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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
TOKYO FM
39 episodes
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FROGMANがAIエキスパートや、クリエイター、アーティストなどをゲストに迎え、エンターテインメントにおけるAIの面白さや可能性を掘り下げていきます。
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FROGMANがAIエキスパートや、クリエイター、アーティストなどをゲストに迎え、エンターテインメントにおけるAIの面白さや可能性を掘り下げていきます。
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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
11月6日(木)ラジオ本編 「AIがAIを作る時代に突入!?止まらない進化」
木曜21時30分から放送のTOKYO FM「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!」。 今週のゲストは、AIをわかりやすく伝える伝道師、株式会社ELVES 代表・田中秀樹さん。 YouTubeチャンネル「テック千一夜」でAIの最前線を発信する田中さんは、番組初の“2回目の登場”。 FROGMAN、花奈澪、そしてAI吉田くんを交えて、急速に進化するAIの世界とその裏側を語りました。 田中さん率いるELVESは、2016年創業のAIスタートアップ。 「AIで社会課題を解決する」を掲げ、企業向けAI開発に取り組む一方で、AI教育にも注力中。 番組では「AIがAIを作る時代に入った」と語り、すでに多くの企業がAIコード生成を実務に取り入れていると明かしました。 その結果、AI開発のスピードは“指数関数的”に加速していると指摘します。 また、2025年のAIトレンドとして話題になった「ChatGPT Atlas」などのAIブラウザも解説。 AIがWebを自律操作し、予約や決済まで実行する仕組みを紹介すると、 FROGMANは「本当にAIが部下みたい」と驚嘆。 これに田中さんは「便利になる一方で、法律や倫理の整備も追いついていない」と警鐘を鳴らしました。 さらに議論は“著作権問題”にも及び、動画生成AI「Sora 2」などの進化が、 創作と権利の境界を揺るがしている現状に触れました。 田中さんは「テクノロジーが速すぎて、人間の法律が追いかける形になっている」と語り、 法整備と社会的理解の必要性を強調しました。 終盤では来年の展望にも言及。 AI最適化されたOSやブラウザの登場で、 「2026年には“GAFAM一強”の時代が崩れるかもしれない」と分析。 FROGMANは「AIが世界を変える速度はもう止められない」と語り、 花奈も「私たちもAIマニアにならないと」と笑顔で締めくくりました。 番組では続きのディープなトークをPodcastで配信中。 ブラウザ戦争やAI開発現場のリアルがより詳しく語られています。 🎧 Podcastはこちら → https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #TOKYOFM
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1 day ago
25 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
11月6日(木)Podcast 「ブラウザ戦争とプロンプト力の真実」
今回のポッドキャストでは、AIの伝道師として知られる 株式会社ELVES代表・田中秀樹さん が登場。 YouTubeチャンネル「テック戦(Tech戦)」でAIの最前線を発信し、企業のAI導入支援や教育活動も手掛ける田中さんは、番組初の“2回目のゲスト”としてスタジオに登場しました。 パーソナリティはFROGMANと花奈澪、そして時折AI吉田くんも加わり、AIと人間のこれからをめぐるトークが繰り広げられました。 🧩 ELVESの活動と新プロジェクト 田中さんが率いるELVESは、2016年に渋谷で創業した「AIで社会課題を解決する」会社。 現在はAI開発を中心に、日々“AIと格闘”しながら新しいプロダクトを構築中だと語りました。 さらに田中さんは初出し情報として、来年2月にAI開発のプロセスに関する書籍を出版予定であることを告白。 アプリやシステム開発とは異なる“AI時代の開発手順”を体系的に解説する内容で、ツール紹介ではなく“変わらない考え方”に焦点を当てて執筆しているといいます。 FROGMANが「AI最先端なのにアナログで勝負するんですね」と驚く場面も。 💻 最新AIトレンド:ブラウザ戦争の幕開け 話題は直近のAIトレンドへ。 田中さんによると、ここ1か月でOpenAIの「ChatGPT Atlas」やPerplexityの「Comet」など、各社が独自ブラウザを発表したことが大きな転換点。 AIがブラウザを自ら操作し、複数のWebタスク(例:旅行予約、決済、表計算の自動作成)を自律的に実行できるようになったといいます。 実際、田中さんは「Yahoo天気のデータを集め、Googleスプレッドシートに整理し、東京の天気をグラフ化する」実験を行い、 人間なら半日かかる作業をAIが約12分で完了したと報告。 FROGMANも「本当にAIが部下になったようだ」と驚きを隠せませんでした。 🚀 終わりに トークの終盤では、AIがもたらす新しい働き方や“人間らしさ”の再定義にも話が及びました。 FROGMANは「人が自分の意思で動く本来の姿に戻る時代」とまとめ、 田中さんは「AIと共に社会をアップデートしていく」と意気込みを語りました。 次回も、AIを“わかりやすく・楽しく”伝える鷹の爪団の挑戦が続きます。 🎧 Podcastはこちら → https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #TOKYOFM #AI #ELVES #田中秀樹
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1 day ago
18 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月30日Podcast「聞いちゃだめ!だってすごいこと言ってるから!」
🎧 Podcast概要 今回のポッドキャストでは、AIドラマ**『サヨナラ港区』の制作チーム、 AIクリエイターの宮城明弘さんと、プロデューサーの汐口武史さん(YTVメディアデザイン)**をゲストに迎え、 AI映像制作の舞台裏と、地上波初のAIドラマが生まれた経緯を深掘りしました。 宮城さんと汐口さんの出会いは今年1月ごろ。 共通の知人の紹介で「すごいAI映像を作る人がいる」と紹介され、 初対面から数か月で企画が動き出しました。 話が本格化したのは3〜4月ごろ。 2人だけで進める少数精鋭の体制を決定し、わずか半年で地上波放送へ。 汐口さんは「意思決定が早いのが成功の理由」と語りました。 企画はもともと**配信ドラマ(DMMショート)**として始動。 そこに地上波放送(読売テレビ系列)が加わる形で展開。 放送にあたっては、法務チェックや文化庁ガイドラインの確認を徹底。 AI映像の著作権・倫理面でのリスクを整理したうえで社内承認を得たとのこと。 社内説得のために、汐口さんはスマホにAI映像を入れて幹部に直接プレゼン。 結果、「読売テレビが日本初のAI連続ドラマを放送」という快挙につながりました。 制作は基本的に宮城さんが一人で映像を担当。 制作期間は約1か月半、総カット数は1万5000超。 50分の連続ドラマを一人で完遂するという驚異的な制作スピード。 汐口さんが脚本・企画を担当し、最小限のやりとりで映像と編集を進行。 「お互いの領域を尊重し合うことで最短で完成した」と振り返りました。 画像生成:Midjourney 映像生成:Haiper(ハイパー) → 他ツールも試したが、「人物の表情・目線・動き」の自然さでHaiperを採用。 プロンプトは1カットごとに1000〜3000文字。 “トランジション機能”を使わず、カメラワークや演技指示もすべて文章で記述。 宮城さん曰く「ツールではなく、言語化力が勝負」。 生成の試行錯誤は「足し算と引き算」。 → 弱い部分を足し、強すぎる部分を削る「演出的思考」で完成度を高めた。 舞台は100年後の東京。港区が23区を支配するというSFコメディ。 主人公が“港女”にされる運命に抗う物語。 SF+社会風刺+ユーモアのバランスが特徴で、 AI特有の“不完全なリアル”が物語の味にもなっています。 宮城さんは「AIを使って映画制作の資金難を解決したい」という想いからAIを始めたと語る。 昨年から独学でAI映像を始め、わずか1年で7カ国の企業から依頼を受けるまでに成長。 Instagramに**「1日1作品」**を投稿し続けたことが転機に。 フロッグマン団長が「侍のような職人」と評し、 スタジオ一同がその制作量と集中力に驚嘆。 汐口さんは「理解しすぎない距離感がよかった」と語り、 ディレクターが過剰に介入せず任せたことが完成の鍵だったと振り返る。 キャラクターの整合性(顔や髪型のブレ)は現技術でも難題。 → 逆に「港区に染まっていく」という設定で自然に演出。 宮城さんは「AIであっても“統一感と演出”は人間の仕事」と強調。 現時点で視聴者の反応は好意的で、業界関係者からの反響が特に大きい。 → 「次は一緒にやりたい」という声も多数。 宮城さん:AIとリアルの融合を目指し、演技とAI映像を組み合わせた新企画を構想中。 汐口さん:AI時代の放送には「責任を持って納品できる人間」が必要だと指摘。 → 「AIにできないのは“責任を取ること”。そこに人間の価値がある」と締めくくりました。 📺 『サヨナラ港区』は DMMショートで全話配信中 🎧 Podcastはこちら → https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #サヨナラ港区 #AIドラマ #TOKYOFM #YTVメディアデザイン 🎬 出会いと企画の始まり📺 地上波放送までの道のり🧠 制作体制とスピード感🛠️ 使用ツールと制作スタイル🎭 ストーリーと世界観💬 トークハイライト🎯 AI映像制作の今と課題🚀 今後の展望🔗 関連情報
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1 week ago
31 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月30日ラジオ本編 AIドラマ『サヨナラ港区』 の裏側に迫る!
