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プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語(ひとよがたり)
37 episodes
1 week ago
一夜語(ひとよがたり)は、島根県の博物館で投影しているプラネタリウムのライブ投影(生解説)。 夕暮れから夜明けまでの一夜を、星空に潜む不思議さに触れながらお過ごしいただいています。 このPodcastでは、そんなプラネタリウムでお伝えしている折々の星空案内や天文現象、星にまつわるトピックスなどを、ひと月に2度ご紹介しています(毎月12日、27日更新予定)。 星座の探し方などは少なめですが、夜空を見上げるきっかけとして、星々を感じる一助として、お耳に届けば幸いです。プラネタリウムの投影時には赤ちゃんや小さな子がおとなしく耳を傾けてくれることも多くありますので、お子さまの寝かしつけにも効果がある、かも知れません。 縁あらばいつの日か、プラネタリウムの空の下でお会いしましょう。 https://www.hitoyogatari.com/
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Astronomy
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一夜語(ひとよがたり)は、島根県の博物館で投影しているプラネタリウムのライブ投影(生解説)。 夕暮れから夜明けまでの一夜を、星空に潜む不思議さに触れながらお過ごしいただいています。 このPodcastでは、そんなプラネタリウムでお伝えしている折々の星空案内や天文現象、星にまつわるトピックスなどを、ひと月に2度ご紹介しています(毎月12日、27日更新予定)。 星座の探し方などは少なめですが、夜空を見上げるきっかけとして、星々を感じる一助として、お耳に届けば幸いです。プラネタリウムの投影時には赤ちゃんや小さな子がおとなしく耳を傾けてくれることも多くありますので、お子さまの寝かしつけにも効果がある、かも知れません。 縁あらばいつの日か、プラネタリウムの空の下でお会いしましょう。 https://www.hitoyogatari.com/
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Astronomy
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Episodes (20/37)
プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年5月前半の星空~

2025年5月前半から後半にかけての星空案内です。


0:39

4月30日には月と木星が並び、5月3,4日には月と火星が近いところに見られます。また、5月4,5日あたりは火星がかに座のプレセぺ星団のすぐ近くを通っていきます。双眼鏡では火星と星団が一緒に見られるでしょう。ゴールデンウイークは宵空をお楽しみください。


3:19

かみのけ座は「宇宙ののぞき窓」と呼ばれることも。私たちの銀河系の円盤に対して垂直な方向、銀河北極があり、銀河系の仲間の星に邪魔されずに遠くが見通せるからです。このあたりには銀河系外の別の銀河がたくさん観察できます。銀河の姿は大変淡いので、空の暗いところでの観察がおすすめです。


8:33

空に高い北斗七星。端の2つを結んで5倍伸ばすと北極星が見つかります。北斗七星は周りの星をつなげておおぐま座となり、北極星も小さなひしゃくを作ってこぐま座になります。おおぐま座の足元には2つずつの星が3組、てんてんと動物の足跡のように並んでいます。かわいらしい足跡を皐月の空にたどってみては。


⁠プラネタリウム一夜語⁠

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5 days ago
11 minutes 1 second

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年4月後半の星空~

2025年4月後半から5月前半にかけての星空案内です。


0:40

この春から明けの明星となった金星。4月末には最大光度となります。午前中のうちに南にやってくるので、すっきりと晴れた日には、昼前に青空の中に見つけられるか挑戦してはいかがでしょう。金星の明るさの理由の一つは0.78という高い反射能。金星を覆う厚い大気が太陽の光をよく反射します。金星表面上では90気圧にもなる二酸化炭素が主成分の大気は、その温室効果によって昼夜問わず460度という高温の世界を作り出しています。


5:35

西の空に傾いてきた火星は反射能0.16。赤さびを多く含む大地が広がっています。5月のゴールデンウイークのころには、かに座のプレセぺ星団に並んで見えます。3日から6日頃にかけて日々、星団との位置関係も変わって見えるので、双眼鏡でご覧ください。なるべく空の暗いところがおすすめです。


