
前回、”オーディオブックの現在地”、と予告したのですが、そこから、そもそもオーディオブックを聴くときって私たちにどういうことが起こってるのか?を中心に語っています。
最初軽くオーディオブック周りの現状をお伝えしています。
<概要>相変わらずオーディオブックは人気/出版社も力を入れざるを得ない/意識していなかったけれど/あらためて自分の中で起こっていること/脳内の処理/私たちが感じていること/音読と黙読/視覚から入る情報を黙読しそれを聴く私たち/オーディオを聴いているときは五感で体験/『神曲』聴読で配達業務した人、すごすぎんか?(そら迷うわ)
●Helsingin Sanomat紙のエッセイ 「オーディオブックの体験とは」(フィンランド語、有料記事)
https://www.hs.fi/kulttuuri/art-2000011260022.html
● #本チャンネル
ブックコーディネータ―内沼晋太郎さんが2024年夏にインタビューしたオーディオブック最大手のStorytelノーラさんの動画
https://www.youtube.com/watch?v=5BxtD_xM7-g
●CBSニュース動画(英語)
オーディオブックを聴いたら、読書といえるのか?
賛否両論ありですね。書店の方はどっちも読書、と。(間口広げないとでしょうし)
https://www.youtube.com/watch?v=_OtcyGIA0-g
●スウェーデン語の造語:
Lyssneläsning
フィンランド語で研究者が提案した言葉
Kuunteluku
私、最初動詞って言ってますが、あとで言い直している通り、違いますね…!失礼しました。
さて、日本語でオーディオブックを聴いた場合は
#聴読
どうでしょう?(私は考案者ではありませんが)なんちて。
●番組中には言及し忘れましたが、新聞記事に言及されていたフランス人哲学者Peter Szendy著の今年出たばかりの本、
”Powerof reading: From Plato to Audiobooks”という本があり、著者はその中で「沈黙の中で文章との関係は無限になっていく」と書いていたようです。
これも読んでみたいかも。
次回は、いよいよ翻訳失敗談、いや苦労話か、また新聞で読んだ面白そうなネタにするか。番組中ちゃんと考えていなかったため、言葉を濁してますが、女性作家のものをできるだけ読むとか、そもそも白人男性作家の作品は読まないと決めたという方の話。アファーマティブアクションの一つともいえそう。ほほぅ、と思ったのですが、まだ最初しか読んでいないので断言できなかったのです。検討中です。リクエストもお待ちしています。
新たな告知は無し!