2025年8月19日収録|約55分|於青花室(神楽坂)
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「骨董:新星」展(以下)開催にあたり、監修者であり出店者の安東敬三さん(花元)にお話をうかがいました。
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展覧会|骨董:新星
会期|2025年9月5・6・7日(金土日)
*5日は青花会員のみ
時間|12-18時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
監修|安東敬三(花元)
出品|うつわと古物 幹/花元/逆光/古美術うまのほね/古美術 錫/古物 豊島/志村道具店/髙谷/直感とテレパシー/トトトト/白鷺洞/南方美術店/吉川古道具/COUBOU/IMADO/LAPIN ART/objects
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_1.html
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安東敬三 ANDO Keizo
2007年、大分市に「花元」開店。2008年「花器展」開催、目白コレクショ ン出展(以降12年間出展)。2009年「日々の器展」開催。2011年「朝鮮工藝展」開催。2014年、第1回「未了會」出展(於Hidari Zingaro)。2016年「青花の会骨董祭」出展(以降10年間出展)。2017年「艸ノ会」出展(於草友舎)。2019年、第2回「未了會」出展(於Hidari Zingaro)。2021年、古美術展示即売会「あなぐり」出展(以降3年間出展/於BOOTLEG gallery)、「道具屋めいてい研究所」出展(於銀座ソニーパーク)。2024年「盆展」開催(於BOOTLEG gallery)。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
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photo:ポシャギ 朝鮮時代末(20世紀初) 62.5×68.5cm
2025年6月2日収録|約2時間半|於青花室(神楽坂)
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内容|「生活/暮し」を切口に、この100年の工芸史を4章形式で編みなおすこころみ。「生活」概念(イメージ)を創出、更新してきた「雑誌」というメディアの変遷を追いながら、そこで紹介されることでやはり創出、更新されてきた「暮しのうつわ」の変遷を追う。
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いずれ展示や書籍化を目標とするこの企画。せっかくなら打ち合わせの段階から公開し、さまざまな意見を取り入れながら進めていけないか──という話になりました。
今回は、以下の鼎談のプレ会議として、花井久穂さん、井出幸亮さん、中村裕太さんが持参してくださった貴重な雑誌をめくりながら、「生活」がどのように語られ、示されてきたのかを探る雑談の様子をお届けします。
長尺ですので、お好きなところからお聞きいただけますと幸いです!(平岡/青花スタッフ)
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公開会議|生活工芸の100年:「雑誌」と「うつわ」とその時代|1|
1921-45年:大正デモクラシーから戦争まで|井出幸亮+中村裕太+花井久穂
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日時|2025年8月28日(木)18時-20時|開場17時半
会場|青花室|東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
定員|30名
→ 御予約はこちら
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井出さんから|
「工芸」という言葉はとても幅広い領域をカバーするものだが、その範囲を「生活の中にあるもの」と限定して捉え直してみると、やはり人間の最も根源的な活動である「食」を支える器(=食器)こそがその中心と考えることもできる。そうした人の暮らしの中心としての工芸が、日本社会の近代化の過程でどのように変化し、語られ、位置づけられていったのか。それらを、時々の社会を映し出すメディアとしての「雑誌」を通して探る、というのが本企画の要諦だが、そこにはメディアそのものが持つバイアスやその変遷も映し出されているわけで。実に多層のレイヤーが潜む一筋縄ではいかない旅に、中村さん花井さんという先達に教えを乞いつつ出かけたい。チャレンジングな企画の道行きをハラハラしつつ見守ってくだされば幸いです。
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中村さんから|
路傍の草の名を調べて、愛でることは素晴らしい。けれど、「あー雑草が伸びてきたな」と、ぼーっと眺めることも捨てがたい。この100年、いくつかの器は、雑誌のなかで「民藝、クラフト、雑貨、生活工芸」と呼ばれ、愛でられてきた。けれど、誌面には、名のない器たちも不意に写り込んでくる。文豪の書斎に置かれた湯呑、食品広告のカレーライス皿、露天の食堂に積み上げられた丼鉢。もしかしたら、そうした器の方が私たちの生活に寄り添ってきてくれたのかもしれない。このトークでは、そうした有名無名な器たちを平たくスクラップし、ぼーっと眺めることから始めてみたい。
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花井さんから|
2021年に「民藝の100年」という展覧会を作りました。あれから数年経ち、今度は「生活工芸の100年」について企画を考えてみませんか、と工芸青花の菅野さんからお声がけをいただきました。
「工芸」を考える前に、「生活」が気になります。「生活工芸」は2000年代初頭以前にも歴史上しばしば登場する言葉であり、言説でした。「生活」が指し示す内実は、時代ごと/階層ごとに異なるのではないか。過去の人々が思い描いてきた各々の「生活」なるものを、まずは見える形にするために「雑誌」を召喚することにしました。うつわの周りにびっしり並べられた言葉やイメージを採集することから始めたいと思います。
