salon403第16回.m4a
今回は、2つの短編小説、西加奈子の『VIO』と李琴峰の『独舞』について語ります。
『VIO』は脱毛の話、『独舞』は性的マイノリティの話が中心となっていますが、
2つの作品ともにそこから一歩踏み込んだ内容になっていて、
それぞれの独特な世界観をたっぷり楽しませてもらいました。
西加奈子の『VIO』は、文句の付けようがない作品で、
脱毛する際の「黒を燃やす」行為から「兵器」を想像して
戦争、平和までスムーズに話を広げていく西さんの腕前にAkiとNatusは感動するばかり!
「台湾人」そして「レズビアン」という独特なバックグラウンドを持つ主人公の話を描いた
李琴美の『独舞』については、AkiとNatusの中で様々な意見が交わされます。
当時者としての感想や「セクシュアルマイノリティ文学」のように
「〇〇文学」「〇〇研究」という特殊なジャンルとしてマイノリティの問題を語ることに対する批判的な意見など
真剣な話もします。
性的マイノリティの話なので、サロン403の第一回で扱った
「ブエノスアイレス」についても触れたりして、珍しくちゃんとした批評を加える二人の話をお楽しみに!
ポッドキャストの最後にある、Bob Dylanの「Knockin' on Heaven's Door」(akiのカバー)も聴き逃さないでください。
私たちは誰しも同じような人間です。戦争はやめましょう。平和を願います。
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