者の精神的健康
主な学び
フォルケホイスコール: デンマークにある、人生をしっかり考えるための学びができる学校。大学とは異なり、高校卒業後の人生の歩み方を考える場として100年以上続いている。
地域と世界のつながり: 地域の取り組みが世界とつながっていることを示す事例。
若者の精神的健康: 若者の精神的健康が低下している現状とその背景。
家族の共有体験: 家族での共有体験が重要であること。
知識の説明
1. フォルケホイスコール
キーポイント
農民学校として始まり、地域での農業従事と地元の救済商法を育てることを目的としていた。
文化庁に移管された教育関係の部署として続いている。
説明
フォルケホイスコールは、若者が自分の人生を考えるための場として設立され、地域社会との関わりを重視している。
陸前高田への学生訪問
デンマークのフォルケホイスコールの学生6人が陸前高田を訪れ、地域との交流を行った。
学生たちは地域を巡り、地元の子供たちと交流した。
言語の壁を越えて、英語と日本語でコミュニケーションを取った。
2. 地域と世界のつながり
キーポイント
地域の子供たちが自分たちの場を作り上げている。
外部からの訪問者をフレンドリーに受け入れる文化がある。
説明
地域の子供たちは、自分たちの場所を作り上げることで、訪問者を受け入れる準備ができている。
フォルケホイスコールの学生との交流
学生たちは地域の子供たちと一緒に動物の世話や掃除を行った。
子供たちは自分たちの場所としての自負を持ち、訪問者と協力して活動を行った。
3. 若者の精神的健康
キーポイント
鬱や精神病が増加している。
絶望感や諦め感が拡大している。
説明
若者の精神的健康が低下している背景には、社会の変化や情報の偏りがある。
動物の世話を通じた実感
動物の世話をすることで、若者が自分の行動が周囲に影響を与えることを実感する。
動物の世話を通じて、若者は自分の役割を感じ、社会とのつながりを実感する。
4. 家族の共有体験
キーポイント
身体的な記憶を共有することが大切。
物語を協力して作ることが重要。
説明
家族での共有体験は、対話の前提として重要であり、共通の基盤を作る。
岡ちゃんの家族旅行
岡ちゃんは家族とともに半年間海外を旅行し、共有体験の重要性を実感した。
家族での体験を通じて、共通の基盤を作り上げた。
馬は常に本気で関わる必要があります。手を抜いて関わることは、命に関わることなので、許されません。だからと言って、緊張する必要はなく、リラックスしながら気を巡らす必要があります。
このような馬の存在と共に活動することで、自然と本物の体験が提供されます。
▼合わせて聞きたい
011 子どもが主体的に学ぶには?〜意味ある活動として提供する
https://open.spotify.com/episode/1Qe9hTWngUJoNzZheSMm8R
---
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム https://bit.ly/4hhsQr1
最後に流れる曲は、本編で話した内容を文字起こしして、生成AIで作詞作曲しました。
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
----
以下、内容の生成AIによる要約です。
## キーワード
`本気で関わる` `子どもの成長` `馬との体験`
## 主な学び
1. 本気で関わることの重要性: 子どもが育つためには、大人が本気で関わることが重要である。仕事として流してしまうのではなく、真剣に向き合うことで、子どもたちに本物の体験を提供できる。
2. 馬との関わりによる本気の体験: 馬と関わることで、常に本気で向き合うことが求められる。馬の調子を見逃さないようにするためには、常に観察し、ケアする必要がある。
## 知識の説明
### 1. 本気で関わることの重要性
- **キーポイント**
- 本気で関わることが子どもの成長に寄与する。
- 仕事として流してしまうことの弊害。
- 真剣に向き合うことで得られる本物の体験。
- **説明**
ある介護施設での実習の例を通じて、利用者と親密な関係を築くことの重要性が語られた。仕事として流してしまうと、相手との本当のつながりが持ちにくくなるが、本気で関わることで、相手に寄り添うことができる。
- **介護施設での実習**
> ある介護施設で実習を行った際、利用者と親密な関係を築いたが、施設のスタッフからは実習だから良いが、スタッフとして働き始めたらそんなに仲良くなるべきではないと言われた。
1. 実習中に利用者と親密な関係を築いた。
2. 施設のスタッフからは、実習だから良いが、スタッフとして働く際には距離を置くべきだと言われた。
3. 本気で関わることの重要性を再認識した。
### 2. 馬との関わりによる本気の体験
- **キーポイント**
- 馬との関わりは本気で向き合うことを促す。
- 馬の調子を見逃さないための観察とケアの重要性。
- 馬との関わりを通じて得られる本物の体験。
- **説明**
馬と関わる際には、馬の調子を見逃さないように常に観察し、適切なケアを行う必要がある。これにより、馬とのコミュニケーションが深まり、新しい課題に挑戦することができる。
- **馬との日常的な関わり**
> 馬の調子を見逃さないように、毎日餌を適切に与え、掃除や運動を行う。馬との関わりを通じて、常に新しい課題に挑戦し続けることができる。
1. 馬の調子を見逃さないために、毎日観察とケアを行う。
2. 馬との関わりを通じて、コミュニケーションが深まる。
3. 新しい課題に挑戦し続けることで、常に新しい世界が開ける。