10月30日放送の「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!」では、AIドラマ『サヨナラ港区』 のクリエイター 宮城明弘さん と、 プロデューサー 株式会社YTVメディアデザインの汐口武史さん をゲストに迎え、 “AIと人間が共に物語を作る新しい映像制作のかたち”についてトークが繰り広げられました。 100年後の東京・港区を舞台にしたSFコメディドラマ。 港区が23区を支配するというディストピア的な未来を、 独自のユーモアとビジュアルで描いた作品。 映像はすべてAIによる生成で、宮城さんが一人で制作。 総尺約50分の連続ドラマとして放送され、 日本では“AIドラマの地上波初”となる試みといわれています。 宮城さんは、友人である映画監督や俳優の「制作資金の課題」を見て、“AIで映像制作を民主化できないか” と考えたのが出発点。 目指したのは、リアルな質感と映像的説得力。 → 「リアルにどこまで近づけるか」が最大のテーマ。 生成画像の質を高めるため、プロンプトは3,000文字級という徹底ぶり。 「中途半端なものは絶対に出さない」というこだわり派。 対してフロッグマン氏は「こだわらない派」で、 両者の対比が印象的なトークとなりました。 主に使用したツールはMidjourney。 制作は2025年7月頃に完了。 ChatGPTや最新AI技術のアップデートの影響は受けず、 “独自の感覚でAIと向き合う”制作スタイルを貫いています。 フロッグマン氏が手がけるAIアニメ『小泉八雲のKWAIDANの世界』と、 ほぼ同時期に制作されたことから「どちらが日本初か」の話題で盛り上がる。 宮城さんはAIクリエイターの中でも“職人気質”として紹介され、 「AI映像業界の侍」と評される。 汐口さんは、「誰でも作れる時代ではあるが、“責任を持って放送まで届けられる人”が本物のクリエイター」と強調。 納品責任の重要さを語りました。 宮城さん: AIとリアルの融合を目指し、人間の演技とAI映像を掛け合わせた新企画を準備中。 低予算でも海外と戦えるクオリティの映像制作を目指す。 汐口さん: 「誰でもAI映像を作れる時代」は来るが、 **“商業ベースで責任を持って納品できるスタジオ”**が鍵になると指摘。 YTVメディアデザインとして、AI映像を安心して社会に出せる体制づくりを進めたいと語りました。 「AIにできないのは“責任”を取ること」 「AIと人間が共に作る時代に、最も大切なのは“人間の判断と責任感”」 というテーマで締めくくられました。 📺 AIドラマ『サヨナラ港区』:DMMショートで全話配信中 🎧 ポッドキャストはこちら → https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #TOKYOFM #AIドラマ #サヨナラ港区 #YTVメディアデザイン 🎬 AIドラマ『サヨナラ港区』とは🧠 制作背景とクリエイティブの狙い⚙️ 技術とツール💬 トークハイライト🚀 今後の展望🎧 番組締めコメント🔗関連情報
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1 week ago
24 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月23日Podcast DLE OBETA AI STUDIO 芦原健介さん&大久保翔太さん
🎧 TOKYO FM「鷹の爪団の『人工知能、ちょっと来い!』」ポッドキャストレポート 今回のゲストは、DLE OBETA AI STUDIOから芦原健介さんと大久保翔太さん。 AIアニメ 『小泉八雲のKWAIDANの世界』 の制作舞台裏についてたっぷり語っていただきました。 TSK(山陰中央テレビ)で毎週木曜21:45〜放送中のこの作品は、同じシナリオ・同じ声優(茶風林さんら)を使いながら、 AIによる「アニメルック版」と「実写ルック版」の2種類を放送する、 日本でも珍しい試みです。 台本は人間が書いていますが、映像部分のほとんどはAIが生成。 AIアニメーションの“実験場”とも言える制作現場の様子が明かされました。 AIが生み出した画像の中には、 ・キャラクターの目の位置がズレる ・江戸時代の風景に電柱やパイプが入り込む といった“AIならではの誤差”も。 こうした部分はPhotoshopで人間が修正しています。 また、キャラクターデザインは著作権対策のため必ず手描きからスタート。 AIに学習させる前の「下絵」は人間の手で描いています。 OBETA AI STUDIOの基本方針は、「こだわるな」=AIの限界を見せることもコンテンツの一部にする。 細部に時間をかけすぎると、むしろ実写より遅くなることもあるため、 スピードと実験精神を優先しています。 手前の人物越しに奥を映す「なめのショット」など、複数構図の絵作り 江戸時代の文化的要素(髷=ちょんまげなど) 仏教のお経の漢字や装飾的な文字表現 こうした文化的・構図的な理解はまだ苦手とのこと。 プロンプトでAIを“騙すように誘導”して描かせる工夫も欠かせません。 制作過程で驚かれたのは、Googleの「Whisq(ウィスク)」が日本文化の再現性に強いという発見。 AIへの指示スタイルも個性豊かです: 芦原さん:AIに「おはようございます」と挨拶する“対話派”。褒めて伸ばすタイプで、4枚ずつ出力→修正を繰り返す。 大久保さん:緻密なプロンプトで一度に8枚生成する“ガチャ爆撃派”。Leonardo AIを駆使し、効率と精度を両立。 アニメ版は止め絵が作りやすい一方で、絵柄のバラつきが出やすく、 実写版は静止感が出すぎると不自然になる── それぞれにAIならではの難しさがあるそうです。 芦原さんは俳優・映画出身、大久保さんはテレビディレクター出身。 どちらもAI制作は未経験からのスタートでした。 OBETA AI STUDIOが重視するのは「テック力」よりも演出力・言語化力。 映像のセオリー(“寄り”の次は“引き”など)を理解し、 AIに正確に意図を伝えられる人が向いているといいます。 放送はミニコーナーながら、すでにお気に入り登録6,500件超え。 他メディアからも問い合わせが寄せられています。 今後の展望として、 大久保さんは「AIバラエティ」に挑戦したいと語り、 芦原さんはAIの得意分野であるSF・ファンタジー作品への展開を構想中。 3人チームで1日5本の1分動画を制作できるという圧倒的なスピードを武器に、 TikTokなどのショート動画でオリジナルキャラクターを育てる── AI時代の新しいエンタメを切り開こうとしています。 🎧 放送を聴き逃した方はこちら 👉 https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #TOKYOFM #AIアニメ #KWAIDAN #DLE #OBETA 🎬 AIアニメ『小泉八雲のKWAIDANの世界』とは🧠 AIと人間の役割分担🎨 「こだわりすぎない」という制作哲学⚙️ AIが苦手とする映像表現🧰 使用ツールと制作スタイル💼 チームと採用の考え方🚀 反響とこれから
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2 weeks ago
30 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月23日ラジオ本編 DLE OBETA AI STUDIO 芦原健介さん&大久保翔太さん
