
・GG「鼻毛カッターで鼻から血ドバドバ出たことがあって怖い」実験「そんなことあるかね??」
・実験「お便り来ております、ペンネームは実験さん」GG「あ、はい」
○死を描く作品
・八十八良『不死の猟犬』…「老衰以外の死が存在しない」世界を舞台としたサスペンス作品→めちゃくちゃ面白いんだけどあんま感想を言っている人を見ない…
・死の物語:『アンデッドアンラック』『女の子が死ぬ話』『さよならも言わずに』
○死について思うこと
・GG「引きこもってた時期に死についてずっと考えてましたね」実験「死にたかったってこと?」GG「いや、"理不尽な現象としての死"についてどう捉えるべきかとかそういう感じです」
・子孫を残すこと…GG「子供の命の価値を考えると、自分の死はどうでも良いということに気がついた」実験「確かに自分の姪っ子が死ぬこと怖すぎるな…」→自分の死をどうでもよくする手っ取り早い方法
・死後の世界は絶対わからないということ:例えば「良いことをすればするほど次の人生では悪い人生がやってくるとしたら、今自分がよく生きる意味は?」「死んだあと、また別の世界がやってくる、それが無限に続くという世界の仕組みだとしたら?」→実験「こういう思考実験を最近よくやっていて、これを考えると生の意味は逆転したり消滅したりする」→ただしあくまで思考実験なので、本当に逆転したり消滅したりするわけではない、
・実験「死後の世界は完全に不可逆であるからこそ、人間はなんらかの仮定の上に生を積み重ねている」
・実験「例えば早く死ねば死ぬほど、死後に良い世界がやってくると仮定すれば、さっき言った子供の死も恐怖ではなくなってしまう」GG「まあ悲しいけど、あっちではよくやってんだろうな、みたいな感じか」
・世界の構造を仮定するもの:宗教…生と死の構造がわからないと不安
・実験「死について仮定をせずに生きてみようかな?生に意味を見出すことの生産性はない、みたいな」
・実験「人生、細く短く!!」→人生はこうあるべき、みたいなものから自由になった感じがあります(人を殺していいわけではない)、これは良いことでも悪いことでもないけど、楽
・でも「離別としての死」は悲しい
○物語上の死について
・『アンデッドアンラック』:風子とアンディが「死を最高の死を見つける物語」→実験「どんな死をみつけるんだろう?と考えるとこの物語の終着点が本当に楽しみ」GG「風子にとっての死が描写されたオータム編は素晴らしいエピソードでしたね…」
※このあとサマー編・ウィンター編のネタバレ
・山うた『兎が二匹』:実験「不死身を描く物語としてかなりクールな終わり方をしたと思います(ネタバレ回避)」
・実験「人が死ぬ作品は数あれど、実は死についての物語ってあんまなくて、大体火の鳥宇宙編のせいだと思う」→その中で柳本光晴は頑張った…!!
・『鬼滅の刃』は結構人が死ぬけど、死の物語では全く無いよね
・鬼頭莫宏・カエデミノル『ヨリシロトランク』:殺人者を殺すと、被殺人者が生き返る世界では何が起こるか?を描いた作品→実験「第3話でクソ複雑な法律描写に丸々一話使っててめちゃくちゃ変なマンガだな~って嬉しくなりました」
・鬼頭莫宏の世界『ぼくらの』『なにかもちがってますか』:人の死が軽いような、重いような…
・実験「面白い死のアイディア、マシュマロで募集しています、それでは良き死を~」