7:54

黄道12星座のなかで一等星をもつのは5つ。今は西の空に残るアルデバラン(おうし座)、ポルックス(ふたご座)、南から東側のレグルス(しし座)、スピカ(おとめ座)の4つを見渡せます。このあとアルデバランが沈んだ後、東からアンタレス(さそり座)が昇ってくるので、入れ替わってまた4つ。今の宵空は一等星を持つ星座を一番多くみられる時期といえます。自分の誕生星座があれば探してみては。


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2 weeks ago
10 minutes 27 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年4月前半の星空~

2025年4月前半から後半にかけての星空案内です。


0:38

3月29日が新月、4月上旬は次第に満ちていく月が宵空に見えます。よく晴れていれば3月31日頃から細い月が西の空に現れますが、春の三日月は光っている膨らんだ側が下になり、お皿のようです。月の通り道である白道が地平線に対して垂直に近いからで、高さもあってよく目立ちます。秋になると白道が横たわり、三日月はバナナのように立てた形で低いところに見えるようになります。


3:04

4月13日は満月、これは今年一番地球から遠いところで起こる満月です。これをマイクロムーンと呼ぶこともあるようで、地球に近い満月のスーパームーンと対になっています。定義がないため正式な用語とは言えませんが、距離が異なるのは確か。月までの距離は平均で38万㎞あるものの、近い時には36万㎞を切り、遠い時には40万㎞を超えます。記憶だけで比べるのは難しいことですが、写真に撮るなどするとこの違いを確かめることはできます。


5:36

宵空に見える明るい惑星は火星と木星だけになりました。木星も少しずつ見ごろが終わりかけていますが、火星は星空の中を東へ東へと位置を変えていくので、夏が始まるころまで宵の空に残ります。東の空から昇ってくるのが、うみへび座。お正月の頃くらいしか気にされない今年の干支であるヘビを、この春の空でたどってみては。


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1 month ago
9 minutes 58 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年3月後半の星空~

2025年3月後半から4月前半にかけての星空案内です。


0:35

西の空に傾き始めた冬の星座たち。ベテルギウス、プロキオン、シリウスを結ぶ冬の大三角の中を流れるのは、冬側の天の川。天の川は星空を一回りしているので、どの季節でも夜のうちには見ることができます。天の川の正体は銀河系という渦巻円盤の形をした星々の大集団。太陽系は中心からずれたところに位置していて、中から周りを見渡すと円盤部分の星が集まって帯状に見え、これが天の川となります。冬側の天の川は縁の方を見ているので夏側に比べ淡いのは確か。月明りや街明かりを避けてご覧ください。


5:23

ふたご座の兄の星カストルは、望遠鏡で見ると2つに見える二重星です。重力的に結びついた連星という組ですが、なんとこの2つの星はそれぞれがさらに連星になっています。加えて、少し離れたところに別の連星があり、この連星は先ほどの連星同士の組の周りをまわっています。連星が二組、さらにもう1組の連星で合わせて6連星。肉眼でこれを見ることはできませんが、どんな世界が広がっているか、春の宵空で想像してみては。


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1 month ago
10 minutes

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年3月前半の星空~

2025年3月前半から後半にかけての星空案内です。


0:45

宵の明星は3月半ば過ぎには日暮れ後の空から姿を消します。20日過ぎに内合(ないごう)となり、これを境として日没後の西空から夜明け前の東空に移るので、今年の春以降は明けの明星となります。この内合の時には地球と太陽の間をすり抜けていくわけですが、ぴったり重なると太陽面通過(日面通過)という現象が起こります。太陽面上を黒い金星の姿が通過しますが、大変まれな現象です。2004年、2012年に見られたものの、次は2117年、まだ90年以上先のこと。人によっては一生見ることができないこともある現象です。


4:40

木星がおうし座の角あたりで輝いています。近くには赤い瞳のアルデバランという一等星。このおうしの顔はまばらに星が集まったヒアデス星団という星の集まりです。散開星団(さんかいせいだん)という種類の天体で、おうしの肩あたりにあるプレアデス星団も同じ散開星団です。プレアデス星団の方が遠くにあるので小さく固まって見えます。また、ヒアデス星団のほうが星団としての年齢が上なので、時間経過とともにばらけてきたこともあり、同じ種類とはいえ見え方は異なっています。


