
兵庫県三田市で農業を営む清水浩一さんを迎えてのトーク。
清水さんは元々YMCAで一緒にキャンプをしていた仲間で、キャンプのプログラムでもよくその農園に遊びに行き、
トマトの収穫や大根引きをさせてもらった。
去る3月4日、清水さんが親方と呼び、私たちが「中さん」と呼んで親しんでいた中農園の中則雄さんが急逝した。
清水さんは最も近い立場で、親方と向き合い、親方から受け継いできた様々なことを、後世に伝えたいという思いを強く持っておられる。
一方私も、形式的な「記録」では、「記憶」のすべてを伝えることはできないと気づき、Podcast配信を始めた。
このタイミングに、清水さんもPodcastを開設するという。
初回コラボ企画として、今回「農」を通した、「不在による存在」の軌跡、「場所に生きる記憶」について語ることができた。
農地は、人が自然に手を加え、まさに「育てた土地」だ。
よく知る人が、よく手入れされた農地で、丁寧に育てたことがわかる野菜は、本当に美味しい。
野菜の美味しさに加え、人の温かさに触れることができる。
作りと買い手がかけ離れている現代において、作り手の生の声を聞くことはとても貴重だ。
ぜひ、中農園、清水さんの農場に出かけて欲しい。
talk@kobeymca.org