
ハロウィンがクリスマスよりも人気を集める背景には、社会の価値観が静かに変わっているサインが見えてきます。
ぼくたちの世代が経験してきた「モテる男女のイベント」としてのクリスマスやバレンタインと、今の若い世代が楽しむハロウィンとの違いについて考えてみました。
そこから見えてきたのは、縦社会から横社会へ、肉食系から草食系へという、大きな時代の流れです。
“肉食系”から“草食系”へ──。
力よりも、穏やかさや思いやりを大切にする流れは、決して弱さではなく、これからの時代に必要な“新しい強さ”なのかもしれません。
今回のポイント
・ハロウィン人気に見る社会の価値観シフト
・恋愛イベントから「つながりの場」へ変わる若者文化
・恋愛しない、結婚しない、子供産まない若者たちの価値観
・特定の異性より友達といる方がいいという新しい関係性
・「肉食系」「草食系」という言葉に込められた意識の変化
・草食的なやさしさ=“新しい強さ”という視点
・縦社会から横社会へという時代の大きな転換点
・ピラミッドのレースから意図せず脱落したぼく自身の経験
・女性的な包み込む強さこそが、これからの時代に必要なもの
・“競争”ではなく“共生”へ向かう社会の兆し
時代が変わるとき、いちばん大切なのは「どんな時代でも、自分らしく穏やかに生きること」。
ハロウィンの喧騒の裏で、そんな静かな問いを感じた夜でした。
次回も、日々の中にある“小さな気づき”を一緒に見つけていきましょう。