7:27

プレアデス星団の和名はすばる。このすばるの星々が半月手前の月に隠される「すばる食」と呼ばれる現象が3月5日に起こります。双眼鏡で見ていると、月の光っていない夜の側にすばるの星が次々に隠されていくのがわかります。午後10時ころから夜半に月が沈むまでと時間はかかるので、じっくりご覧ください。恒星は遠くにある点と考えることができるので、隠れるときには一瞬で消えます。普段は気づかない、星空に対する月の動きを感じてみては。


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2 months ago
10 minutes 6 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年2月後半の星空~

2025年2月後半から3月前半にかけての星空案内です。


0:37

日暮れ後の空では宵の明星・金星がよく目立っています。2月15日が最大光度で、条件が良ければ昼の青空の中でも見つけることができるほどですが、この先は徐々に太陽に近づいていきます。天頂近くには木星、東の空には火星も。火星は地球との距離が離れていくため次第に暗くなっていきます。


2:52

南の空に見えている冬の大三角。オリオン座のベテルギウスと、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで作る逆さまの三角形です。シリウスは-1.5等級と星座を形作る恒星の中では現在の地球から見て最も明るい星。2番目に明るいのは、りゅうこつ座のカノープスですが、南に低いため東北以北では見ることができません。北緯35度付近では高度が3度ほど。南の空がよく開けたところで時間を定めて探してみましょう。なかなか見られないため、南極老人星、見えれば縁起のよい星として知られています。


6:50

冬の星座は一等星が多くきらびやかですが、今年は木星と火星も加わり一層豪勢です。このうち、木星や火星は太陽系の惑星で自分では光らない天体。星座を作る星は恒星で太陽と同じく自ら光る天体です。惑星の世界は光の速さで数分~数時間程度であるのに対し、恒星の世界は年単位。一様に見える星空の中に、さまざまな距離からやってくる星の光を感じてみては。


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2 months ago
10 minutes 48 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年2月前半の星空~

2025年2月前半から後半にかけての星空案内です。


0:39

日暮れ後の空でよく目立つ金星。2月15日に最大光度となります。その明るさは-4.9等級、このくらい明るいと昼の青空の中に見つけることもできます。スマホのアプリなどで位置の見当をつけ、太陽光が直接目に入らぬよう物陰に隠れるなどして、青空の中に目を凝らすと白い光の点として見えます。この日に限らず、前後しばらくは観察チャンスの時期で、今は太陽の東側にあり昼以降に南の空で見つけることができます。空が澄んでいることも必要なので、よく晴れた日には挑戦してみてはいかがでしょう。


04:26

おうし座の肩のあたりにあるプレアデス星団。宵空では頭の真上近くにやってきています。肉眼でもぼんやりと光がにじみ、6つくらいの星が数えられるので六連星(むつらぼし)の名前も。和名で最も有名なのは、すばるです。統ばる、一つに集まる、といった意味からきた言葉で、平安時代の清少納言も「星はすばる・・」と枕草子に記しました。


08:14

星雲や星団を集めたカタログに、フランスのシャルル・メシエが作ったメシエカタログがあります。頭文字をとり、Mを付けて表記するもの、たとえばプレアデス星団はM45です。一部該当がないものもありますが、1から110まであるメシエカタログ、その中にはウルトラマンの故郷があるとされるM78も含まれます。オリオン座の三ツ星の近くにあり、反射星雲に分類される天体です。惑星があるような天体ではありませんが、宇宙のどこかにはそんな星があると想像しながら冬空を見上げてみては。

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3 months ago
11 minutes 5 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年1月後半の星空~

2025年1月後半から2月前半にかけての星空案内です。


0:35

日没後の南西の空には宵の明星・金星、ほど近いところに土星が見えています。1月中旬から20日過ぎにかけては、金星と土星が並びあい、日々位置関係が変わっていく様子もわかります。金星は-4.5等級ほど、土星は1等級ほどで、その差は150倍以上にもなります。また土星は今年、環を横から見る位置にきて、環が見えなくなる土星環消失となります。およそ15年に一度のことなので、次の土星環消失は2039年です。


