
(今回のメンバー:キョン、ソキウス)
今回振返るのは、出来る限り不毛な形にならないように注意しながら問うてみた「歌詞」と「曲」の関係の回( https://spoti.fi/3KBT5Zh )。
本編にも登場した、キョンの「アニソン卒論」をきっかけに話を進めていきます。
【参照:音楽生活の調査回[前編( https://spoti.fi/3x8W07f )、後編( https://spoti.fi/3nUDUQM )]】
まずソキウスはキョンに、この卒論での「歌詞に対するアプローチ」という点での問題意識と現在のイントロクイズ経験にどの程度繋がりがあるのかを尋ねます。
これに対してキョンは「ほとんど繋がっていない」と回答。楽曲の中での言葉の使われ方という問題意識は「研究の中だからこそ触れていた」ものであり、研究から離れた今、歌詞を眺めることも無いとのこと。ただ、研究が自身の音楽生活に活かされていない現状を「もったいない」し「残念」だと感じているようです。
この回答を受けてソキウスはキョンに本編収録以降の歌詞に対する意識の変化を問いますが、その問いを思いつくに至った「自己反省」として、(予め「卑怯」だと断ったうえで)歌詞のことを意識した楽曲の語り方の取り入れがあったことを語りました。
【参考:ソキウスが言う「歌詞」を気にした語り方の例として、2023年冬アニソン総決算回( https://spoti.fi/3N2vcxm )】
ここでキョンが本編でも話題に挙がった「漢字」の側面で気になったことをソキウスに質問します。それに対してソキウスは、「私」(そして「あなた」)を中心とした「一人称的」「私小説的」な歌詞を話題として提示。私小説的な表現ではないものにより惹かれるソキウスとしては、歌詞に対するアプローチとして、そのような表現をも射程に入れたものを望んでいるようです。
推語り、さらにはイントロクイズにおける分類について考えていくうえで、例えばアニソンだけに絞って見たとしても、その現状は「色々ある」ようで「色々ない」と半ば矛盾しているようなことをソキウスは考えているようですが…
最後にソキウスは、このような問題に対する「研究意欲」「解決意欲」は現在どの程度キョンに存在するのかを質問。これにキョンは「無限に時間があったら」やってみたいと半ば諦めの境地。生活における優先順位とも相まってかアニソンに絞って考えてみても、歌詞へのアプローチよりかは、「最新」のものを追いたいという願望により意識が向くとのことでした。