これは私の職能であり、性分なのかもしれませんが、何かを心からわからない、知りたいと思うとき、まずは対象の外部を丹念に描出することにしています。求心的な問いよりも、散漫な問いが物と物の間に挟まれた何かを見定めるのに効いてくることがある。雑誌とうつわを偏愛するお二方と「雑」談を繰り広げることはとても楽しい。物やイメージを扱う手つきとプロセスを開示しながら企画を練り上げてしまおう。こんなある種の「雑」な思いつきから鼎談という形が決まりました。
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井出幸亮 IDE Kosuke
編集者。1975年大阪府生まれ。雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長。「POPEYE Web」シニアエディターでもある。主な編集仕事に『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『細野観光 1969-2021 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。著書に『アラスカへ行きたい』(新潮社、石塚元太良との共著)がある。
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中村裕太 NAKAMURA Yuta
1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学博士後期課程修了。博士(芸術)。京都精華大学芸術学部准教授。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。近年の展示に「チョウの軌跡|長谷川三郎のイリュージョン」(京都国立近代美術館、2023年)、「第17回イスタンブール・ビエンナーレ」(バリン・ハン、2022年)、「眼で聴き、耳で視る|中村裕太が手さぐる河井寬次郎」(京都国立近代美術館、2022年)、「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」(資生堂ギャラリー、2022年)、「MAMリサーチ007:走泥社─現代陶芸のはじまりに」(森美術館、2019年)、「あいちトリエンナーレ」(愛知県美術館、2016年)、「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャリッジワークス、2016年)など。著書に『アウト・オブ・民藝』(共著、誠光社、2019年)。
https://nakamurayuta.jp/
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花井久穂 HANAI Hisaho
東京国立近代美術館主任研究員。東京藝術大学大学院美術研究科日本東洋美術史専攻を修了後、茨城県陶芸美術館、茨城県近代美術館、東京国立近代美術館工芸課(現・国立工芸館)を経て現職。近代美術と工芸のあいだを行き来して調査研究している。近年手がけた企画展として「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」(2021)、「重要文化財の秘密」(2023)、「生誕120年棟方志功展」(2023)、「ハニワと土偶の近代」(2024)がある。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2025年6月24日収録|約19分|於honogra(川崎市)
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「展覧会|古代の瓦:仏教美術の原点」展(以下)開催にあたり、出品者の小松義宜さん(honogra)と田中恵子さん(古美術陣屋)にお話をうかがいました(全4回)。
青花茶話|24|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展1|仏教美術の原点
青花茶話|25|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展2|飛鳥時代の瓦
青花茶話|26|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展3|白鳳時代の瓦
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会期|2025年7月25日(金)-8月6日(水)
*7月25・26日は青花会員のみ
休廊|7月31日
時間|12-18時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
出品|小松義宜(honogra)/田中恵子(古美術陣屋)
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小松義宜 KOMATSU Yoshinari
骨董商。「honogra」店主。1974年生れ。28歳でゼネコンを退職、「夏日屋」として開業。2021年2月「honogra」開店。
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田中恵子 TANAKA Keiko
姫路生れ、神戸育ち、学生時代は京都。親が京都に引越したので、それからは京都が実家になりました。二足のわらじで骨董屋をしていた父が亡くなり、アルバイトで店員をしていた私が店を続けて、とりあえず他にすることがなかったので、今の場所、西荻の駅前に店を移して20年以上になります。続けていけるのかなと心配でしたが、なんとか続けています。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
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photo:単弁八葉蓮華文軒丸瓦 陸奥国分寺出土 奈良時代
2025年6月24日収録|約15分|於honogra(川崎市)
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「展覧会|古代の瓦:仏教美術の原点」展開催にあたり、出品者の小松義宜さん(honogra)と田中恵子さん(古美術陣屋)にお話をうかがいました(全4回)。