4:04

東の空で目立つのは木星、おうし座の一等星・アルデバランと並び、色味の違いも楽しめます。まだ低く昇ったばかりの火星、こちらは赤みがかった色。今はふたご座のカストル・ポルックスの兄弟星と並び、さながら三つ子のようでもあります。


5:33

今年は宵空に4つの惑星が見えていますが、来年の同じ時期には火星と金星は見えなくなっています。太陽系の各惑星はそれぞれ回るスピードが異なり、星空の中での動きも違います。トラック競技で例えると、地球と横並びになってから、次に追いついて並ぶまでにかかる時間が会合周期。遠い惑星は動きが遅くて会合周期が1年に近く、ほぼ翌年でも同じように見えます。けれど地球に近い惑星は地球とスピード差がそれほどないため会合周期が長く、火星では2年2か月もあります。一年たつと、見えている位置がずいぶん変わってしまうのです。


9:40

東側に広がるのが冬の星座たち。明るい一等星が多く、冬の大三角、冬の大六角(冬のダイヤモンド)などの目印も作れます。今年はここに木星、火星の輝きが加わっているので、なお賑やかです。


12:23

1月20日が大寒、一番寒い時期です。1902年1月25日には郷里・旭川で日本の最低気温-41℃を記録しました。ただ次の二十四節季は2月3日立春です。暦では確かに春が近づくころ、凍てついた空の星の輝きを楽しんでは。


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3 months ago
13 minutes 45 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2025年1月前半の星空~

2025年1月前半から後半にかけての星空案内です。


0:23

2025年は巳年。星座にも“へび座”“うみへび座”“みずへび座”があります。医者のアスクレピオスがモデルのへびつかい座が持っているのがへび座、88星座の中で一番面積の広いうみへび座、天の南極に近く沖縄方面でも少ししか見られないみずへび座。うみへび座は春の宵に見やすく、うねうねと伸びるので一番へびらしいかもしれません。


4:38

干支は年賀状では大活躍ですが、日常生活で活きる干支もあります。お昼を表す正午、そして午前、午後。この「午」は干支のうま。0時がねずみで、12時が割り当たったのがうまだから。また方位も干支で表しており、北のねずみ(子)と南のうま(午)を結ぶのが子午線と呼ばれます。


6:40

1月4日0時ころをピークとするしぶんぎ座流星群が見られます。月明かりがなく条件は良いので、三が日明けの未明に挑戦してみてはいかがでしょう。


7:24

しぶんぎ、ろくぶんぎ、はちぶんぎ、これらは測量の道具です。四分儀は今はない星座ですが、六分儀、八分儀は88の星座に含まれています。


8:17

火星の観察シーズンがやってきました。今回は距離が遠めの小接近ですが、オレンジがかった色合いの火星は宵の東の空で目立ちます。2年2か月ごとに地球に接近する火星を望遠鏡で観察してみては。


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4 months ago
10 minutes 51 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年12月後半の星空~

2024年12月後半から2025年1月前半にかけての星空案内です。


0:25

12月31日が大みそかです。旧暦では一か月の長さが29日か30日であり、30日は三十日、みそか。ここからみそかは月の最後の日を表すようになり、一年最後のみそかが大みそかです。なお、大晦日と書く「晦」の字は「つごもり」、月が欠けていって隠れる、月こもりの意味で、これも月の最後を表す漢字です。


1:53

一年は12か月、星空にも黄道12星座があります。誕生星座は、黄道一周360度を12で等しく分けた黄道12宮で決められ、この起点が春分点。ここから30度分が白羊宮、次が金牛宮、双子宮・・、と続きます。なので最初のおひつじ座生まれは春分の日となる3月21日あたりから始まります。


