子宝に恵まれない夫婦が水神様に「どうか子供を授けてください」とお願いしました。
そうして生まれたのがタニシでした。
夫婦はタニシを大切に育てて20年。
ある日、タニシは一大決心をします。
正直者のおじいさんが豆を煮ていると、豆が一粒転がり落ちてしまいました。
一粒の豆も大切にしていたおじいさんが、落ちたかまどの中を覗き込むと、足元が崩れて穴に落ちてしまいました。
昔、年老いた親を山に捨てなければならない決まりのある村がありました。
でも、どうしても母親を捨てる事の出来ない若者は、こっそり床下に母親を隠して守っていました。
落ちぶれた旅の商人と絵描きが大きな木の下で休んでいると、
絵描きが不思議な夢を見たと言う。
商人はその話が気になって、持っていたお金全部で夢を買いました。
冬の山で食べ物がなくて困っていたキツネが、里の近くのカワウソの所に行って、魚の取り方を教えてもらいました。
でも、その方法はウソだったのです。
むかしむかし、お百姓の兄弟がいました。
兄は欲張りで大きな家に住み、弟は貧しい暮らしをしていました。
食べるものがなくなった弟は、兄に米と味噌を借りに行きましたが、兄は追い返してしまいます。
たのきゅうという名の旅役者がいました。
ある日、お母さんが病気と知ったたのきゅうは、山を越えて里へ帰ることにしました。
でも、山には怖ろしい大蛇がいると聞いて、びくびくしながら暗い夜道を歩いて行きました。
悪さばかりして村人に迷惑をかけていた嫌われ者の河童が、
日照り続きの村にやってきて雨乞いをすると言い出しました。
河童の願いは届くのでしょうか。
おじいさんが山でしばかりをしていると、どこかから不気味な声が聞こえてきました。
「しばをくれ~、しばをくれ~」
人の良いおじいさんは、声のするほら穴にせっせとしばを運びます。
仕事も市内で遊んでばかりいる怠け者の男が、
大黒様の打出の小槌を借りて働かずに食べ物を出そうと考えました。
山奥のお宮で大黒様に頼んでみると、小槌の柄が折れていると言われました。
男はなんとか小槌の柄を作ろうとします。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
大きな鼻のでこ鼻と、長い手の手長と、長い足の足長が三人でお伊勢参りに向かいました。
途中で一休みをして、お酒を飲むと昼寝をはじめましたが、
冷たい風で足が冷えた足長が風をよける場所を探すと、ちょうどいい場所がありました。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
色白で美しい姉と色黒で美しくない妹が一緒に歩いていると、汚い着物の男の人がお宮への道を尋ねてきました。
姉は無視をしましたが、優しい妹はお宮までの案内をしてあげました。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
子供のいないおじいさんとおばあさんはぶちネコを我が子のように可愛がってきました。
そのぶちネコももう年寄りになってきて、おじいさんとおばあさんは今後が心配です。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
見回り役人の番所に若い男が駆け込んできました。
花見の帰りに出会った侍に「手打ちにいたす」と因縁をつけられて逃げてきたとのこと。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
大きな川の渡し舟の舟小屋に、お屋敷の使いの侍がやってきて、夜に姫のお輿入れのためにお付きの者たちを川向うに渡して欲しいと言ってきました。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
仲の悪い嫁と姑が、窓の外に見かけたのが馬か鹿かで言い争いを始めました。
お互い意地を張って自分が正しいと言い張ります。
そこでとうとう、名奉行の大岡越前のお裁きをあおぐことになりました。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
村の若者たちが楽しくお酒を飲んでいると、お酒がなくなってしまいました。
そこでお酒を買いに行かせようと、とんちものの吉四六さんを呼び出しました。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
むかしむかし、男の子と女の子が二人で一日中遊んで暮らしていました。
食べ物は神様が月から降らしてくれる、つきたてのやわらかいお餅です。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
餅を売っている正直者の五郎は、ある日、道で銀のさじ6本が落ちているのを見つけました。
落とし主が困っているだろうと思った五郎は、店を休んでまで落とし主を探します。
(福娘童話集より読ませていただいています。)
死んでしまった医者と山伏とかじ屋が、極楽行きか地獄行きか、えんま大王の前で裁きを受けます。
(福娘童話集より読ませていただいています。)