以下の澤田いのりさんとの対話集から
今回は、深掘り編。先に取り上げた4つの気付き中からさらに深掘ります。
次の2つについて、取り上げました。
図や抜き出した言葉のスライドのPDF1
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2025/01/taiwa2_1slide.pdf
図や抜き出した言葉のスライドのPDF2
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2025/01/taiwa2_2slide.pdf
ポッドキャストと合わせてご覧下さい。
計画を手放すこと 身体の感覚で反応すること〜馬が子どもと大人の対等な関係をつくる〜三陸駒舎 対話集2
https://kamakoma.org/reference/#toc3
感覚統合の先にある、子どもが育つことの根幹に触れる対話となった澤田いのりさんとの対話集
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
https://kamakoma.org/si/
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
---
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム
→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
----
以下、内容の要約です。
## キーワード
馬中心のアプローチ フュージョン 自然との対等な付き合い
## テーマ
この講義では、子どもが育つ場作りにおいて重要な要素として、馬を中心にしたアプローチや自然とのフュージョンの概念が紹介されました。人間以外の存在を中心に置くことで、対等な関係を築くことができるとされ、スポーツやイベントを通じてフュージョンの感覚を養うことの重要性が強調されました。
## 要点
 1. 子どもが育つ場作りで大切なこと
 2. 馬中心のアプローチ
 3. 人間以外の存在を中心に置く
 4. 森や川を中心にした活動
 5. コントロールではなくフュージョン
 6. フローの流れに乗る
 7. スポーツやイベントでのフュージョン
 8. 馬とのコミュニケーション
 9. 自然と人間の対等な付き合い
10. 対話集の深掘り
## ハイライト
- `"人間のために森を使うんじゃなくて、森がより良くなるために活動を考えてみる。"-- Speaker 1`
## 章とトピック
### 馬中心のアプローチ
> 馬を中心に置くことで、子どもも大人も対等になれるという考え方。
- **要点**
- 馬がいない場合でも、人間以外の存在を中心に置くことが可能。
- 森や川など自然を中心にした活動を考える。
- **説明**
馬を中心にすることで、子どもや大人が対等に関わることができる。馬がいない場合でも、森や川などの自然を中心に置くことで、同様の効果が得られる。
- **留意点**
- 人間以外の存在を中心に置くことで、対等な関係が築ける。
### フュージョンの概念
> コントロールではなく、フュージョンを目指すアプローチ。
- **要点**
- フローの流れに乗ることで、自然と一体化する。
- スポーツやイベントでのフュージョンの重要性。
- **説明**
フュージョンとは、完全にその場に一体化し、流れに乗ることを指す。スポーツやイベントでの成功体験を通じて、フュージョンの感覚を養うことができる。
- **留意点**
- フュージョンの感覚を養うためには、実際の体験が重要。
以下の澤田いのりさんとの対話集からの気付きを4つ取り上げます。
今回は、後編。残り2つを取り上げました。
どういう「構え」を持つか
図や抜き出した言葉のスライドのPDF
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2025/01/taiwa2_2slide.pdf
ポッドキャストと合わせてご覧下さい。
計画を手放すこと 身体の感覚で反応すること〜馬が子どもと大人の対等な関係をつくる〜三陸駒舎 対話集2
https://kamakoma.org/reference/#toc3
感覚統合の先にある、子どもが育つことの根幹に触れる対話となった澤田いのりさんとの対話集
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
https://kamakoma.org/si/
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
---
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム
→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
----
以下、内容の要約です。
## キーワード
`直でやりとり` `フュージョン` `子どもとの関わり`
## 主な学び
## 知識の説明
### 1. 直でやりとり
**キーポイント**
**説明**
いのりさんの言葉を引用し、子どもとの関わりにおいては、先に何かこうあるべきと想定するのではなく、その場その瞬間に思った感じを大事にしながらやりとりをすることが重要であると説明しています。また、馬との接し方にも同様のアプローチが有効であると述べています。
**いのりさんとの対話**
> いのりさんが子どもとの関わりにおいて、本気でぶつかることが重要であると述べています。