5:43

明るい4つの惑星がいちどきに見られるようになってきました。日没後には西の空に金星、南西の空に土星、東の空には木星、そしてほどなく火星が昇ってきます。12月下旬頃には火星が昇る時間も早くなってきて、西から東まで4つの惑星をたどることができるようになります。


7:06

星座の世界も夏から冬までを眺め渡せます。西の空に残る夏の大三角、はくちょう座は今の時期、頭を下に向けて飛ぶ格好となり、地平線の上に掲げられた十字架のよう。天頂あたりにはエチオピア王家物語の登場キャラクターが一面に、東の空からはオリオン座をはじめとしてきらびやかな冬の星座が続々昇ります。


2024年が終わります。

いつも変わらぬこの星空が、誰にも安らかに広がりますように。



⁠プラネタリウム一夜語⁠

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4 months ago
12 minutes 30 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年12月前半の星空~

2024年12月前半から後半にかけての星空案内です。


0:27

12月21日が冬至、一年で一番日が短い頃です。ただ日の入りが一番早いのは冬至前の12月上旬、また日の出が一番遅くなるのは年が明けた1月上旬ではあります。


1:23

12月14日未明にふたご座流星群がピークを迎えます。ふたごの頭には兄弟の名をとった明るい星があり、兄の星が2等星のカストル、弟の星が1等星のポルックスです。ふたご座流星群はこのカストルの近くに輻射点(ふくしゃてん)があります。流星群は彗星が残していったチリの帯に地球が通りかかることで生じ、このチリはそれぞれ平行に地球に飛び込んできます。これは降る雨を見上げると頭上を中心に四方八方に雨粒が流れるように、地上で観察するとある一点が中心となって流れ星が飛ぶように見えます。流れ星が光り始めるスタート地点ではありませんが、経路を逆にたどると輻射点に行き着くのが流星群の流れ星です。三大流星群は8月のペルセウス座流星群と1月のしぶんぎ座流星群、それに12月のふたご座流星群です。ちなみに2025年のしぶんぎ座流星群は1月4日の午前0時ころがピークとされるので、この時間帯を狙って観察してみましょう。


5:58

日暮れ後の西の空には金星、東の空には木星が目立ちます。木星は12月8日が衝(しょう)で、一番明るく観察しやすいシーズンです。望遠鏡では縞模様がわかり、これは木星表面で流れあう大気の色、木星はガス惑星に分類されます。ただいわゆる雲のような部分は表面だけで、内部は主成分である水素が圧力によって液体水素や金属水素と呼ばれる状態になっているといいます。また、周りには明るい4つの衛星がわかり、近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの名前があります。木星のまわりを回り、日ごと位置が変わって見える衛星の姿を観察してみては。

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5 months ago
9 minutes 36 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年11月後半の星空~

2024年11月後半から12月前半にかけての星空案内です。


0:25

11月中旬~下旬に、日没後から夜半前にかけて7つの惑星を観察できます。日没後の西の空に水星、金星、暗くなったころには南の空に土星。近くには海王星がありますが、望遠鏡が必要です。東の空からは現在おうし座に位置している明るい木星が昇ります。おうし座の片目は赤い一等星アルデバラン。少し上にいくつかの星が集まって見えるプレアデス星団・すばるがあってこのあたりには天王星。こちらは6等級なので海王星と同じく望遠鏡で見なければなりません。夜半前にはさらにオレンジがかった色味の火星が昇って、これで7つ。太陽系には8つの惑星があり、空にあるのはそのうち7つ。残りの一つは私たちが暮らす足元にある地球です。


5:55

天頂あたりに秋の四辺形、これは天馬ペガサスの体を作り、北東の角はおへその星、アルフェラッツ。ただ現在の区分けでは天馬のおへそではなく、お隣アンドロメダ姫の頭の星です。四辺形の北側2つの星を東に伸ばしていくとアンドロメダの姿がたどれ、その中ほどにアンドロメダ銀河があります。暗い空なら肉眼でも淡い光芒がわかるアンドロメダ銀河。宇宙には星がばらばらにあるわけではなく、星やガスが集まった集団・銀河がたくさんあります。その一つがアンドロメダ銀河であり、私たちの太陽系も銀河系・天の川銀河の中に含まれています。規模的にお隣の銀河といわれるアンドロメダ銀河ですが、その距離は250万光年、秒速30万㎞の光が250万年かかる距離にあります。今見るアンドロメダ銀河は250万年前の姿、向こうにも250万年前の私たちの姿が届いていることでしょう。現在の私たちの姿が250万年後にアンドロメダ銀河に届くことを想像しながら、冷たさを増す初冬の星空を眺めてみては。