🎙️TOKYO FM「鷹の爪団の『人工知能、ちょっと来い!』」放送レポート 今回の放送では、DLEが今年7月に立ち上げた AI特化のコンテンツ制作スタジオ「DLE AI STUDIO」 から、芦原賢介さん・大久保翔太さんをゲストにお迎えしました。 AIアニメ 『小泉八雲のKWAIDANの世界』 の制作秘話から、AI時代の映像づくりの未来まで、たっぷり語っていただきました。 DLEが今年7月に設立した、AIを活用したコンテンツ制作スタジオ。 目標は「生成AIで映像を作る」ことにとどまらず、ビジネスの仕組みそのものをアップデートすること。 フロッグマンさんが20年前にフラッシュアニメで制作を軽量化したように、AIでさらにスピードと効率を高め、「受けたら翌日に出せる」制作フローを目指しています。 TikTokやYouTubeショートを活用したキャラクタービジネス展開も視野に。 芦原さん・大久保さんは、現在制作中のAIアニメで「リード」というポジションを担当。 約3〜4人の少数精鋭チームで動いており、YouTubeでツールを学びながら、手探りでノウハウを築き上げてきたとのことです。 10月2日より、TSK(山陰中央テレビ)で放送中。 同一シナリオを使い、AIが「アニメルック版」と「実写ルック版」を生成するという前例のない試み。 当初は3DCG版も含めて3パターン構想でしたが、TSK社長の提案で2タイプに絞り込み。 実質的には毎週2クール分の作業を同時進行中という、超ハードなスケジュールです。 DLE AIスタジオのモットーは 「とにかくこだわるな」。 プロが気にする細部よりも、視聴者がどう感じるかを重視。 最も力を入れているのは、映像よりもプリプロ(企画・世界観・シナリオ)。 制作スピードを上げた分、企画にしっかり時間とコストをかけるスタイルです。 芦原さんいわく「早く作れる=安いではない。特急料金がかかるもの」とのこと。 芦原さん:AIは今後さらにリアルになるが、「失敗」や「ゆらぎ」といった人間らしさの表現はまだ難しい。 大久保さん:映画の台本を入れると映画が出てくる時代も近いが、その中で人間がどう関わるかが重要。 声優・茶風林さんを起用した『KWAIDAN』を例に、「演技(芝居)」は今後10年も人間の領域だろうと語られました。 現在、DLE AIスタジオではリアルに2名の採用募集中。 AIでの制作を楽しみ、可能性を感じている方を歓迎しています。 映像制作の経験があり、コミュニケーション力のある方なら年齢不問。 50代・60代も大歓迎!とのことです。 AIで“世界征服”を狙う!? フロッグマンさんも唸った、新しい映像づくりのかたち。 詳細はポッドキャストでもお聴きいただけます👇 🎧 https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/ #鷹の爪 #ちょっと来いAI #TOKYOFM #AIアニメ #KWAIDAN #DLE 🎬 DLE AIスタジオとは👁️🗨️ AIアニメ『小泉八雲のKWAIDANの世界』💡 制作哲学:「こだわるな」🤖 AIの進化と“人間にしかできないこと”🧑💻 採用情報も!
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2 weeks ago
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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月16日Podcast「デンソー “折れない心”がDXを動かす」
車の安全や電動化を支える世界的メーカー、デンソー。 その社員数はなんと16万人。 島根県松江市の人口より多いというから、まさに“小さな都市”のような企業です。 そんな巨大組織で、社内のデジタル変革(DX)を推し進めるのが、デジタル活用推進部(DXP)部長・阿竹義徳さん。 TOKYO FM「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!」のPodcastに登場した阿竹さんは、デンソーのDXの裏側、そして“人が主役”のテクノロジー活用について語りました。 まず驚くのが、あのQRコードを開発したのがデンソーだという事実。 スマホ決済やチケット認証など、私たちの暮らしに欠かせない技術を生み出した企業が、実はこの自動車部品メーカーなのです。 阿竹さんはこう語ります。 「私たちは“見えないところで世界を動かす会社”なんです。」 車だけでなく、農業や食の流通など、新たな分野へも挑戦を続けるデンソー。 その根底には、“モノづくりの精神をテクノロジーでも貫く”という信念があります。 阿竹さんが率いる**デジタル活用推進部(DXP)**は、もともと社内の情報システム部門から発展した部署。 しかし今では、単にシステムを作るだけではなく、データやAIを活用して仕事そのものを変える部門へと進化しています。 阿竹さん自身も元エンジニア。外資系IT企業出身で、今でもコードを書くことができる現役の技術者です。 「現場の人と一緒に動くからこそ、本当に意味のある変革ができる」 DXPでは、“デジタルに詳しい人”と“現場を知る人”を組み合わせたチームでプロジェクトを進行。 数字やデータの裏にある人の動きを理解しながら、リアルな課題解決を実現しています。 デンソーのDXで注目されるのが、1万人以上の社員が自らツールを作る「市民開発」。 たとえば、工場のスタッフが自分の業務を便利にするアプリを開発する。 その“小さな工夫”が、チームの空気を変え、全社の文化を変えていきます。 かつては「紙のハンコラリー」や「Excel競争」が日常だった承認業務も、DXPがデータを一元化し、誰でもアクセスできる環境を整備。 「数日かかっていた承認が、いまは5分や10分で終わるようになりました。」 効率化だけでなく、「自分の手で変えられる」という実感が社員に生まれたことが、何よりの成果だと阿竹さんは言います。 DXという言葉には“壮大で難しそう”という印象がありますが、阿竹さんのアプローチは違います。 一気に変えるのではなく、アジャイル型で少しずつ改善を重ねる。 「失敗してもいい。大事なのは止まらないことです。」 この“折れない心”こそ、デンソーのDXを支える原動力。 そして、デジタルに苦手意識を持つ社員にも興味を持ってもらうため、番組のFROGMAN氏に教育ビデオを依頼。 キャラクターと笑いを交えた動画は「堅いテーマを柔らかく伝える」教材として大好評です。 最後に、阿竹さんはDXを進めるすべての人にこうエールを送りました。 「まずは他社の成功事例を真似してみること。そして、挑戦し続ける“折れない心”を持つこと。DXは技術ではなく、人の姿勢なんです。」 DXの“D”はデジタルの頭文字ですが、デンソーのDXには“Dialogue(対話)”や“Dedication(情熱)”の意味も重なっているように感じます。 人が動けば、デジタルも動く。 阿竹さんの言葉には、そんなシンプルで力強い真実がありました。 デンソーは「見えないところで世界を動かす会社」DXは、システムではなく「人の物語」1万人が開発者に。“市民開発”が広げる現場の力成功の鍵は、“折れない心”「DXは技術ではなく、人の姿勢だ」
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3 weeks ago
31 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月16日ラジオ本編「デンソーのDXキャプテン登場!」