### 2. コントロールではなくフュージョン
**キーポイント**
**説明**
いのりさんの馬との経験を通じて、相手をコントロールするのではなく、融合して一緒に動くことが重要であると説明しています。馬と一緒に走る感覚が、子どもたちとのセラピーにも応用できると述べています。
**いのりさんの馬との経験**
> いのりさんが馬を自分の周りに円形に回らせる際に、馬と一緒に走る感覚を得た経験。
**AI提案**
以下の澤田いのりさんとの対話集からの気付きを4つ取り上げます。
今回は、前編として2つ取り上げました。
どういう「構え」を持つか
図や抜き出した言葉のスライドのPDF
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2025/01/taiwa2_1slide.pdf
ポッドキャストと合わせてご覧下さい。
計画を手放すこと 身体の感覚で反応すること〜馬が子どもと大人の対等な関係をつくる〜三陸駒舎 対話集2
https://kamakoma.org/reference/#toc3
感覚統合の先にある、子どもが育つことの根幹に触れる対話となった澤田いのりさんとの対話集
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
https://kamakoma.org/si/
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
----
三陸駒舎 https://kamakoma.org
お便りフォーム → https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興
----
以下、内容の要約です。
## キーワード
`馬中心の環境` `体の感覚で応答` `対等な関わり`
## 主な学び
## 知識の説明
### 1. 馬中心の環境作り
**キーポイント**
**説明**
馬がいることで、自然とその馬のためにやるという中で、役割分担や得意不得意が出てきて、みんなで一緒にやれているという感覚が生まれる。
**馬の部屋の掃除**
> 子どもたちと大人が一緒に馬の部屋を掃除し、同じ道具を使って作業を行う。
### 2. 計画を手放し、体の感覚で応答する
**キーポイント**
**説明**
計画を手放すことで、体の感覚で応答し、子どもたちと一緒により良い方向に向かって作り上げていく。
澤田いのりさんとの感覚統合についての対話の最終回です。感覚統合の視点から、三陸駒舎の現場の可能性を探りました。
計画を手放すこと 身体の感覚で反応すること〜馬が子どもと大人の対等な関係をつくる〜三陸駒舎 対話集2
https://kamakoma.org/reference/#toc3
感覚統合の先にある、子どもが育つことの根幹に触れる対話となった澤田いのりさんとの対話集
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
https://kamakoma.org/si/
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
関連エピソード
▼022 五感は古い。感覚は脳の栄養素〜七つの感覚と感覚統合
https://open.spotify.com/episode/5Gl7Oz7fqgw3pQGUwdWotc
▼048 感覚は脳が育つ栄養素〜感覚統合で見えてくる子どもの必要な遊び〜
https://open.spotify.com/episode/7LkNjdblnF9WI9lH02a1Ag
▼013 成長・学びのカギとなる3つの歯車〜個性・環境・課題をかみ合わせる
https://open.spotify.com/episode/4yIBQRVhUx7w8P2gVC25Zd
`感覚統合` `子どもの自主性` `環境設定`
## テーマ
この講義では、感覚統合の視点から三陸駒社の可能性を探り、馬との暮らしの重要性や子どもたちの自主性を尊重するアプローチについて議論されました。また、放課後の時間の制約とその活用法、子どもたちの喧嘩や感情爆発への対応、感覚統合的なアプローチの具体例、環境設定の重要性とその工夫、音楽と自然の力の活用についても触れられました。
## 要点
1. 感覚統合の視点からの三陸駒社の可能性
2. 馬との暮らしの重要性
3. 子どもたちの自主性を尊重するアプローチ
4. 放課後の時間の制約とその活用法
5. 子どもたちの喧嘩や感情爆発への対応
6. 感覚統合的なアプローチの具体例
7. 環境設定の重要性とその工夫
8. 音楽と自然の力の活用
## ハイライト
- ` "音楽がやっぱりそのリズム、体で自然と心踊るとか、いつの間にか体動いちゃうとか、そういう力持ってるもんだから、それをもっと使ったほうがいい。"-- Speaker 3 `
## 章とトピック
### 感覚統合
> 感覚統合とは、異なる感覚情報を統合して理解し、適切な行動を取る能力のことを指す。特に子どもの発達において重要な役割を果たす。
* **要点**
* 感覚情報の統合と理解
* 適切な行動の選択
* 子どもの発達における重要性
* **留意点**
* 子どもたちが自ら選択できる環境を整える
* 感覚統合的な活動を増やす
* **特別な状況**
* 子どもが感情爆発を起こしそうな場合、事前に行動を予測し、適切に介入する
澤田いのりさんとの感覚統合についての対話の第2回目です。三陸駒舎の現場を感覚統合の視点で見たときに、どのような特徴があるのでしょうか?