青花茶話|24|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展1|仏教美術の原点
青花茶話|25|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展2|飛鳥時代の瓦
青花茶話|27|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展4|奈良時代の瓦
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会期|2025年7月25日(金)-8月6日(水)
*7月25・26日は青花会員のみ
休廊|7月31日
時間|12-18時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
出品|小松義宜(honogra)/田中恵子(古美術陣屋)
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小松義宜 KOMATSU Yoshinari
骨董商。「honogra」店主。1974年生れ。28歳でゼネコンを退職、「夏日屋」として開業。2021年2月「honogra」開店。
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田中恵子 TANAKA Keiko
姫路生れ、神戸育ち、学生時代は京都。親が京都に引越したので、それからは京都が実家になりました。二足のわらじで骨董屋をしていた父が亡くなり、アルバイトで店員をしていた私が店を続けて、とりあえず他にすることがなかったので、今の場所、西荻の駅前に店を移して20年以上になります。続けていけるのかなと心配でしたが、なんとか続けています。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
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photo:単弁八葉蓮華文軒丸瓦 山村廃寺出土 白鳳時代
2025年6月24日収録|約23分|於honogra(川崎市)
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「展覧会|古代の瓦:仏教美術の原点」展開催にあたり、出品者の小松義宜さん(honogra)と田中恵子さん(古美術陣屋)にお話をうかがいました(全4回)。
青花茶話|24|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展1|仏教美術の原点
青花茶話|26|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展3|白鳳時代の瓦
青花茶話|27|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展4|奈良時代の瓦
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会期|2025年7月25日(金)-8月6日(水)
*7月25・26日は青花会員のみ
休廊|7月31日
時間|12-18時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
出品|小松義宜(honogra)/田中恵子(古美術陣屋)
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小松義宜 KOMATSU Yoshinari
骨董商。「honogra」店主。1974年生れ。28歳でゼネコンを退職、「夏日屋」として開業。2021年2月「honogra」開店。
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田中恵子 TANAKA Keiko
姫路生れ、神戸育ち、学生時代は京都。親が京都に引越したので、それからは京都が実家になりました。二足のわらじで骨董屋をしていた父が亡くなり、アルバイトで店員をしていた私が店を続けて、とりあえず他にすることがなかったので、今の場所、西荻の駅前に店を移して20年以上になります。続けていけるのかなと心配でしたが、なんとか続けています。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
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photo:
右|素弁十葉蓮華文軒丸瓦 飛鳥寺出土 飛鳥時代
左|素弁十一葉蓮華文軒丸瓦 定林寺出土 飛鳥時代
2025年6月24日収録|約34分|於honogra(川崎市)
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「展覧会|古代の瓦:仏教美術の原点」展開催にあたり、出品者の小松義宜さん(honogra)と田中恵子さん(古美術陣屋)にお話をうかがいました(全4回)。
青花茶話|25|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展2|飛鳥時代の瓦
青花茶話|26|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展3|白鳳時代の瓦
青花茶話|27|小松義宜+田中恵子|「古代の瓦」展4|奈良時代の瓦
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会期|2025年7月25日(金)-8月6日(水)
*7月25・26日は青花会員のみ
休廊|7月31日
時間|12-18時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
出品|小松義宜(honogra)/田中恵子(古美術陣屋)
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小松義宜 KOMATSU Yoshinari
骨董商。「honogra」店主。1974年生れ。28歳でゼネコンを退職、「夏日屋」として開業。2021年2月「honogra」開店。
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田中恵子 TANAKA Keiko
