2025年9月後半から10月前半にかけての星空案内です。
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9月22日に土星が、続いて24日には海王星が衝となります。地球から見て両者は太陽と反対の方向にあり、見かけ上も同じあたりに位置しています。土星の公転周期は29年半ほど、海王星は約165年です。このためこの先土星は海王星と位置が離れていきますが、再び海王星に追いつくのが36年後の2061年。この年はハレー彗星が帰ってくる年でもあります。
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9月23日は秋分の日。春分の日や秋分の日は昼と夜の長さが同じ日ではありません。日の出、日の入り時に太陽が地球の大気によって浮き上がって見える大気差、そして、日の出と日の入りの定義によって、昼のほうが長くなります。
また、一年も春分、秋分で均等に分けられているのではなく、冬側の秋分~春分の日数の方が短いのです。これは地球の軌道が楕円で、1月初めころに太陽に最も近づき、このあたりの公転スピードが速くなるためです。日本の冬の時期、太陽に一番近いのは不思議な感覚ですが、四季は地軸の傾きによって生じています。正月明けの冬の太陽を見たときには、本当は夏よりも太陽が近いことを思い出してみては。
#土星#海王星#秋分の日