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5 months ago
11 minutes 33 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年11月前半の星空~

2024年11月前半から11月後半にかけての星空案内です。


0:25

10月中旬から見え始めたツーチンシャン・アトラス彗星。しっぽを上にした彗星の姿が肉眼でもわかりました。10月16日には尾の長さが伸ばした手のげんこつ1個分くらいにあたる10度ほどは見えていました。だんだんと暗くなり目ではわからなくなっていきますが、二度と帰らぬ旅路に出る彗星の姿を見送ってみましょう。


1:55

秋空に見られる黄道12星座は西から やぎ座、みずがめ座、うお座。どれも暗い星ばかりの星座たちです。秋の四辺形や、ここから見つかる一等星、みなみのうお座のフォーマルハウトなどを目印に探してみましょう。なお、うお座、みなみのうお座と魚が星座となっていますが、呼び方は うお。それはこの生き物の名前が元来うおだから。お酒を飲むときのいいおつまみとなる、酒の菜、さかな。そうしていつしか、この生き物自体の名前が さかなになったといいます。



6:03

11月中旬から下旬は夕方の西空で水星を見るチャンス。目立つ宵の明星・金星の右下あたりと見当をつけることができます。南の空には土星、土星には100個以上の衛星があり、そのなかで最大はタイタン。タイタンは惑星である水星よりも大きな天体です。日暮れ後しばらくすると東の空には明るい木星が昇り、続いてきらびやかな冬の星座たちも続々姿を現します。星空からも季節の移ろいを感じてみては。

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6 months ago
10 minutes 35 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年10月後半の星空~

2024年10月後半から11月前半にかけての星空案内です。


0:25

10月中旬から下旬にかけて、日没後の西の空でツーチンシャン・アトラス彗星が観察できます。12日くらいから見え始める可能性があり、その後は位置として見やすくなりますが、次第に暗くなっていくと考えられます。彗星の正体は「汚れた雪玉」ともたとえられる氷成分が多い天体。太陽に近づくことで、溶けてしっぽが伸びてきます。真空の宇宙ではしっぽの伸びる方向は太陽の反対側です。また、ハレー彗星のように何度も太陽の周りを回る彗星もあるなか、このツーチンシャン・アトラス彗星は二度と帰ってこないとされるので、私たちがこの彗星を目にできるのはこれが最初で最後です。


4:10

夕明かりの空にはよく目立つ明るい宵の明星、金星が見つかります。沈みそうなくらい低くなると、大気の影響を受けてオレンジがかって見えることもある金星。冬になるともう少し高く見やすくなってきます。南の空には太陽系の第6惑星、土星。土星の公転周期は約30年、星空を30年かけて巡るので、7~8年たつと見ごろの季節が一つ変わることになります。今は秋でも、10年ほど前には春過ぎでも宵空で観察できていました。ちなみに海王星の公転周期は約165年もあるので、人の一生のうちに見ごろの季節がやっと半年分変わるほどのゆっくりさです。


7:00

日暮れ後の空では、天頂を境に西側に夏の大三角、東側に秋の四辺形がわかります。また北東の空には昇ってきたカシオペヤ座が数字の3の字の格好で見えています。これをMの字とみると、山が二つ並んだ山形星。両の稜線を伸ばして大きな山を作り、そのてっぺんと谷の星を結んで5倍伸ばすと北極星が見つかります。春夏は北斗七星を、秋冬はカシオペヤ座をと、季節に応じて高く見やすくなった目印で北極星を見つけてみては。


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6 months ago
10 minutes 5 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年10月前半の星空~