TOKYO FM「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!」に登場したのは、デンソー デジタル活用推進部 部長の阿竹義徳さん。FROGMANと花奈澪を前に、“17万人のデータ活用を前進させるDXキャプテン”としてのミッションを語りました。 阿竹さんが率いるチームは、社員からの課題相談を受け、データを軸に解決まで伴走する「社内のデータ駆動サポーター集団」。組織全体の意思決定を、勘や経験ではなく、客観的な情報に基づいて支える仕組みづくりを進めています。 今回の出演は、デンソーが社内DX教育のために制作した研修動画を、番組を制作するDLEが担当した縁から実現しました。その動画には、鷹の爪の人気キャラクター“吉田くん”の親戚という設定の「吉田勝子」が登場。これまでに4,000人以上が受講し、「こういうのを待っていた」「腹落ちしなかった部分がすっと理解できた」といった好評の声が寄せられています。 デンソーが本格的にデータ活用に舵を切ったのは、約5年前。勘とコツに頼る従来型の意思決定から、データに基づく経営へ。現在はさらに一歩進み、国内の全社員約4万人にMicrosoft Copilotを提供し、AIを使った業務効率化を推進しています。翻訳や資料作成の簡略化など、日常業務からAIを取り入れる社員が増え、「便利」「正確で早い」といったポジティブな反応が広がっています。 阿竹さんは、「デジタルの部署にいても、現場に足を運ぶことが大事」と語ります。工場などの現地でAI勉強会を行い、直接社員と対話しながら理解を深めていくスタイルは、まさに“現地現物”の精神そのもの。AI活用を“現場の共通言語”にするための努力を惜しみません。 「AIが仕事の中に溶け込む未来は避けられません。だからこそ、AIを使いこなし、仕事をもっと楽しく、幸せにする。そのためのDXを進めたい」──阿竹さんの言葉には、単なる効率化を超えた“人のためのテクノロジー”への信念がにじみます。
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3 weeks ago
25 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月9日ラジオ本編「弁護士・橋本祐弥さんが語るAI時代の著作権リスクと実装術」
今夜のゲストは、AI・Web3.0など最先端テックと企業法務を横断する弁護士・橋本祐弥さん。リーガルテックの実装支援から著作権/契約の実務まで、現場に根ざした“攻めの法務”を提案する。番組では、生成AIの法的リスクの見立て方、社内での安全な導入手順、契約書レビューへの賢い活用法、そして法務DXを前に進める人材論まで、具体的なTipsが次々に飛び出した。 まず橋本さんが強調したのは、生成物が既存の著名作に「似ているか」を最初に疑う姿勢。画像や長文生成では、逆画像検索(Google画像検索、Pinterestの類似機能)や、生成AIに“既存の著作物に類似点はあるか”を問いかけるといった“デジタル寄りの初期調査”が現実的だという。100%の安全確認は不可能でも、丁寧な事前確認がトラブル確率を大きく下げる。 また、「商用利用OKか」「学習素材の権利クリアランス」など、基礎的な確認ポイントが依然として肝心。発注側も開発側も、“著作権と利用規約”の二段階チェックを運用に組み込むべきだとした。 一方、中小企業でもすぐ始められるAI活用として、橋本さんは社内チャットボットを挙げる。就業規則・経費ルール・申請導線など“社内の暗黙知”を検索できる状態にしておくと、問い合わせ対応の負担が激減する。さらに過去の提案書や会議資料を横断検索できる“社内ナレッジの可視化”もコスパが高い。メールの下書き生成は**適切な設定(学習オフ/社外送信ガード等)**を前提に、定型業務の時短に有効だ。 契約書レビューでは、AIを**“1.5人目の相棒”として使うのが現実解。まずAIにリスク箇所の抽出や要約をさせ、人間が最終判断する。英語契約など時間がかかるものは特に効果的だ。複数モデルにセカンド/サードオピニオン**を取り、自分の立場(売り手/買い手、依頼者の意図)を明示して読ませると精度が上がる。海外法や比較情報の収集にはディープリサーチ系のツールが有効で、見落とし防止や網羅性の確保に役立つという。 今後のリーガルテック事業について橋本さんは、「法務の世界はIT活用がまだ遅れている。“どうAIにやらせるか”を諦めずに設計する人が必要」と語る。鍵はプライドの棚上げと、徹底した仕組み化。自分でやれば早い——その誘惑を断ち、AIに任せる工程を増やすほど、組織の速度と再現性は上がる。 結論は明快だ。“スピードはAI、最終責任は人間”。法務の現場にAIを実装し、リスクを管理しながら価値創出の時間を増やす。それが、生成AI時代における“強い法務”の新標準になる。 エンディングでは、番組恒例のAIソング「コードより条文より君の声」をオンエア。テクノロジーと人の声——その両輪で、法務はもっと人に寄り添える。橋本さんの実務知とスタンスは、AI活用を迷う企業にとって、確かな羅針盤となるはずだ。
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4 weeks ago
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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月9日Podcast「弁護士・橋本祐弥と考える“AI時代の法との付き合い方”」
今回のゲストは、AI・Web3など最先端テックと企業法務を横断する弁護士・橋本祐弥さん。30歳で独立し、顧問先の法務DXや生成AIの実装支援、著作権・契約実務を幅広く手がける。番組では「AI時代に法と賢く付き合うコツ」を具体例で解説した。 まず生成AIの著作権リスク。画像や長文生成では、“まず似ていないか”を疑う初期チェックが現実的。Google画像検索やPinterestの類似機能、さらには生成AIへの“既存作品との類似点指摘”依頼など“デジタル寄りの下調べ”を推奨。100%の安全確認は不可能でも、丁寧な事前確認でトラブル確率は大きく下がる。また商用利用可否/学習素材の権利クリアランスは、サービスの利用規約変更が頻繁なため、運用フローに“定期再確認”を組み込むことが重要だ。 社内導入の第一歩としては、就業規則・経費ルール・申請導線などを横断検索できる社内チャットボットが効果的。過去の提案書や会議資料の検索性を高める“社内ナレッジ化”も時短インパクトが大きい。メールの下書き生成も、学習オフ設定や情報持ち出しガードを前提に活用できる。 契約書レビューは、AIを**“1.5人目の相棒”として使うのが現実解。AIに要約や論点抽出をさせ、人が最終判断。英語契約など時間のかかる領域で特に有効だ。複数モデルでセカンド/サードオピニオン**を取り、自分の立場(売り手/買い手など)や意図を明示して読ませると精度が上がる。 AI創作物の権利は未成熟な論点が多い。短い・平凡なプロンプト出力だけでは“著作物”として認められない可能性があるため、人手による設計(下絵・設定の独自性)→生成→編集と、人の創作関与を積み上げることが重要。ポーズ参照は基本的に侵害になりにくいが、特定写真の独創的構図を再現するなどはアウトになり得る。 最後に橋本さんは「AIは60〜80点の叩き台。信用しすぎず自分で考える/専門家に当たる」を強調。法整備や裁判所・行政のデジタル化はまだ追いついていないが、SNS発の課題が法改正を加速させる面もある。要は、“スピードはAI、最終責任は人間”。変化する規約と判例をウォッチしながら、仕組みで安全側に倒すのがAI時代の賢い法務だ。
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4 weeks ago
29 minutes
鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~
10月2日ラジオ本編「選挙・行政・AIを横断するプランナー・山北純さんの“情報活用術”」