計画を手放すこと 身体の感覚で反応すること〜馬が子どもと大人の対等な関係をつくる〜三陸駒舎 対話集2
https://kamakoma.org/reference/#toc3
感覚統合の先にある、子どもが育つことにおいて根幹に触れる対話となった澤田いのりさんとの対話集
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
https://kamakoma.org/si/
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
関連エピソード
▼022 五感は古い。感覚は脳の栄養素〜七つの感覚と感覚統合
https://open.spotify.com/episode/5Gl7Oz7fqgw3pQGUwdWotc
▼048 感覚は脳が育つ栄養素〜感覚統合で見えてくる子どもの必要な遊び〜
https://open.spotify.com/episode/7LkNjdblnF9WI9lH02a1Ag
▼013 成長・学びのカギとなる3つの歯車〜個性・環境・課題をかみ合わせる
https://open.spotify.com/episode/4yIBQRVhUx7w8P2gVC25Zd
`感覚統合` `自然環境` `子どもの発達`
## テーマ
この講義は、感覚統合の重要性と自然環境がそれに与える影響についての内容です。子どもの自主性や選択の自由、多様な感覚刺激の必要性、そして感覚統合のプロセスについて詳しく説明されています。特に、自然環境での遊びが子どもの感覚統合を促進することが強調されています。大人のサポートや環境の提供、子ども同士の影響と学びについても触れられています。
## 要点
1. 感覚統合の重要性
2. 自然環境が感覚統合に与える影響
3. 子どもの自主性と選択の自由
4. 多様な感覚刺激の必要性
5. 感覚統合のプロセス
6. 子どもの個別対応の重要性
7. 自然環境での遊びの利点
8. 大人のサポートと環境の提供
9. 子ども同士の影響と学び
10. 感覚統合の視点からの活動評価
## ハイライト
- ` "いつの間にか成長してたが一番いいと思います。自然と。"
## 章とトピック
### 感覚統合
> 感覚統合とは、様々な感覚情報を統合し、適切な行動や反応を導くプロセスを指します。特に子どもの発達において重要な役割を果たします。
* **要点**
* 感覚統合は多様な感覚刺激を通じて促進される。
* 自然環境は変化に富んでおり、感覚統合に適した刺激を提供する。
* 子どもが自分で選択し行動することが感覚統合に良い影響を与える。
* **説明**
感覚統合は、視覚、聴覚、触覚などの様々な感覚情報を脳が統合し、環境に適応した行動を取るためのプロセスです。自然環境は常に変化しており、子どもたちに多様な感覚刺激を提供します。これにより、子どもたちは自分のペースで感覚を統合し、成長することができます。
* **Examples**
> 自然の中での遊びは、子どもたちに多様な感覚刺激を提供し、感覚統合を促進します。例えば、川遊びでは水の流れや地面の感触が変化し、子どもたちはそれに適応することで感覚を統合します。
* 自然環境は常に変化しており、子どもたちはその変化に適応する必要があります。
* この適応の過程で、視覚、聴覚、触覚などの感覚が統合され、子どもたちの発達が促進されます。
* **留意点**
* 子どもが自分で選択し行動できる環境を提供する。
* 多様な感覚刺激を提供するために自然環境を活用する。
* 子どもの個別の感覚統合のニーズに応じたサポートを行う。
* **特別な状況**
* もし子どもが感覚過剰でパンクしている場合、刺激を減らすために視覚情報を遮断するなどの方法を取る。
* 感覚入力が不足している子どもには、体を動かす活動を通じて感覚を刺激し、目覚めさせる。
五感は古い 七感で子どもは育つ!感覚統合×馬・自然体験
感覚統合の野外での活用についてまとめたページ
関連エピソード
▼022 五感は古い。感覚は脳の栄養素〜七つの感覚と感覚統合
https://open.spotify.com/episode/5Gl7Oz7fqgw3pQGUwdWotc
▼048 感覚は脳が育つ栄養素〜感覚統合で見えてくる子どもの必要な遊び〜
https://open.spotify.com/episode/7LkNjdblnF9WI9lH02a1Ag
▼013 成長・学びのカギとなる3つの歯車〜個性・環境・課題をかみ合わせる
https://open.spotify.com/episode/4yIBQRVhUx7w8P2gVC25Zd
`感覚統合` `子どもの行動理解` `感覚療法`
