第9回のゲストには、空間認知に対して苦手意識のある方向けのルート案内サービスを開発するLOOVIC株式会社 代表取締役 山中享さんを迎え、”誰もが生きやすい社会”をテーマにお話を伺いました。
▷目次
00:00 山中さんとLOOVIC株式会社について
02:25 “視空間認知”とは?
10:00 当事者から支援の形を考える
19:40 前職で起業を意識したきっかけ
23:35 ニーズの一歩先の世界を描く
34:00 LOOVICが開発中のデバイス
42:30 マイノリティからマジョリティへの展開
46:24 苦手を意識しない社会を目指して
▷ゲストプロフィール
山中 享(やまなか とおる)/ LOOVIC株式会社 代表取締役
大学卒業後、大企業を含む8社を経験。新規事業開発を得意とする。発達障害を抱えた自身の子供を持ったことで、その支援の当事者となる。スタートアップでの取締役CMO兼CSO等を務めた後、視空間認知障害を抱える当事者の社会進出を支援すべくLOOVIC株式会社を創業。
・実績:過去の大企業にて社長賞、最優秀営業賞などを受賞。LOOVIC株式会社では、経産省のIoT推進ラボでは準グランプリや、Plug and Playにてグランプリを獲得。IoT Challenge Awardでは全国大会優勝。
▷LOOVIC株式会社
空間認知に対して苦手意識のある方向けのルート案内サービスを開発。IoTデバイスと地図アプリを連動させて行き先を設定すると、デバイスを用いた触覚と骨伝導を用いた音声技術が行き先に向けて誘導する製品を提供している。
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第7回のゲストには、「世界人口の60%が居住すると言われる組積造(そせきぞう)の地震犠牲者を0にする」をミッションに掲げる株式会社Asterの共同創業者のお二人にお越し頂きました。今回はいつもの番組とは一転。事業の話はもちろん、異色の経歴を持つお二人のバッググラウンドから自らを動かす力の源泉についてもお話頂きました。
▷目次
00:35 挨拶
01:40 ゲスト紹介
03:15 航空宇宙工学から耐震設計へ 異分野人材から感じる強み
10:50 東大博士がなぜ起業?敷かれたレールから逸脱するまで
22:00 世界人口の60%が居住する組積造の建物が抱える問題
31:02 ネパールの村で確信した強烈な事業へのニーズ
36:25 自分たちのミッションを達成するために誰と組むか?
41:01 大義は自分の背中を押してくれる
48:00 子供の頃のような好奇心で動く感覚
55:30 やりたいことが分からなくなった時は原点に戻る
57:12 組積造の地震犠牲者を0にする
▷株式会社Aster
組組積造建物の耐震設計と補強技術の開発を行う企業。世界人口の約 60% が居住する組積造の建物は、地震に極めて脆弱で、地震による組積造崩壊で多くの犠牲者を出している。“組積造の地震犠牲者ゼロ” をミッションとして、産官学金のあらゆる分野から最適なエキスパートの英知を結集し、問題解決を目指す。
URL: https://www.dis-aster.com/
▷ゲストプロフィール
鈴木正臣
静岡県出身。米国で航空宇宙工学を学んでいたが、父親が病に倒れ、家業を継ぐ為に緊急帰国。帰国後に開発した建物補修材をベースに東京大学・生産技術研究所・目黒研究室の山本憲二郎氏と協賛研究し世界人口の60%が居住し、地震犠牲者の80%死因である石やレンガを積み上げた組積造崩壊を防ぐ技術を確立し、世界中で組積造の地震犠牲者ゼロを実現すべく2019年1月に起業。
[主な受賞、採択歴] 2018年2月_次世代アントレプレナー育成事業EDGE-NEXT優勝、 2018年7月_NEDO研究開発型ベンチャー支援事業採択、 2018年9月_日本財団ソーシャルイノベーションアワード優秀賞、 2018年12月_Hello tomorrow Japan優勝、 2019年2月_第3回J-TECH STARTUP 認定、 2019年3月_Hello tomorrow世界大会Top80、 2019年4月_ImpacTech Japan 採択 2020年7月_一般財団法人社会変革推進財団の支援事業に採択
山本憲二郎
Aster共同創業者。博士(工学)。国際的な地震防災の研究をメインテーマとする東京大学生産技術研究所目黒研究室にて、民間の建物改修業者のオーナーであった鈴木(Aster共同創業者・CEO)とともに、高強度樹脂を用いた耐震補強を学部4年から博士課程までの6年間研究。博士号取得直前に、インド工科大学の構造解析研究者であるシャンタヌ(Aster共同創業者・COO)との3人で同社を立ち上げ、『全ての人々が自然災害に対し、安心安全に生活できる世界の構築』 に挑む。
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今回は、半導体レーザ技術で視覚支援技術をはじめとして様々な事業を展開されている株式会社QDレーザ 代表取締社長 菅原充さんをゲストにお迎えしました。
▷目次
00:48 挨拶
01:40 日本のものづくり
03:35 レーザ技術の歴史
05:00 コンピュターに並ぶ発明
06:20 QDレーザの役割
08:40 応用先の幅広いレーザ技術
10:02 視覚支援技術RETISSAとは
14:46 眼鏡を使っても見えない人
17:30 なぜ網膜投射でものが綺麗に見えるのか
24:50 両眼視は必要なのか
26:50 退化と進化
29:30 メガネにも網膜投影技術が?
