
みんなのエイド
湯気の向こうに 笑顔が見える
おかえりって 声がする
疲れた脚に 風がやさしい
ひと皿の想いが 胸にしみる
余野のカレーは 今日も手作り
煮込む時間が 愛に変わる
さららの親子丼 湯気をまとって
「まだまだ行ける」って 背中押す
どのエイドにも 心がある
見上げる空に 旗が揺れる
遠くからでも わかる笑顔
それが力になる
田上枝(たなかみえだ)の公園で
大きな鍋が ぐつぐつ鳴る
あったかい豚汁の香り
泣きそうな心を包みこむ
北白川の校庭では
子どもたちが 声を上げる
マウントチョップのうどんの味
あの声といっしょに 忘れない
どのエイドにも 心がある
走る人を 見守ってる
手をふる人も 鍋をまわす人も
みんなの想いが 道を照らす
還来の夜が来るころ
鴨川走友会の声が響く
目玉焼きスープごはんの湯気
「もう少しだよ」って微笑む
ありがとうを伝えたい
走るたびに思うんだ
この道はひとりじゃない
みんながいるから進める
どのエイドにも 愛がある
手のぬくもりが 風になる
びわこのほとりで笑いあえば
また来年も会える
走る人 支える人
ひとつの夢を追いかけて
夜が明けて 朝が来る
みんなのエイドで 心が灯る