今年で27歳の二人。いまのところ「老い」は二人にいい影響しか与えていないらしい。同じものを使い続けること、物を失くすこと。今回のテーマは時間と愛着について。ついでにnozakimugaiの奇妙な夢の話も。
シーズン2。どんなコンテンツも2作目が評価を左右するというが、このPodcastはいかに? 暑さのピークが去り、夏を振り返る二人。水泳にハマっていたGillと筋トレをはじめたnozakimugai。泳ぐことも、身体のかたちが変わることも、ラップや歌を録音することも、何もなかった時間に「拍を刻む」ということなのかもしれない。
大学院修了から5カ月がたち、ようやく復職したnozakimugaiは、職場の研修で聞かされた「未来の社会」の姿に疑問を覚える。無意志な人間が無意志なままでいること、偏屈な人間が偏屈なままでいることは許されないのか? 暴力に暴力で抵抗することは許されるのか? 疑問が疑問を呼ぶ多動型知的エンターテインメント、ザック・アンド・ギル第10回! ちなみにGillは東京ゲームショウへ行くらしい。話を聞くのが楽しみだな。
北海道旅行から帰ってきたnozakimugaiと、のんびり夏を過ごしていたGill。mugaiが旅行先で見た公園の話や、Gillの好きなF1の話をしているうちに、話題は「かたち」と「カオス」の話へ。音楽をつくることもスポーツも、カオスとかたちのせめぎ合いだ!
いよいよ明日は参院選の投開票日。珍しく二人が真剣に政治の話をしている。差別も排外主義も内ゲバもSNSももううんざり…。ところで、マチアプってどれを使えばいいんだ?
モータースポーツファンのGillは映画『F1』を観にいきその出来にがっかり。いっぽう文筆家デビューしていたnozakimugai。二人で「スピード」について話し合っていたはずが、いつしか喋りや陰謀論や政治を巡る壮大な話へ。我々に必要なのはただの友情でも性愛でも、ましてやビジネス関係でもない——「仲間」だ!
トークテーマ:
映画『F1』/ダーティな闘い方/映画における音楽とノイズ/『マッドマックス:怒りのデスロード』/「スピード」と音楽/グルーヴと加速度/nozakimugai、文筆家デビュー/三宅香帆「視点倉庫」/ことばは「かたちを与える」/抽象性は弱くない/パワポカラオケ準チャンピオン/具体性の衝突/陰謀論への処方箋としての「テキトーな会話」/アウトラインはワークしない/レヴィ・ストロースの書き方/万人の闘争/組織的な闘争の方がグロい/参政党・排外主義の問題/ゴダール的喋り/「書くこと」は「道具作り」/ゴダール的に生きる/「弱者男性」の問題/結局性愛に回収されるんかい/「仲間」が欲しいんだ/EEAAO:「共に在る」ことの選択/不愉快な共存/体臭/「クサさ」を取り戻せ/恥こそが敵/チビmugaiのパックンチョ
トーク内で触れたコンテンツ:
・映画『F1』
https://youtu.be/pYjrVBa4gN4
・映画『マッドマックス:怒りのデスロード』
https://youtu.be/o4XJi6nf0f4
・nozakimugaiの論考
https://note.com/shadow0918/n/n6b389517f1df
・パワポカラオケ準チャンピオン 山本さん
https://youtu.be/QleC4Oj1rss
・映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
https://youtu.be/wxN1T1uxQ2g
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休職明けのGillは職場で上司が若手社員に自己啓発書を勧めているところを目撃してしまう。そのころnozakimugaiは、コンサルに就職しビジネス書ばかり読んでいた同期が突然マルクスの本をInstagramに上げているのを見つける。「何事にも執着するな」(マーク・フィッシャー)——我々はもっと「マジ」になんなきゃいけない。
トークテーマ:
三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』/自己啓発書を勧める上司/映画「花束みたいな恋をした」/ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」/「良心」が覆い隠すもの/ラディカルにズレていること/道具を作ること/身体と環境が変形し合うこと/「マジになるな」/行き過ぎたマジさの倫理/千葉雅也と読書の断片性/福尾匠/自己啓発を「マジ」でやる/自己啓発はスピってた方が面白い/自己啓発をバグらせろ!/ADHD性からASD性へ/「そのまま歌う」こと/宇多田ヒカル
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Gillはデス・ストランディング2に夢中。nozakimugaiもゲームばかりやっているらしい。今週はきっとゲームの話に違いない。(この文も「よくない自己言及」なんじゃないのか?)
トークテーマ:
デス・ストランディング2/音・音楽が立ち上げる環境/自己言及・オマージュのサムさ/宮崎駿「君たちはどう生きるか/自己言及の底が抜ける瞬間/ガンダムを見るのが「悔しい」/新海誠「君の名は。」/nozakimugaiの甘酸っぱい思い出/庵野秀明「シン・ゴジラ」/破壊・崩壊の爽快感・快楽・安堵感/キングスマン/村田沙耶香『世界99』/失恋/持続こそ異常/結婚がわからない/関係が疎外する/バンドリーダーは主婦である/お母さんヒスらせ構造
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また収録の時間がやってきた。二日酔いのせいか、それとも暑さにやられたのか、nozakimugaiはダウナー気味。「夏っぽい音楽」の話をしてみるも、冬生まれのGillと夏生まれのnozakimugaiは感覚が嚙み合わない。話題は(またしても)明後日の方向へ。
キーワード:
夏到来/夏っぽい音楽/James Blake/New Order/ぼくの夏休み/あつまれ!どうぶつの森/コロナ禍の夏/PUBG Mobile/Ghost of Tsushima/「アイスは冬が美味い」は嘘/環境と身体/FESTIVAL FRUE ZINHO/小暮香帆/Medeski & Martin/郡山で冬フェスをやろう
対面で収録をするためGillの家に集まった二人。自分の名前を忘れたり、犬が現れたりと慣れない環境に翻弄される。それもこれも、「空間がどもっている」ということなのかも…?
キーワード:
F1/伊藤亜紗『どもる体』/「言葉のかわりに身体が出てくる」/教皇選挙/機動戦士ガンダム/Death Stranding/都市伝説解体センター/未解決事件は終わらせないといけないから/ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド
突如始めたポッドキャスト『ザック・アンド・ギル』。荒川河川敷やメタセコイアの森で行ったGill Scotmanがリリースするアルバム向けのMV撮影やショートフィルム撮影で経験した出来事をベースに、ディレクションに纏わる「他者性」や「複数人での共同作業」の話へと進んでいく。
勢いでポッドキャストの収録をはじめた二人。もうすぐGillがリリースするというアルバムの話をはじめたものの、話はいきなり「音楽の苦しさ」という話題へ。Jacob Collierが覚醒するまで、この苦しみはなくならないのか?