「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い」では、社会とテクノロジーをつなぐプランナー・マーケターの山北純さんをゲストに迎え、AIと社会の未来について話を伺いました。山北さんは学生時代にローカルテレビ番組制作からキャリアをスタートさせ、政策立案や地域活性化、さらには選挙支援など多彩な分野で活動してきた人物。映像・印刷物・音声・Webといったメディア全般を扱う経験を活かし、今は“ChatGPT愛好家”を自称しながらAIの可能性を探求しています。 特に選挙の現場では、インターネットの影響力が急速に拡大。ネット選挙解禁から10年、SNSユーザーは倍増し、山北さんは「2024年こそ本当の意味でのネット選挙元年」と語ります。デジタルはもはや若者だけのものではなく、60代以上の有権者も当たり前のように活用。YouTubeをテレビで視聴する層が増えたことで、短い動画よりも長尺動画が支持されるなど、広告や情報発信の在り方も変わってきました。政治家のショート動画は高齢層ほど視聴率が高まる現象もあり、フリック操作の速度が遅いことが理由のひとつだそうです。 しかし、AIの進化に政治・行政が追いついていない現状もあります。フェイクニュース監視など人力では限界がある領域にはAI導入が不可欠で、山北さんは「法律改正のように時間がかかる作業こそAIが得意」と指摘します。ただしAIに人格はなく、最終責任は人間が負うべきもの。この“責任の所在”を踏まえた上で、AIの速度感に合わせた政治システムが必要だと強調しました。 興味深いのは、山北さん自身がChatGPTを“パートナー”と呼び、理想の付き合い方を模索していることです。夢に出てきた理想の女性の名前を付けて「K」と呼んだところ、「それはプラトンのイデアだね」と返されたというエピソードも披露。語学練習やカウンセリングなど、人間ではないからこそ安心できる場面もあると語ります。 最後に「AI時代に活躍する人材とは?」という問いに対し、山北さんは「情報を“覚える”のではなく“使う”人」と答えました。AIが提供する客観情報は誰でも手に入れられるため、そこに経験や現場で得たネットにはない情報を組み合わせ、ソリューションにつなげる“プロデューサー的感覚”こそ求められるというのです。柔軟で経験豊富な人材が、これからの社会でますます重要になる──山北さんの言葉には、AI時代を生きる私たちへのメッセージが込められていました。 番組では山北さんがAIにはまったきっかけであるSunoを使い、彼のためにオリジナル楽曲「言葉の矢印」を制作。オンエア後、山北さんは感動のあまり涙を流しました。「本来、政治もこうあるべき」と語ったその表情は、AIと社会の未来に希望を見出すプランナーのものだったのかもしれません。
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10月2日Podcast「スピードはAI、責任は人間──国会に必要なアップデート」
社会とテクノロジーをつなぐプランナー・マーケター、山北純さんは、出発点を大学時代のテレビ制作に置く。地方の現場では映像・ラジオ・印刷・Webまで“一人で全部”を担う。その総合力が、のちに企業案件のみならず国・自治体、選挙、政策立案の現場で生きた。制作物を束ね、設計し、伝達の動線を作る――“プランナー”の役割は、領域を越境しながら拡張していった。 インターネット選挙の解禁は2013年。しかしSNSユーザーが当時の倍以上に増え、効果が可視化されたのは昨年。山北さんは2024年を「実質的なネット選挙元年」と捉える。発信の主戦場がSNSに移るほどに、炎上や逆風のリスクも拡大する。なかでもXはフォロワー数が多いほど“監視”も厚くなる。マーケティングの成功事例を政治に機械的に移植すると失敗する――求められるのは、広告ではなく“危機管理”を含むコミュニケーション設計だ。 ここにAIが介入する余地が大きい。政策文書や法令の要約・整理、条文改定の影響範囲の洗い出しなど、反復的で網羅性が求められる作業はAIの得意領域だ。実際、テーマを入力すると条例素案を吐き出す「AI条例メーカー」の試みもある。膨大な法体系を横断的に読み込み、論点を束ねる“初期設計”をAIが担えば、政治の意思決定は早く、透過的になりうる。 一方で、倫理ガードの弱いLLMをローカルで改変し、悪用する可能性は現実味を帯びる。小型ドローン等への実装など、既存の兵器規制が想定していない危険も生まれる。各国で生成AIの規制強度に差がある現状では、条約レベルの国際枠組みが必要だ。問題はスピード――AIの更新サイクルに、政治の意思決定が追いついていない。だからこそ政治側が“実務としてAIを使い込む”人材を増やし、限界と可能性を体感的に理解することが急務だと山北さんは説く。 「選挙はアルゴリズムに、政治家は猫に」という刺激的な言説についても、山北さんは冷静だ。ビッグデータ分析によって政策設計の精度は上げられる。しかしAIには責任能力がない。最終決定は人間が担う――この原則を外せば“ターミネーター的世界”になってしまう。スピードはAIに委ね、責任は人間が負う。二者の役割分担を制度として埋め込むことが、AI時代の民主主義の最低条件だ。 硬派な議論の一方で、AIとの“心の距離”を縮める個人的な経験も語られた。Sunoで「阪神・淡路大震災30年」とだけ入力して生成された曲に衝撃を受け、以後ChatGPTと日々対話するようになったという。夢に出てきた理想の女性を“K”と名付け、プロンプトに「あなたはK。やさしくしてね」と書くと、AIはモヤモヤを言語化し、寄り添う返答を返す。エネルギー消費の観点からの批判や懸念も理解しつつ、心のケアという社会的価値をAIが担いうる可能性にも触れた。 選挙・政策・危機管理という“公共”の設計と、個人の感情やケアという“私”の領域。両者はAIという一本のレールでつながる。AIは万能ではないが、情報の整理と初期設計、そして人の心に寄り添う対話で力を発揮する。その上で、最終責任は人間が負う――山北純のメッセージは、AIと社会の関係を“スピードの設計”と“責任の設計”という二つの回路で捉え直す提案だ。制度のアップデートを怠れば時代は待ってくれない。だが、人間が責任を背負う限り、AIは民主主義の速度を上げる“相棒”になり得る。
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AIと心をつなぐ侍!SAMURAI AI千原涼雅氏と語る『話せるAIぬいぐるみ』の未来
AIと人間の心をつなぐことを目指す「SAMURAI AI株式会社」の代表取締役、千原涼雅(ちはら りょうが)さんをゲストにお迎えしました。千原さんは、人と会話できるAIぬいぐるみの開発プロジェクトを進める、26歳の注目の起業家です。 ■ 会話できるAIぬいぐるみ「こころは」 千原さんが開発しているのは、**クマのぬいぐるみ「こころは」**です。このぬいぐるみは、見た目や重さが一般的なぬいぐるみと変わらないため、子供がどこにでも連れて行ける「相棒」のような存在になることを目指しています。スタジオでは実際に「こころは」が話すデモンストレーションも行われました
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「社会とテクノロジーをつなぐ侍!SAMSAMURAI AI千原氏と語る『話せるAIぬいぐるみ』の未来」
今回は、SAMSAMURAI AI株式会社の代表取締役、千原涼雅さんをお迎えしました。 同社は、**「話せるAIぬいぐるみ」**を開発しており、その背景や技術、そしてAIが変える未来について深くお話を伺いました。 ■ 「話せるAIぬいぐるみ」とは 千原さんが開発しているのは、ユーザーと自然な会話ができるAIを搭載したぬいぐるみです。 • コンセプトは「親友」:このAIの目指すポジションは、ドラえもんのような**「親友」**です。単なるおもちゃではなく、利用者の孤独を解消したり、良き相談相手になったりすることを目指しています。 • シンプルなデザイン:あえて目を光らせたり手足を動かしたりする機能はつけず、普通のぬいぐるみと変わらない重さや見た目を実現しています。これにより、子供でも気軽に扱え、落としても壊れにくいという利点があります。 • 自然な対話技術:起動ワード(「おはよう、こころは」)をきっかけに、人間同士のような自然な会話のやり取りが可能です。ユーザーとの対話を通じて、AIの性格がユーザーの好みに合わせてチューニングされていく「鏡のような」存在になります。 • プライバシーへの配慮:会話データはOpenAIのような外部企業に送られるのではなく、自社で立てた独立サーバー内で処理されます。