32:25 技術への適応と身体の変化
36:26 これからビジリウムテクノロジーで取り組みたいこと
▷株式会社QDレーザとは
株式会社富士通研究所のスピンオフベンチャー。半導体レーザ技術を用いた通信を始め、レーザ加工、センシング分野の事業を国内外に展開。現在は新たに網膜走査型レーザアイウェアを開発し、医療・福祉、民生用へと市場を拡げている。RETISSAは眼鏡型のデバイスで光を直接網膜に届けることで、視力やピント位置に左右されずに見ることを可能にする。
▷ゲストプロフィール:株式会社QDレーザ 代表取締役社長 菅原充様
株式会社富士通研究所に入社、量子エレクトロニクスを専門として半導体レーザの基礎から応用までの研究開発に従事。東京大学生産技術研究所特任教授等を経て、2006年当社を創業。IEEE Photonic Society Aron Kressel Award等国際的な賞を多数受賞。東京大学工学部卒、工学博士。
▷参照URL
・QDレーザHP:https://www.qdlaser.com
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今回は、ジルコニアに特化したプロダクトブランドZ I K I C O代表の山瀬光紀さんをゲストにお迎えしました。
▷目次
00:00 挨拶
01:26 山瀬さんのこれまでの振り返り
03:02 美しすぎるカトラリーのきっかけはドイツ時代
06:50 料理と水
09:15 食べ物本来の味を邪魔しないスプーン
11:22 デザイナー大治将典氏との出会い
12:35 ジルコニアの”石っぽさ”
16:55 プラスチックと違うジルコニアの加工の難しさ
20:20 実は有名になりつつあるジルコニア
23:00 生活を支える道具のあり方
25:30 ミニマリストでも欲しがる”要らないもの”
▷株式会社ZIKICOとは
セラミックス素材であるジルコニアを使った日用品を製造するメーカー。
2017年にグッドデザイン賞を受賞。2018年にチームで独立起業。手工業デザイナーの大治将典氏とブランド・ディレクション契約を締結。2019年にドイツのiFデザイン賞、およびイタリアのA’デザイン賞金賞を受賞。
▷ゲストプロフィール:株式会社Z I K I C O 代表取締役 山瀬光紀
2001年、ドイツに渡り、射出成型機メーカーARBURGに入社。ジルコニアに出会う。帰国後、2005年に父親の経営するプラスチック加工業者に入社。2007年にジルコニアの研究部門を設立。2015年に父親から経営を受け継いだが、2018年に会社を譲渡。以後、ZIKICOとしてジルコニア事業に専念。
▷参照URL
・ZIKICO公式サイト:https://www.zikico.com
・大治将典氏のサイト:https://o-ji.jp/
・ARBURG GmbH+Co.KG:https://www.arburg.com/en/
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4回目の放送は、「生体情報で、人間の未知を編みとく」を企業理念に、カスタマイズ可能な繊維とウェアラブルIoTプラットフォームを展開するMITSUFUJI株式会社をゲストにお迎えしました。
▷MITSUFUJI株式会社とは
西陣織メーカーを原点に置く、生体情報マネジメントを行うグローバル・ソリューションカンパニーです。伝統的な繊維業で培ってきた技術と自社開発したクラウド技術の融合により、様々な課題に柔軟なソリューションで答えています。
▷ゲストプロフィール:MITSUFUJI株式会社 矢野裕太
アメリカの大学を卒業後、商社に入社し主にサイバーセキュリティ関連商材の新規立ち上げを経験。子供の教育分野に興味があったため転職をし、ドイツ発祥の幼児教育のプログラムの普及に携わる。活動をする中で、教える側の大人達にストレスなど様々な問題がある事を認識し、この課題を優先的に解決しようと決意する。解決策としてバイタルデータに着目し、世の中の人々の課題を解決しているミツフジに入社。
▷今回の注目ポイント👀
・導電性銀繊維は、糸の顔をした金属?
・着るIoTデバイスとは?