2024年10月前半から後半にかけての星空案内です。


0:20

頭上の夏の大三角は少しずつ西に傾き、東の空には秋の四辺形が昇っています。長方形ではありますが、昇ったばかりは斜めになっているので、大きな菱形といったところ。この四辺形の西側の辺を南の低空へ向けて伸ばしてみると、土星とみなみのうお座のフォーマルハウトが見つかります。今年はみずがめ座に位置している土星、その輪は2025年に真横から見る位置となるため、今年も傾きが浅く細く見えます。


4:08

10月15日は十三夜(旧暦9月13日)。お月見は十五夜(旧暦8月15日)と十三夜の両方見るのが正しいとされ、どちらかしか見ないのは「片月見」「片見月」といって避けるものとされていたようです。またほどなくの17日は満月となり、2024年では地球に一番近い位置での満月となるので、いわゆるスーパームーンと呼ばれることが多くなりました。天文学的な用語ではありませんが、見かけの大きさが普段より大きいのは確か。ただこの日の月を見ただけでその大きさを感じることは難しいことではあります。


6:45

ツーチンシャン(紫金山)・アトラス彗星が10月中旬に日没後の西の空に現れます。以前から明るく見えるのではと期待されていたほうき星です。実際にどれくらいの明るさになるかは予測が難しいので、期待して待つことにしましょう。西の空が開けたところで、薄明かりの空に現れるであろう彗星の姿を待ってみては。

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7 months ago
8 minutes 20 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年9月後半の星空~

2024年9月後半から10月前半にかけての星空案内です。


0:25

今年は9月17日が中秋の名月。旧暦は月の満ち欠けから日付が決められるので、十五夜は必ず丸い月が眺められます。けれど、日付の決め方などから必ずしも満月になるとは限りません。今年は翌18日が満月。この次に中秋の名月が満月と重なるのは2030年となります。


2:00

宵の南の空には いて座、やぎ座の姿がわかります。半人半馬のケンタウロス族、ケイローンがモデルといういて座、上半身がヤギで下半身が魚の姿で描かれる牧畜の神パーンがモデルというやぎ座。パーンの名前は現在も、恐慌を意味するパニック、木管楽器のパンフルートなどに見ることができます。


4:27

9月21日に海王星が衝(太陽と正反対の方向)となります。それでも地球からの距離は29天文単位、約43億㎞もある8つの惑星の中で最も遠い惑星です。ボイジャー2号はこの海王星を訪れた唯一の惑星探査機で 、その接近は1989年のことでした。


8:25

9月末から10月にかけてツーチンシャン・アトラス彗星が肉眼でも見える可能性があります。今年初めころから明るくなると期待されていた彗星ですが、実際にどれくらいの尾が見えるかは見てみないとわかりません。9月末から10月に入るころは明け方の東の空地平線近く、10月12日ころからは夕方西の空低いところに現れてきます。太陽系の旅人、彗星がどんな姿を私たちに見せてくれるか、ぜひ確かめてみては。


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7 months ago
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プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年9月前半の星空~

2024年9月前半から後半にかけての星空案内です。


0:25

9月9日に土星が衝(しょう)となります。外惑星が太陽と正反対の方向に来た時で、地球との距離が最小=見かけの大きさが最大となり、この頃は一晩中見えているので観察の好機です。


2:50~

9月17日が中秋の名月。「ちゅうしゅう」という言葉には中秋と仲秋の二種類ありますが、仲秋は旧暦8月の一か月間をいい、中秋は旧暦の秋である7,8,9月のど真ん中、8月15日を指します。8月15日の月を愛でるお月見は、中秋の名月です。


5:25~

夏の大三角とさそり座はどちらも夏の代表的なものですが、見えている期間は異なります。星空が巡る中心である天の北極に近いほうが長い時間・期間見えるので、北寄りの夏の大三角より、南寄りのさそり座は短い間しか空に出ていません。もし北緯90度、北極点で空を見上げたならば、天の北極が頭の真上となり、すべての星は昇り沈みすることなく地平線に平行に回って見えるはず。そんな幻想的な世界を想像しながら星空を見上げてみては。