## テーマ
このエピソードでは、感覚統合の理論とその応用について説明されました。感覚統合は、子どもの行動を理解し、支援するための重要な理論であり、五感に加えて前庭感覚と固有感覚を含む七感を重視します。個人差がある感覚の受け取り方が行動に影響を与えることが強調され、感覚統合を用いた子どもの支援方法や課題設定の重要性が議論されました。
## 要点
1. 感覚統合の理論とその応用
2. 感覚統合療法の重要性
3. 五感に加えた二つの感覚(前庭感覚と固有感覚)
4. 感覚統合が子どもの行動理解に役立つ
5. 感覚の個人差とその影響
6. 感覚統合を用いた子どもの支援方法
7. 感覚統合の視点での課題設定
8. 感覚統合が自己理解と生活の工夫に役立つ
9. 感覚統合の理論を家庭や学校で共有する重要性
10. 感覚統合療法の誤解と正しいアプローチ
## ハイライト
- `"その子がその子らしく生き生きと過ごせることというか、その子が自ら欲しい感覚というか、好きなことはその子は自らどんどんやっていくもので勝手に。"
## 章とトピック
### 感覚統合の理論とその応用
> 感覚統合は、子どもの行動の理由を理解するための理論であり、特に発達支援の現場で利用される。五感に加え、前庭感覚と固有感覚を含む七感を重視する。
- **要点**
- 感覚統合は、子どもの行動の理由を理解するためのヒントを提供する。
- 五感に加え、前庭感覚と固有感覚を含む七感を重視する。
- 感覚の受け取り方は個人差があり、それが行動に影響を与える。
- **説明**
感覚統合の理論は、子どもがなぜ特定の行動を取るのかを分析し、評価するために用いられる。特に、前庭感覚(揺れや加速度を感じる感覚)と固有感覚(筋肉を使う感覚)が重要であり、これらの感覚の偏りが行動に影響を与えることがある。
- **Examples**
> ある子どもが学校でじっとしていられず、走り回ってしまうという問題があった。この子どもは動きたいという欲求が強く、学校の環境が辛いと感じていた。感覚統合の視点から、この子どもが好きな感覚を用いた遊びを取り入れることで、集中力を高めることができた。
- 子どもの行動を観察し、動きたいという欲求を理解する。
- 感覚統合の視点から、子どもが好きな感覚を用いた活動を提供する。
- 活動中に集中力が高まることを確認し、学校での課題設定に応用する。
- **留意点**
- 感覚統合療法を行う際は、子どもが自ら欲しい感覚を尊重すること。
- 感覚統合の理論を誤解しないように、正しいアプローチを心がけること。
- **特別な状況**
- 感覚統合療法を行う際に、子どもが嫌がる感覚入力を無理に行わないこと。
プレゼンのスライド
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2024/12/20241207kiyosato_mtg.pdf
全体会2のファシリテーション・グラフィック
https://kamakoma.org/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0563-scaled.jpg
■全体会2の概要(生成AIによる)
こんにちは!今回のポッドキャストでは、先日開催された「全体会2」についてお話しします。
今回の全体会2のテーマは、**「この瞬間を共有したい!〜センス・オブ・ワンダーを伝える言葉」**です。自然や子どもたちと向き合う中で感じる驚きや感動を、どのように言葉として伝え、共有していけるのかを探る場となりました。
全体会には、ファシリテーターとして塚原俊也さん(くりこま高原自然学校)が進行を務め、登壇者として黍原豊さん(三陸駒舎)と小菅江美さん(森のこども園てくてく)の3名が参加されました。それぞれが異なるフィールドで自然や人との物語を紡いでいる実践者たちです。
会の中では、「センス・オブ・ワンダー」、つまり子どもたちや私たち自身が感じる純粋な驚きや喜びをどう受け止め、それをどのように言葉にするのかが議論の中心となりました。特に印象的だったのは、言葉にする際の注意点として、自己解釈の危うさを意識しつつ、子どもたち自身の視点や感覚を尊重することの重要性が語られた点です。
また、ただキャッチーな表現を求めるのではなく、本物の経験や深い共感を伴う言葉こそが、人々の心にじっくりと響いていくという考え方も共有されました。この言葉が「時間をかけて染み込む」ことで、社会の中で大切な価値観として根付いていくのではないかという議論もありました。
全体会2は、「この瞬間を共有したい!」という思いをどのように表現し、広げていくのかを深く考える貴重な機会となりました。今回のポッドキャストでは、その内容を振り返りながら、センス・オブ・ワンダーを伝える言葉の力について考えていきます。どうぞお楽しみください!