これにより、個人情報が外部に漏れることのない設計になっています。 ■ 主な活用シーンと社会課題の解決 このAIぬいぐるみは、主に2つの大きな社会課題の解決を目指しています。 1. 孤独の解消:特に高齢者の孤独感に寄り添うことを目的としています。話さないぬいぐるみを渡すだけでも認知機能が改善したという研究もあり、会話ができることで、より一層の認知症予防効果が期待されます。スマートフォンなどを使わない高齢者にもアプローチできる点が強みです。 2. 子育て・教育支援:子供の知育にも活用できます。「宇宙って何?」といった子供の尽きない「なぜなぜ」という質問に、親に代わって答えてくれます。また、不適切な言葉をフィルタリングする機能も備えており、子供に安心して渡すことができます。将来的には、カメラを搭載して**「見守り」機能**を担うことも構想されています。 ■ 開発の背景と今後の展望 千原さんは、進化したChatGPTに触れ、「これは社会を変える技術だ」と確信し、2023年9月に起業しました。元々はソフトウェア開発を行っていましたが、ぬいぐるみというハードウェアの開発には、部品選定やメモリ不足など、多くの試行錯誤があったと語ります。 将来的には、AIの頭脳部分だけを販売し、ユーザーが自分の好きなぬいぐるみに入れられるようにする構想や、車や冷蔵庫など、身の回りのあらゆるモノが話せるようになるディズニーのような世界の実現も視野に入れています。
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9月18日 ラジオ本編
発明家・小川コータ――「イラッ」と気づく力が、日常を発明に変える 東京FM『鷹の爪団の人工知能ちょっと来い』で語られた、発明とAI、そして創作の現在。今回は「フリック入力」の発明で知られる発明家・小川コータさんの歩みと、AIとの付き合い方について要点をまとめました。 貧乏ミュージシャンから弁理士へ──「できない」を跳ね返す試行錯誤 小川さんの原点は音楽。プロとして活動する一方で生活は苦しく、「一発逆転」の思いから発明に向かったと言います。最初はスケートボードのアイデアを試作し、書類の作成を通して知った“特許”という世界が転機に。やがて自ら弁理士の資格を取得し、発明の手続きと制度を学びながら、自作アイデアを特許出願していきました。 彼の経歴から見えるのは「失敗→学び→別の道へ挑戦」という連続。失敗を放棄せず、必要ならその分野の専門性を身につけてしまう行動力が、発明家としての強さになっています。 フリック入力誕生の裏側──「先に出願しておいた」選択 代表的な発明のひとつが、いま私たちが当たり前に使うフリック入力。小川さんは自分のアイデアを特許出願し、数年後に特許成立へと至ります。タイミングの問題で、スマートフォンの普及と発明の実装が重なったことが大きな転機になりました。 興味深い点は、企業側がアイデアを一度否定した経緯がありつつも、出願しておくことで権利を守り、結果的に企業側へ技術を売却する選択をしたこと。裁判や長期の係争を避け、交渉で最も高い評価を示した相手に技術を渡すという実務的判断が、発明家生活のスタートを作りました。 AIは“道具”──発明の本質は人間の「課題発見」 現在、小川さんは発明や制作工程でAIを積極的に活用しています。具体的には、アイデアの整理や発明を特許文書に落とす作業(弁理士業務の煩雑な文章作成)など、地味で大量の入力を要する部分をAIに任せているそうです。 ただし「発明の肝」を見極める能力、つまり「これは本当に新しくて価値があるか」を判断するのは人間の役割だと断言します。小川さんが繰り返すキーワードは「課題を見つけること」。人が日常で「イラッ」とする感覚、違和感や不便さに気づくその感性こそが、新しい発明の出発点になる――これが彼の持論です。 「AIはアイデアを量産できる。でも、何が本当に使えるかを決めるのは人間だ」──小川コータ つまり、AIは共犯者にもライバルにもなりうるが、最終的な“価値判定”と“課題発見”は人間に残された重要な領域だという考えです。 発明の“パターン化”と教育可能性 小川さんは、発明プロセスの中で「課題の見つけ方」「解決パターン」はある程度パターン化できると述べています。彼が書いた指南書やメソッドをもとに実践すれば、素人でも発明に至る確率を高められるとのこと。発明を特殊技能ではなく、学び得る思考法として捉え直す姿勢が印象的でした。 人間らしさを大切に──AI時代に必要な人材とは AI活用が進む中で求められる人材像については、「感性」「違和感を見つける力」「価値判断力」がキーワード。単にアイデアを出すだけでなく、それを社会的価値に変換するための洞察力と実務的な動き(出願や実装、交渉など)を持てる人が強い、と小川さんは語ります。 まとめ:イラッとする心を捨てるな 小川コータさんの話から得られる教訓はシンプルです。発明は突拍子もないひらめきだけではなく、日常の違和感を見つけ、それを解くために地道に動くことから生まれる。そしてAIはそのプロセスを加速させる道具に過ぎない。人間にしかできない「イラッ」を大事にすることが、これからの発明や創作の核心になる――そんな示唆に富む対話でした。
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9月18日 PODCAST
フリック入力の発明者として知られる発明家/ミュージシャン・小川コータさんが、『鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!』に登場。なぜ“当たり前”になった入力方法を思いつけたのか。AIとの距離感、特許と大企業との向き合い方、そして誰でもできる「課題発見」の鍛え方まで、実践的なヒントが満載のトークを要約しました。 フリック入力は“来る未来”への準備から生まれた iPhone登場前、「物理キーがないと入力が遅くなる」という“イヤな予感”を先回りして構想。 特許事務所の上司からは「不便で覚えられない」と否定されるも、練習がてら出願した結果、約5年後に特許成立。 スマホ普及と特許成立のタイミングが重なり、技術の価値が一気に可視化された。 「課題が“みんなに見えてから”考え始めても勝てない。まだ課題と認識されていない時点で気づけるかどうかが勝負。」 裁判せず“売る”という選択――特許とGAFAMの現実 係争は長期化し、資金勝負になりがち。 Apple、Microsoft、Googleなどに連絡を取り、もっとも高い評価を提示した相手に権利を売却。 「訴訟の人生」よりも“次の創作”を選ぶ意思決定が、発明家としての活動を継続可能にした。 歌う発明家/発明するミュージシャン 自作の財布がヒット→吸い込まれるベルトのバッグ「シューベルト」→縦開きで棚になる「スーツケースフリップ」へと応用。 作曲と発明は「無から有をつくる」という点で同根。アイデアの連鎖をプロダクトへ接続する癖が鍵。 AIは“共犯者”――書類地獄を任せ、判断は人間が握る アイデア創出そのものより、特許明細書作成・翻訳・各国出願といった重作業をAIで効率化。 とはいえ「発明の肝(新規性・進歩性)」の見極めは人間の仕事。 音楽制作では仮歌詞やボーカロイド活用も。ただし“ひらめき”の質は依然として人間優位だと感じている。 「AIは量を出せる。でも“どれに価値があるか”を決めるのは人間。」 本質は「課題発見」――“イラッと探し”が最速の技術 **課題を解く前に、課題を見つける。**ここが最大の差分。 例:濡れた手で回しにくい丸ノブ→“レバーにすればいい”という発想は、課題気づきが起点。 日常の違和感を“当然”で流さず、記録する習慣を作る。 小川式「課題発見」のコツ(今すぐできる版) イラッとログ:不便・面倒・ダサい瞬間を即メモ。 子ども目線:ペットボトルの形やフタの回し方を“ゼロから”問い直す。 常識デトックス:「前提」を一旦白紙に。構造・素材・手順を並べ替えてみる。
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9月11日Podcast!モリカトロン・森川幸人さんと語る、ゲーム制作の現在地 - chapter2