姫路生れ、神戸育ち、学生時代は京都。親が京都に引越したので、それからは京都が実家になりました。二足のわらじで骨董屋をしていた父が亡くなり、アルバイトで店員をしていた私が店を続けて、とりあえず他にすることがなかったので、今の場所、西荻の駅前に店を移して20年以上になります。続けていけるのかなと心配でしたが、なんとか続けています。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
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photo:『工芸青花』20号特集「瓦」より
2024年10月7日収録|約1時間20分|於FALL(西荻窪)
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『波打ちぎわの物を探しに』と『生活工芸と古道具坂田』の刊行を記念して、三品輝起さん(FALL店主)、菅野康晴さん(青花の会代表)、小林和人さん(Roundabout&OUTBOUND店主)の3人にお話を伺いました。
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『波打ちぎわの物を探しに』
著者|三品輝起
発行|2024年1月25日/晶文社
四六判並製/244頁
https://www.shobunsha.co.jp/?p=7981
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『生活工芸と古道具坂田』
著者|菅野康晴
発行|2024年6月1日/新潮社青花の会
A5判/上製本/136頁
https://store.kogei-seika.jp/products/book-sugano-1
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内容
00:00:44 装丁から考える00年代暮らし系文化
00:10:17 雑貨化完了 〜インターネットの荒波へ〜
00:16:09 凸凹な陳列/フラットな陳列
00:20:26 「作用論=雑貨論」説
00:25:04 ブルーノ・ムナーリ主義者の責務と葛藤
00:31:52 雑貨化と近代日本
00:39:50 脱「意味圧」のススメ
00:43:54 美を回避しつつグルーヴする陳列
00:46:18 日本的雑貨感覚
00:51:43 記憶、お守り、擬人化
00:57:38 本は物じゃない
01:00:31 ムーブメントとしての生活工芸
01:09:03 白ギャルと白い器
01:15:09 編集裏話
01:17:20 発酵する初期Roundabout
01:20:28 雑貨の始まり
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■FALL
https://gallery-fall.tumblr.com/about
■工芸青花
■Roundabout&OUTBOUND
2024年2月19日収録|約6分|於工芸青花(神楽坂)
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「埴輪の美:廣瀬榮一コレクション」展(以下)開催にあたり、出品者の小松義宜さん(honogra)にお話をうかがいました。
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■展覧会|埴輪の美:廣瀬榮一コレクション
□2月23−27日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|小松義宜(honogra)
*2月23日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240201.html
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小松義宜 KOMATSU yoshinari
骨董商。「honogra」「夏日屋」店主。1974年、神奈川県生れ。ゼネコン勤務の後、2002年、夏日屋開業。2021年小田急線よみうりランド前駅に「honogra」開店。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2023年10月3日収録|約3分|於工芸青花(神楽坂)
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この10月末に講座「工芸と私71|高木崇雄|望月通陽と坂田和實」をおこなうにあたり、講師の高木さんにコメントをいただきました。
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■講座|工芸と私71|高木崇雄|望月通陽と坂田和實
□2023年10月27日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-71
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同講座は、以下の展示の関連企画です。
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■展覧会|望月通陽|坂田さん、ぼくは今こんな仕事をしています
□2023年10月27日-31日@工芸青花(神楽坂一水寮)
*10月27日は青花会員と御同伴者1名
2023年9月19日収録|約30分|於工芸青花(神楽坂)
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この10月から、全3回の講座「研究者にきく|ロマネスク再考」をはじめるにあたり、監修者のおふたり、美術史家の金沢百枝さんと歴史家の小澤実さんにお話をうかがいました。
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■講座|金沢百枝+小澤実|研究者にきく1|ロマネスク再考
1|高山博(歴史)|10月3日(火)
2|塚本麿充(美術)|11月30日(木)
3|吉川文(音楽)|12月21日(木)
□18時半@自由学園明日館(目白)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-researcher-1