▼小菅江美さんの発言要約
森のこども園てくてくを運営する小菅江美さんは、日常の中にある「センス・オブ・ワンダー」を大切にしながら子どもたちと向き合う姿勢を語ってくださいました。園では、子どもたちが見せる純粋な興味や驚き、気づきを丁寧に受け止め、それをどう言葉にするかを試行錯誤しています。
特に印象的だったのは、「待つ力」の重要性についてです。大人が焦らずに、子どもたちのペースに寄り添うことで、子ども自身が自分の物語を紡ぎ出すことができるといいます。また、子どもたちの表現が必ずしも言葉だけではなく、絵や体の動き、自然との対話の中に表れることを踏まえ、大人はその余白をどう受け止めるかが問われるとも話されていました。
さらに、小菅さんは、「少なくても一人の子どもとのセンス・オブ・ワンダーを語り合い、それを社会に織り込んでいく」ことが、より良い未来を築く基盤になると強調されました。
▼黍原豊さんの発言要約
三陸駒舎の黍原豊さんは、言葉が持つ力と、それを伝える難しさについて、深い哲学的視点から語りました。黍原さんは、言葉にすることで「本当に大切なこと」が抜け落ちてしまう危険性に警鐘を鳴らしつつ、それでもなお、言葉にすることの意義を探っています。
特に印象的だったのは、「自己解釈」の扱いについての言及です。大人が子どもの行動を解釈し、それを確定的な「意味」として語ってしまうことで、子どもの本当の思いや可能性を閉じ込めてしまうことがあるという指摘がありました。そのため、解釈する際には常に注意深くあるべきだという考えを共有されました。
また、共感や「染みる言葉」の話題では、言葉をキャッチーに作り込むことよりも、本物であること、つまり、経験に根ざした真実味が重要だと話されました。時間をかけてじっくりと相手に伝わる言葉こそが、共感を生み出し、社会を変える力を持つという視点は、多くの参加者に新たな視点を提供したと思います。
■清里ミーティング
2024年12月6日(金)~8日(日)
https://www.jeef.or.jp/activities/kiyosato/
◆全体会2:この瞬間を共有したい!〜センス・オブ・ワンダーを伝える言葉
(清里ミーティングのウェブサイトより)
はじめて見る虫に出会って輝く瞳、
早朝の森の解放感に思わず走り出す姿、
ドキドキしながら勇気を出して滝から川に飛び込んだ後の「やったぞ!」の表情。
自然に触れて子どもたちの心がワンダーした瞬間は、私たちの感じている自然体験活動の意義や魅力のひとつです。そんな魅力をたくさんの人に伝えることで、自然から離れて日々を過ごす人たちが自然のなかに足を踏み入れるきっかけをつくりたい。でもうまく伝わっていないのでは…。
全体会2では、人の心を揺さぶる自然の魅力やその意義を写真やことばで発信するおふたりから、見る人の心に訴えかける伝え方をお伺いします。
ファシリテーター:塚原 俊也さん(くりこま高原自然学校 校長)
黍原 豊 さん
(一社)三陸駒舎 共同設立者
パーマカルチャーや自然エネルギー等をテーマにした「森と風のがっこう」や岩手県立児童館のプレーリーダーを経て、現在は岩手県釜石市にて、築100年の古民家で馬3頭と暮らし、ホースセラピーを様々な困難を抱える子どもたちに届ける。市内外から毎月延200名の利用がある。
小菅 江美 さん
森のこども園てくてく 園長
2004年にデンマーク森の幼稚園を視察見学後、講演・執筆活動を精力的に行い野外幼児教育の普及啓発に努めている。新潟県上越市に森のようちえんを立ち上げ、2021年4月に認定こども園てくてくとなり、現在に至る。