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8 months ago
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プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年8月後半の星空~

2024年8月後半から9月前半にかけての星空案内です。


8月20日が満月、カレンダーにもそう書いてあるものがあります。日で考えると間違いはありませんが、より正確には太陽と月の見かけの方向が180度になった時(黄経差)が満月であり、この日は3:26です。ということは、20日の日没後に昇る月は満月からすでに半日以上経った欠け始めた月。対して前日19日の月は満月数時間前で、よりまん丸に近い月です。


夏の大三角のあたりには小さな星座が潜んでいます。こぎつね座、や座、いるか座。明るい星はありませんが、弓矢の矢の形や、ダイヤマークにしっぽを付けたようないるか座の姿はよくわかります。天の川をたどった先の いて座や たて(盾)座のあたりは、双眼鏡を向けるとたくさんの星だけでなく星団や星雲もみつかり、面白く観察できます。


日没後の東の空に、太陽系の第6惑星、土星が昇ってきます。土星を取り巻く環は、近年は傾きが浅くなり細く見えます。観察シーズンを迎えた土星、ご家庭に望遠鏡があれば確認できるかチャレンジしては。


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8 months ago
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プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年8月前半の星空~

2024年8月前半から後半にかけての星空案内です。


8月7日は月遅れの七夕、郷里北海道の旭川では、この日に子供たちが家々を回ってろうそくをもらうという「ローソク出せ」という行事がありました。

〽ろうそく出せ出せよ、出さないとかっちゃくぞ、おまけに食いつくぞ。(※かっちゃく=ひっかくの意の北海道弁)


さそり座を踏みつけるように、大きな へびつかい座が南の空に見えています。医者のアスクレピオスが大きな蛇を持つ姿、飛び出た蛇は へび座(頭)、へび座(尾)と二つに分かれています。


8月12~13日にペルセウス座流星群がピークを迎えます。夜半から明け方にかけてが多くみられる時間帯、シートやキャンプベッドなどに寝転がってじっくり見ていると、一時間に数十個の流れ星が観察できるかもしれません。安全には十分気を付け、存分に夏の夜空を楽しんでみては。

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9 months ago
9 minutes 28 seconds

プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語Podcast~2024年7月後半の星空~

2024年7月後半から8月前半にかけての星空案内です。


7月中旬から下旬、日が暮れた後の西の低空で太陽系の第一惑星・水星が観察できます。薄明りの残る低いところなので見つけづらいですが、双眼鏡があると探しやすいでしょう。


夏の大三角も空の高いところに昇ってきました。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの3つの星で作ります。3つの星がどの名前か、見分けられますか。


ジョバンニとカムパネルラの二人が銀河鉄道に乗って天の川を旅する、宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」には、はくちょう座のアルビレオやさそり座など多くの天体や星座が登場します。なかでもさそり座のアンタレスは、バルドラの野原に住んでいた一匹のサソリにまつわるエピソード、「蠍の火」。まだ読んだことがない方はぜひ、また読んだことがある方も今一度、物語をたどりながら夏の夜空を散歩してみては。

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9 months ago
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プラネタリウム 一夜語 Podcast
一夜語(ひとよがたり)は、島根県の博物館で投影しているプラネタリウムのライブ投影(生解説)。 夕暮れから夜明けまでの一夜を、星空に潜む不思議さに触れながらお過ごしいただいています。 このPodcastでは、そんなプラネタリウムでお伝えしている折々の星空案内や天文現象、星にまつわるトピックスなどを、ひと月に2度ご紹介しています(毎月12日、27日更新予定)。 星座の探し方などは少なめですが、夜空を見上げるきっかけとして、星々を感じる一助として、お耳に届けば幸いです。プラネタリウムの投影時には赤ちゃんや小さな子がおとなしく耳を傾けてくれることも多くありますので、お子さまの寝かしつけにも効果がある、かも知れません。 縁あらばいつの日か、プラネタリウムの空の下でお会いしましょう。 https://www.hitoyogatari.com/