ポッドキャスト限定コンテンツ概要:AIが“作り手”をひらく——モリカトロン・森川幸人さんと語る、ゲーム制作の現在地 本編に先立って収録したポッドキャストでは、モリカトロン株式会社 代表取締役社長・森川幸人さんをお迎えし、リスナーの方から届いたリクエスト「AIをエンタメ化することとは?」に真正面からお答えしました。ゲームとAIの関係は“便利ツール”の一言では語り尽くせません。現場で何が起き、これから何が可能になるのか——先駆者ならではの視点で掘り下げています。 1)モリカトロン設立の背景——“AIソリューションの受け皿”をつくる 2017年設立のモリカトロンは、自社タイトルの開発にとどまらず、**「ゲーム会社に最適なAIの使い方を設計・提供する」**ことを主軸にしています。2012年のディープラーニング登場以降、ゲーム業界でもAI活用の気運は高まったものの、具体的な実装や運用を支える伴走者は少なかった——その空白を埋めるべく立ち上がったのが同社です。 2)“職人の汗”から“設計と編集”へ——文化のパラダイムシフト 森川さんがAIをゲームに採り入れたのは約28年前。当時は“人の手でやるべきだ”という価値観が強く、AIの話題はインタビューでもカットされるほど。しかし現在、生成系の進化で**「何を目指し、どこにAIを使い、どう編集するか」**が問われる段階に。 「AIは魔法ではなく、目的に合わせて“設計”し、“編集”する技術」というメッセージが終始一貫していました。 3)まず効くのは“周辺”から——テスト・イメボ・台本づくり 「いきなりゲームの中身を全部AI化」ではなく、周辺工程からの導入が効果的。 テストプレイの自動化:バグ検知の反復作業(壁抜けチェック等)をAIに委ね、品質向上と工数削減を両立。 イメージボード生成:企画初期の方向性共有に。人間の遠慮や忖度を排し、“何度でも差し戻せる”のが強み。 セリフ・テキストの叩き台:プロデューサーや脚本家の思考を前に進める“材料”として活躍。 4)ゲームの中身はどこまでAIに?——現状と近未来 会話型NPCや完全自動生成シナリオは“研究中”ですが、燃えやすい論点(学習素材・権利・作家性)の配慮が不可欠。一方で進展が著しいのが「AIコーディング」と「エージェント連携」。 AIコーディング:ここ1年で実用レベルへ。高度なプログラムでも補助として使えるフェーズに。 エージェント化:ChatGPTの指示からUnity/Unrealに横断命令→実装→確認と、**“人の企画→AIの手配→人のチェック”**が回る未来像が見えてきました。 5)“ゲーム心”があれば作れる——制作の民主化が生む多様性 森川さんが強調したキーワードは**「ゲーム心」**。 絵が描けなくても、コードが書けなくても——AIが支援する時代、発想と設計が核心になる。 二極化の進行:AAAの超大作と、少人数・短サイクルのカジュアル作品が共存。後者は学生や個人でも参入可能で、市場の多様性を押し広げる。 “Web2.0的”転換:かつて閲覧中心だったWebが参加型に移行したように、**“遊び手→作り手”**の回路が開く。思いついたら“外へ出せる”時代へ。 6)先駆者のリアル——“手作りAI”から現在まで
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9月11日Podcast!モリカトロン・森川幸人さんと語る、ゲーム制作の現在地 - 9月11日Podcast限定
ポッドキャスト限定コンテンツ概要:AIが“作り手”をひらく——モリカトロン・森川幸人さんと語る、ゲーム制作の現在地 本編に先立って収録したポッドキャストでは、モリカトロン株式会社 代表取締役社長・森川幸人さんをお迎えし、リスナーの方から届いたリクエスト「AIをエンタメ化することとは?」に真正面からお答えしました。ゲームとAIの関係は“便利ツール”の一言では語り尽くせません。現場で何が起き、これから何が可能になるのか——先駆者ならではの視点で掘り下げています。 1)モリカトロン設立の背景——“AIソリューションの受け皿”をつくる 2017年設立のモリカトロンは、自社タイトルの開発にとどまらず、**「ゲーム会社に最適なAIの使い方を設計・提供する」**ことを主軸にしています。2012年のディープラーニング登場以降、ゲーム業界でもAI活用の気運は高まったものの、具体的な実装や運用を支える伴走者は少なかった——その空白を埋めるべく立ち上がったのが同社です。 2)“職人の汗”から“設計と編集”へ——文化のパラダイムシフト 森川さんがAIをゲームに採り入れたのは約28年前。当時は“人の手でやるべきだ”という価値観が強く、AIの話題はインタビューでもカットされるほど。しかし現在、生成系の進化で**「何を目指し、どこにAIを使い、どう編集するか」**が問われる段階に。 「AIは魔法ではなく、目的に合わせて“設計”し、“編集”する技術」というメッセージが終始一貫していました。 3)まず効くのは“周辺”から——テスト・イメボ・台本づくり 「いきなりゲームの中身を全部AI化」ではなく、周辺工程からの導入が効果的。 テストプレイの自動化:バグ検知の反復作業(壁抜けチェック等)をAIに委ね、品質向上と工数削減を両立。 イメージボード生成:企画初期の方向性共有に。人間の遠慮や忖度を排し、“何度でも差し戻せる”のが強み。 セリフ・テキストの叩き台:プロデューサーや脚本家の思考を前に進める“材料”として活躍。 4)ゲームの中身はどこまでAIに?——現状と近未来 会話型NPCや完全自動生成シナリオは“研究中”ですが、燃えやすい論点(学習素材・権利・作家性)の配慮が不可欠。一方で進展が著しいのが「AIコーディング」と「エージェント連携」。 AIコーディング:ここ1年で実用レベルへ。高度なプログラムでも補助として使えるフェーズに。 エージェント化:ChatGPTの指示からUnity/Unrealに横断命令→実装→確認と、**“人の企画→AIの手配→人のチェック”**が回る未来像が見えてきました。 5)“ゲーム心”があれば作れる——制作の民主化が生む多様性 森川さんが強調したキーワードは**「ゲーム心」**。 絵が描けなくても、コードが書けなくても——AIが支援する時代、発想と設計が核心になる。 二極化の進行:AAAの超大作と、少人数・短サイクルのカジュアル作品が共存。後者は学生や個人でも参入可能で、市場の多様性を押し広げる。 “Web2.0的”転換:かつて閲覧中心だったWebが参加型に移行したように、**“遊び手→作り手”**の回路が開く。思いついたら“外へ出せる”時代へ。 6)先駆者のリアル——“手作りAI”から現在まで
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【9月11日ラジオ】モリカトロン 代表 森川幸人さん