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美術史家の金沢百枝さんと歴史家の小澤実さんを案内役に、分野をとわず実績のある研究者を毎回ひとりずつまねき、研究の最前線をわかりやすく話していただく、というシリーズです。1)講師紹介/約30分 2)講義/約1時間 3)鼎談/約30分という構成で、学問の醍醐味、そしてそれを味わいつづける学者という仕事の魅力についても、あらためて知ることができればと思っています。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2023年8月10日収録|約10分|於ギャルリももぐさ(多治見市)
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クラフトフェア「ISETAN ARTS & CRAFTS」(以下)に出展するにあたり、出品作家のおひとり、安藤雅信さんにお話をうかがいました。
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■ISETAN ARTS & CRAFTS
□9月6−11日@伊勢丹新宿店本館6階
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/women/primegarden/shopnews_list/shopnews039.html
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『工芸青花』は、新潮社青花の会が2014年に創刊した美術工芸誌です。青花の会は出版のほかに、講座や花会、茶話会等の催事もおこなっています。
今年の「ISETAN ARTS & CRAFTS」では、青花を代表する表現者ふたり、花人の川瀬敏郎さん(1948-)と、骨董商の故・坂田和實さん(1945-2022)を主題とし、両者の新刊──川瀬敏郎『四時之花 なげいれ稽古録』(2023年9月刊)、坂田和實『古道具もの語り』(同5月刊)──の刊行記念も期しています。ふたりにゆかりふかい作家たち(黒田泰蔵、日置路花、安藤雅信)の作品も展示、うち日置作品と安藤作品は、坂田さん追悼の意をこめてつくられた新作です。(会場リード)
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陶芸家で、ギャルリももぐさ(多治見)の主宰者でもある安藤雅信さん(1957-)は、坂田和實さんから多大な影響をうけた作り手の代表的存在。安藤さんの代名詞である「オランダ皿」は、1997年に古道具坂田で開催された「オランダデルフト白釉陶器展」で手にした1枚の皿が出発点でした。今回出品のうち5作品は、坂田さん追悼の思いをこめてつくられた新作です(青花の会限定)。(同)
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安藤雅信 ANDO Masanobu
陶作家。「ギャルリ百草」主宰。1957年岐阜県多治見市生れ。武蔵野美術大学彫刻学科卒業。現代美術制作から始まり、インドに滞在しチベット仏教を勉強した後、焼き物制作に軸足を移す。1998年「ギャルリ百草」開廊。2000年「 studio MAVO 」開設。美術・工芸・デザインに境のない「生活工芸」を提唱し、海外にも発表の場を拡げている。また茶事教室「胡乱座」を通して新しい茶の湯と中国茶を提案している。著書に『ギャルリ百草─美と暮らし』(ラトルズ)、『どっちつかずのものつくり』(河出書房新社)、溝口実穂との共著に『茶と糧菓─喫茶の時間芸術』(小学館)。
2023年6月8日収録|約70分|於夏至(長野市)
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「『夏至』的生活工芸」展(以下)開催にあたり、ギャラリー夏至の宮田法子さんにお話をうかがいました。
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■展覧会|「夏至」的生活工芸
□2023年6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□監修|夏至
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html
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「生活工芸」とは、2000年代に前景化した生活文化の一潮流で、個人作家の作品が主ですが、彼ら彼女らをささえたのは、各地に点在する個人経営のギャラリーでした。長野市、善光寺参道にある「夏至」もそのひとつで、しかも2002年の開廊以来、カラーをまもりぬいている──ようにみえます。いうまでもなく生活文化の流行はめまぐるしく、よくもわるくもながされる人々が多いなかで、「夏至」の宮田さんが、この20年間手ばなさずにいるものはなにか、それが知りたいと思いました。(展覧会リード)
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話の内容は以下です。
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1)2002年に、いまとおなじく長野市でギャラリーをはじめた、とのことですが、それまではどんなことをしていたのでしょう? また、なぜギャラリーをはじめようと思ったのですか。
2)当初から、いまと同様に個人作家の器などをあつかう、生活用品のギャラリーだったのでしょうか。
3)昨年が開廊20周年でしたが、ふりかえって、夏至というギャラリーにとってどんな20年でしたか。また、長野市という場所でつづけてきた理由、意義については、どのように考えていますか。
4)今回、東京神楽坂の青花でおこなう展示のタイトルを「『夏至』的生活工芸」としたのは私ですが、宮田さんは「生活工芸とは?」と訊かれたら、どんなふうにこたえますか。
5)「生活工芸」というものが、ここ20年、生活文化の領域において果した役割、意義があったとすれば、それはなんだったと思いますか。
6)宮田さん自身は、夏至を「生活工芸ギャラリー」と考えていますか。
7)青花での展示についてうかがいます。個人作家の作品が主とのことですが、出品作家など、内容を教えてください。
8)今展のテーマはなんでしょう? また、なぜそのテーマにしたのでしょう?