・生体情報で変えられる未来
▷参照URL
・MITSUFUJI株式会社
▷ヨウタロウの一言
これからも進むIoT技術。人を守るために生体情報を活用していくと同時に、いかにユーザーにとって親しみやすさを届けていくか気になります。
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3回目の放送は、ハエを活用したリサイクルシステムを進める株式会社ムスカをゲストにお迎えしました。
▷株式会社ムスカとは
“ハエ”で世界の食糧危機の解決に向けて取り組む昆虫テクノロジー企業。約50年間1200年代にわたり選別交配を繰り返すことでサラブレット化された「イエバエ」という種のハエの幼虫を利用した独自の循環システムを確立。「TechCrunch Tokyo 2018」のピッチコンテストで最優秀賞を受賞。
▷ゲストプロフィール:株式会社ムスカ 代表取締役CEO 流郷綾乃
1990年、兵庫県生まれ。2児の母。ベンチャー起業の広報として活躍後、フリーランスの広報として独立し、スタートアップや大企業に対してブランディングからマーケティングまで一貫した広報戦略コンサルティングを提供。2017年11月、広報戦略としてムスカに参画。18年7月に代表取締役暫定CEOに就任。19年4月より現職に就任。
▷今回の注目ポイント👀
・ハエを使ったリサイクルシステムの凄さ
・実は知られていない家畜排泄物と肥料の問題
・ムスカが目指す社会とは
▷参照URL
・株式会社ムスカ
・テレビ東京「ゆうがたサテライト」
https://youtu.be/GIpY8TtjlVw (テレビ東京公式Youtubeより)
・サスティナブルフードマーケット
https://www.sustainablefood.co.jp/
▷ヨウタロウの一言
今回お話を聞いて、ハエを含めた生き物に対するイメージが大きく変わりました。持続可能にしていくためには、自然ときちんと向き合うことが大切ですね。
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今回ご紹介するのは、木を使った優しい情報機器をつくる株式会社mui Labです。
▷株式会社 mui Lab とは
株式会社mui Labは、本物の木材からなるIoTデバイス を作る京都発のスタートアップです。もともとの親会社であるNISSHAから受け継いだ技術と斬新なデザインを持つプロダクトmuiは、世界からも反響を呼んでいます。
▷ゲストプロフィール:
株式会社 mui Lab CTO 佐藤宗彦
国内外の大学や企業でヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究に従事した後、mui Labに参画。mui Labの技術・知財戦略を担当。
株式会社 mui Lab Marketing 三宅謙介
NISSHA株式会社、産業機械メーカーでの海外営業を経て2019年11月にmui Lab株式会社に参画。mui Labでは営業・マーケティングを統括し、テクノロジーと人が無為自然に調和した世界の実現に奔走中。
▷今回の注目ポイント👀
・mui Labは、現代の異能職人集団?
・本物の木にこだわる理由は?
・プロダクトmuiの”穏やかなテクノロジー”とは?
▷参照URL
・株式会社 mui Lab
・海外メディアの反応:
https://www.cnet.com/news/the-5-biggest-tech-trends-ces-2020/
・新規事業設立から独立までについて
https://hiptokyo.jp/hiptalk/mui_lab/
▷ヨウタロウの一言
mui Labさんのプロダクトに込めたユーザーへの愛にとても感動しました。僕らもそろそろ大切にしたい時間に戻る時なのかもしれませんね。
YOU! TECH https://twitter.com/youtech_20
記念すべきYOU!TECH最初の放送は、人工衛星🛰を製造から運用まで行う宇宙ベンチャーです。人工衛星の現場の環境から、人工衛星の意外な利用方法まで幅広くお話を伺ってきました。
▷株式会社Axelspace とは
人工衛星の開発・生産・データ運用まで展開する東京大学発のベンチャー企業。これまで、様々な大きさの人工衛星を製造するプロジェクトや自社の衛星から取得できる画像データを活用し、地球観測インフラの構築を目的とした衛星画像販売サービス、AxelGlobeなどを展開。
▷ゲストプロフィール:株式会社Axelspace Account Manager 小暮日和
「アクセルスペース で国内や官公庁向けの営業を担当しています。子供の時から宇宙開発に興味があり、社会人になって以来ずっと宇宙のお仕事をしています。アクセルスペース には、昨年の夏から参画しました。」
▷今回の注目ポイント👀
・”地球観測インフラ”AxelGlobeとは?
・漁業×人工衛星って、どういうこと?
・大手宇宙会社から宇宙ベンチャーへの転職のきっかけは?
▷参照URL
・株式会社Axelspace
・AxelGlobeページ
https://www.axelspace.com/axelglobe/
・衛星画像を利用した赤潮の発生予測
https://www.axelspace.com/info/news/20200403/pr_20200403_ja/
▷ヨウタロウの一言
遠い空で眺めていた人工衛星がぐっと身近に感じられるお話でした。これから、人工衛星とのどんなコラボレーションが生まれていくのか楽しみです😁
YOU! TECH https://twitter.com/youtech_20
ヨウタロウ https://twitter.com/kibori_1126
[写真は、ほどよし1号が撮影したイルリサット(グリーンランド)]
YOU! TECHは、日本を中心としたモノづくりスタートアップにインタビューし、テクノロジーや社会問題などを切り口に、紹介していく番組です。今回は自己紹介をお届けします。