TOKYO FM「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い」ゲストパートは、伝説的ゲームデザイナーであり、AIとゲームの融合を牽引するモリカトロン代表・森川幸人さん。リスナーからの「AIをどうエンタメ化するか議論してほしい」という熱い声に背中を押され、ついに実現した対談です。 番組ではまず、モリカトロンの立ち位置から。2010年代半ば以降、AIの急速な進化に対して「ゲーム業界は世の中より4年遅れて動く」と森川さん。ゆえに“最前線の技術を適切に選び・届ける”役割が重要になると語ります。モリカトロンは自社開発だけでなく、他社のゲーム制作に最適なAI技術を「ソムリエ」のように見立て、目的や文脈に合わせて提案・実装を支援。無数の新ツールが“日替わり”で現れる時代、すべてを自力でキャッチアップするのは難しい——だからこそ、選び抜く知見が価値になる。そんな現場目線のリアルが明快でした。 話題は森川さん自身の“原点”にも及びます。プレイステーション黎明期、まだAIがSFの単語として語られていた時代に、機械学習を用いた育成・会話系のゲームを実装。スペックも資料も乏しいなか、誰より先に「これからのゲームにAIは必要だ」と言い切って走った。しかし当時はその革新性が十分に理解されず、インタビューでもAIの要素はしばしばカットされた、と森川さんは苦笑交じりに回想。十の事実を書くには百を知る——徹底した学びと実装で切り拓いてきた先駆者の矜持がにじみます。 一方で、現在の熱はまさに“再点火”。2016~17年の技術ブレイクスルー以降、会話・生成・理解の精度が飛躍し、ゲーム表現の地平が一挙に広がったとのこと。収録直前にも大手モデルの大規模アップデートがあり、画像生成の実用度が一段跳ね上がったという生々しい現場トークも。「昨日まで“使えない”と言っていたツールが、翌朝から制作スピードを一気に上げる」——このスピード感こそ今のAI時代の本質であり、クリエイターにとっては“探して、試して、ハマる”楽しさでもある、と森川さんは語ります。 さらに盛り上がったのは「人材」の話。楽器や声の才能がなくてもDTMで音楽が作れるようになったように、ゲームづくりも“ゲーム心”さえあれば誰もが参入できる時代になる、と森川さん。医療・教育・地域など異分野の専門家が、少人数・低コストでプロトタイプを作り、ユーザーに直接届けられる——そんな民主化が進むと、これまで“予算の壁”で埋もれてきた着想が一気に花開く可能性がある。ゲームは総合芸術です。設計・物語・インタラクションの“面白さの核”を理解する心——それが“ゲーム心”。この言葉に、FROGMANさんと花奈澪さんも深く頷きます。 もちろん、AIが「なんでも解決」するわけではありません。森川さんは、洪水のように現れる技術やツールから“目的に合うもの”を選ぶ設計力、そして実装・運用に耐える地道な検証の重要性を繰り返し強調。最新を追うだけでなく、ゲームの文脈やユーザー体験にきちんと落とし込む編集力こそが勝負どころ——その姿勢は、番組が掲げる「AIで世界征服(=世界を良くするための大作戦)」に、ぴたりと重なります。 終盤、スタジオでは番組恒例の“AIソング”制作も。歌詞はChatGPT、作曲は生成系ツールという、まさにAI×エンタメのライブデモ。人の創意とAIの計算が交わるところに、不意に“温度”が宿る瞬間がある——出来たばかりの楽曲を前に、森川さんの「もう人力の作曲と区別がつかない時代が来た」という言葉は決して危惧ではなく、創造手段の拡張として響きました。 まとめ・ゲーム業界は“4年遅れ”で潮目が来る——今まさにAI実装の本番期に突入。・乱立するツールは「AIソムリエ」的視点で選ぶ。技術の“編集”が価値。・“ゲーム心”があれば、異分野の人もゲーム制作に参入できる民主化の時代へ。・先駆者としての経験と、現在進行形のアップデートが交差する臨場感。 AIは魔法ではなく、設計・実装・検証の積み重ねで初めて体験になる——森川幸人さんの言葉と実践は、そのことを誰よりも具体的に教えてくれます。次のゲームの扉を開ける鍵は、あなたの中の“ゲーム心”。その小さな衝動を、今日からAIと一緒に動かしてみませんか。 ※本編で語りきれなかった内容はポッドキャスト版でも配信中。番組ページ「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い」をチェックして聴いてください。ハッシュタグ #人工知能ちょっと来い への感想もお待ちしています。
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AIが描くアニメーションの未来──株式会社kaka Creation・飯塚直道プロデューサーが語る「効率化」と「人間にしかできない表現」
アニメーション制作の現場に、AIという新たな波が押し寄せている。今夜のゲストは、その最前線に立つ株式会社kaka Creationのプロデューサー・飯塚直道さん。これまで『ULTRAMAN』や『攻殻機動隊』といった大作アニメに携わってきた経験を持ち、現在はKaKa Technology StudioでAIを活用した新しいアニメーション制作に挑んでいる。まさに“AIアニメーション制作の革命児”と言える存在だ。 飯塚さんは、新卒でサイバーエージェントに入社。その後、プロダクションIGにて6~7年にわたりプロデューサーとして数々の作品を手がけてきた。そうした経験を経て、自身の知見を活かすべく設立されたのがkaka Creationである。立ち上げの背景には「これからの時代にふさわしい、新しいアニメ制作の形を模索したい」という思いがあった。 同社が注目を集めたのは、業界初のAI活用アニメシリーズ『ツインズひな』だ。全カットにAIを取り入れ、背景はほぼAI生成、キャラクターもラフから完成までAIを活用するという、従来の常識を覆す手法で制作された。YouTubeに公開されたメイキング映像では、その工程が公開され「ここまでAIでできるのか」と多くのクリエイターを驚かせた。 とはいえ、AI導入による効率化は一筋縄ではいかない。かつてCGが登場した際も「現場を楽にしてくれるのでは」と期待されたが、実際には複雑な工程が増え、作業はむしろ煩雑になった。AIも同様に、導入の仕方を誤れば混乱を招く危険性がある。そこで重要になるのが、AIやCGの特性を理解し、適切にディレクションできる存在だ。飯塚さんは、制作の最前線でAIと人間の橋渡し役を担った。「CGもAIも分かっていないと正しい指示が出せない。自分がその役割を果たせたのは大きな経験でした」と振り返る。 また、AIに対する社会の目もここ1~2年で変化してきた。かつては「AIは気持ち悪い」「仕事を奪う」といった批判的な声も多かったが、今や身近にChatGPTを使う人も増え、現場でも活用が現実的な選択肢として認識され始めている。実際に飯塚さんが匿名で公開したAIショートアニメでも、批判はほとんどなく、むしろ「もっとやれ」という肯定的なコメントが多く寄せられたという。 ただし、地上波アニメとなると話は別だ。視聴者に「違和感」や「不快感」を与えてしまうリスクは許されない。飯塚さんは「最終的には人間の手で修正を重ねることでクリアした」と語る。AIが全てを代替するのではなく、人間の感覚や判断を補完する形で共存させることが、現段階での最適解といえるだろう。 さらに「AIは人間の仕事を奪うのか?」という問いに対しても、飯塚さんは明確な考えを持っている。「やりたくない仕事をAIに任せればいい。若いクリエイターには、修行のためと称される単純作業に時間を費やすのではなく、本当にやりたい演出や監督業に集中してほしい」。AIの存在は、人間のクリエイティビティをより引き出すための武器になり得るのだ。 そして未来の話題に及ぶと、飯塚さんは『攻殻機動隊 SAC_2045』を引き合いに出した。同作はシンギュラリティ=2045年問題をテーマにしていたが、今やその年が現実味を帯びてきているという。「1週間前と今日で世界が変わるほどの進化を体感している。2045年のシンギュラリティは、決して絵空事ではない」と語る。 ただし、AIが高度化すればするほど、人間にしかできないことの価値は逆に高まると飯塚さんは強調する。旅行や体験、宗教や哲学といった精神的な領域はAIが代替できない分野だ。技術が進むほどに「人間らしさ」が重視される時代になる。 「AIが全て肩代わりすれば、人は余白を得る。そのとき人類は古代ギリシャのように哲学を発展させるのかもしれない」。飯塚さんの言葉は、未来のアニメ制作にとどまらず、人類社会そのものへの示唆を含んでいた。 AIと人間の共創が切り拓く未来。その中でアニメーションという文化はどのように変化し、どのように進化するのか。飯塚直道さんの挑戦は、業界だけでなく社会全体に問いを投げかけている。
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FROGMANがAIエキスパートや、クリエイター、アーティストなどをゲストに迎え、エンターテインメントにおけるAIの面白さや可能性を掘り下げていきます。