
はじまりの朝
冷たい風 息をひそめて
ゼッケンゆれる 心の炎
並ぶ影が 動き出すライン
三百の夢が 山へ向かう
御在所そびえ 岩の道
鎌ヶ岳雲を裂く
靄の中で 踏み出せば
太陽(ひかり)が 旅を照らす
鼓動ひとつ 夢を刻む
不安と希望 交わる音
見えぬ先へ 足を出す
恐れより 強い願い
来たぜ LAKE BIWA 100
果てなき道を 駆け抜けて
鈴鹿の峰を 越えたなら
あの湖が 胸を照らす
油日越えて 息を燃やし
鈴鹿を背に 空を仰ぐ
信楽の森 静かに
痛みさえも 友になる
走れ LAKE BIWA 100
心の声が 導いてく
鈴鹿の峰を 越えたなら
あの湖(うみ)が 胸を照らす
音羽山に 風が鳴り
大文字の火がゆらぐ
京都の街 声あげて
僕らの背を 押してくれる
比叡の鐘が 山に響く
信じる力 胸に宿す
限界を 越えるたび
一つの炎 広がっていく
進め LAKE BIWA 100
朝日が夢を 照らす道
権現越えて 蓬莱へ
琵琶の青へ 走り抜ける
三百の足音 空に響く
すべての想い ここにある
涙と笑顔 空へ舞い
湖(うみ)が歌う 「よく来たね」と
来たぜ LAKE BIWA 100
果てなき道を 駆け抜けて
鈴鹿の峰を 越えたなら
あの湖が 胸を照らす
始まりの朝 光の中
僕らはもう ひとつの風
たどり着いた その時に
湖(うみ)が歌う 「おかえり」と