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年9月2日収録|約23分|於工芸青花(神楽坂)
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画家nakabanさんの「ロマネスク:石にふれる日々」展と講座「工芸と私62|nakaban+金沢百枝|ロマネスクと私たち:ゾディアック叢書のこと」開催にあたり、美術史家・金沢百枝さんのお話をうかがいました。
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■展覧会|ロマネスク:石にふれる日々
□2022年9月30日-10月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*9月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|nakaban
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220801.html
■講座|工芸と私62|nakaban+金沢百枝|ロマネスクと私たち:ゾディアック叢書のこと
□2022年10月1日(土)15時‐17時|一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=926
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話の内容は以下です。
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1)「ゾディアック叢書」について
2)nakabanさんとロマネスク
3)ロマネスク菓子「うさわん」再販のお知らせ
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金沢百枝 KANAZAWA Momo
美術史家。多摩美術大学美術学部芸術学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年6月22日収録|約40分|於工芸青花(神楽坂)
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「ロマネスク・ノート」展(以下)開催にあたり、出品者の美術史家・金沢百枝さんと、金沢さんとの共著もある西洋中世史家の小澤実さんのお話をうかがいました。
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■展覧会|ロマネスク・ノート
□2022年6月24-28日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
*6月24日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|金沢百枝(美術史家)/菅野康晴(『工芸青花』編集長)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220601.html
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話の内容は以下です。
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1)小澤さんによる金沢さん、金沢さんによる小澤さんの紹介
2)「ロマネスク」とはなにか
3)金沢さん、小澤さんとロマネスクの記事や本をつくりつづけて約15年、意義があったとすればなにか
4)現代の日本人にとって地理的にも歴史的にも距離のある西洋中世の文化──ロマネスク──を取材し、記事にすることにどんな意味があるか
5)「ロマネスク・ノート」展のみどころ
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金沢百枝 KANAZAWA Momo 美術史家。多摩美術大学美術学部芸術学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)。
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小澤実 OZAWA Minoru 歴史家。立教大学文学部史学科教授。西洋中世史を研究。1973年愛媛県生れ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。共編著に『ヨーロッパの中世3 辺境のダイナミズム』(岩波書店)、『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)、『北西ユーラシアの歴史空間』(北海道大学出版会)、『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(明石書店)など。
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年5月25日収録|約20分|於工芸青花(神楽坂)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品
井出幸亮(『Subsequence』編集長)
鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家)
菅野康晴(『工芸青花』編集長)
高木崇雄(「工藝風向」代表)
広瀬一郎(「桃居」店主)
三谷龍二(木工家)
米山菜津子(デザイナー)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220501.html
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁
□2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-hihyou.html
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聞き手|猿田詠子(編集者)
2022年5月18日収録|約25分|於工芸青花(神楽坂)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品 井出幸亮(『Subsequence』編集長) 鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家) 菅野康晴(『工芸青花』編集長) 高木崇雄(「工藝風向」代表) 広瀬一郎(「桃居」店主) 三谷龍二(木工家) 米山菜津子(デザイナー) https://www.kogei-seika.jp/gallery/20...
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁 □2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei...
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年5月18日収録|約18分|於工芸青花(神楽坂)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品 井出幸亮(『Subsequence』編集長) 鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家) 菅野康晴(『工芸青花』編集長) 高木崇雄(「工藝風向」代表) 広瀬一郎(「桃居」店主) 三谷龍二(木工家) 米山菜津子(デザイナー) https://www.kogei-seika.jp/gallery/20...
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁 □2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei...
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年5月16日収録|約45分|於工芸青花(神楽坂)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品 井出幸亮(『Subsequence』編集長) 鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家) 菅野康晴(『工芸青花』編集長) 高木崇雄(「工藝風向」代表) 広瀬一郎(「桃居」店主) 三谷龍二(木工家) 米山菜津子(デザイナー) https://www.kogei-seika.jp/gallery/20...
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁 □2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei...
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年5月16日収録|約20分|於工芸青花(神楽坂)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品 井出幸亮(『Subsequence』編集長) 鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家) 菅野康晴(『工芸青花』編集長) 高木崇雄(「工藝風向」代表) 広瀬一郎(「桃居」店主) 三谷龍二(木工家) 米山菜津子(デザイナー) https://www.kogei-seika.jp/gallery/20...
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁 □2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei...
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)
2022年5月14日収録|約27分|於井出さんの事務所(自由が丘)
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「工芸批評2022」展(以下)をおこなうにあたり、出品者のみなさんに三つの質問にこたえていただきました。
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1)「工芸批評」展の開催と書籍『工芸批評』の刊行は2019年、いまふりかえり、意義があったとすればなにか。
2)2019年以降、工芸界/生活工芸界でおきたこと。2020年、西荻「魯山」と目白「古道具坂田」の閉店。2021-22年、「生活工芸と村上隆」特集(『工芸青花』17号)の刊行とトーク。それぞれの感想は?
3)「工芸批評2022」展(以下)の出品内容とその意図は?
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■展覧会|工芸批評2022
□5月27-31日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*5月27日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品 井出幸亮(『Subsequence』編集長) 鞍田崇(哲学者) 沢山遼(美術批評家) 菅野康晴(『工芸青花』編集長) 高木崇雄(「工藝風向」代表) 広瀬一郎(「桃居」店主) 三谷龍二(木工家) 米山菜津子(デザイナー) https://www.kogei-seika.jp/gallery/20...
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■『工芸批評』
□井出幸亮+鞍田崇+沢山遼+菅野康晴+高木崇雄+広瀬一郎+三谷龍二著
□久家靖秀撮影|米山菜津子装丁
□A5判|並製本|112頁 □2019年10月5日|新潮社青花の会刊
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei...
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聞き手|菅野康晴(『工芸青花』編集長)