選挙とは、誰かを選ぶだけの行為ではなく、「自分たちのまちをどうしたいかを考える機会」ではないか――。
共創交差点・番外編の後編では、ハリソン(中山さん)が語る“選挙プランナーという新しい職能”を軸に、「選挙の民主化」「政治とまちづくりの接点」「有権者の主体性」について掘り下げます。
渋谷のまちづくりで培った「共創」の哲学と、選挙現場でのリアルが交差するなかで浮かび上がるのは、「政治を特別な人のものにしない」という共通の願い。
市民がまちに関わる“平時のつながり”をどう育むか、選挙がそのきっかけになれるのか。
ハリソンが語る「あなたもまちをよくできる」というメッセージは、まちづくりの現場にも新たな問いを投げかけます。
政治の世界を“裏側から支える”選挙プランナーという仕事。
今回の共創交差点・番外編では、メンバーのハリソン(中山さん)が会社を辞め、選挙プランナーとして新たなチャレンジを始めた背景を語ります。子どもの頃、父の選挙事務所が“お祭り”のようだった記憶。政治を遠いものではなく、人と人がつながる現場として見てきた原体験。かつて一度挫折しながらも、30歳を前に再びこの道に挑む理由。そして「選挙はまちづくりの機会」という信念。
「21世紀の政治スキームはこのままでいいのか」と問いを重ね、選挙と共創、政治とまちづくりの交差点を見つめ直す回です。
後編では、共創の現場を動かす「コーディネーター」を特別な職能に閉じ込めず、誰もが担える役割へと“民主化”する道筋を探ります。翻訳(調整)に留まらず、目的を引き出す上流設計へ——旗の立て方・畳み方、期待値の合わせ方、可視化と返礼のループなど、実践の型を分解。さらに、平時からのつながりを有事の力に変える「防災×共創」の視点、仲卸(中間支援)に依存しない仕組み、行政の受援力と外部ネットワークの設計まで、東北と都市の往復から見えた実装条件を語ります。
旗を立てる人は、どうすれば生まれるのか。今回ゲストとしてお招きした渡辺一馬さんの半生には、その問いに応えるヒントが詰まっています。幼少期の葛藤、大学での断行(団体交渉)の経験、実践型インターン事業の立ち上げ、そして震災を経て「若つく」が誕生するまで。すべての出来事が「課題を自分で解き、旗を掲げて周囲を巻き込む」力につながっていきました。前編では、東北を舞台に旗を立て続けてきた渡辺さんが、自らの足跡を振り返りながら、共創の土台を築くプロセスを語ります。
震災後の地域実践から生まれた「つなげる30人」。その原点は、国策ではなく“暮らしの手触り感”に根ざしたローカルの官民共創でした。一方で霞が関・虎ノ門では、制度や政策を動かすマクロな官民共創が模索されています。
本エピソードでは、両者の「距離」と「可能性」を見つめながら、地域の現場知と制度設計の知をいかにつなぎ合わせるのかを議論。官民共創を拡張していくために欠かせない“対話の場”のあり方を探ります。
官と民、互いに「共創」の必要性は語られるものの、なぜ現実にはうまく進まないのか。
その“阻むもの”に光を当てた回です。
対話では、
行政の行動原理が「ブラックボックス」と見えてしまう構造
利益の定義の違い(企業=顧客満足、行政=国民全体の幸福)
入札や契約で生じる「3月31日で終わる関係性」の限界
官僚にとって不可欠な“立法事実”と、民間からの声の必要性
そして“腹を割った対話”をどう取り戻すか──令和版「接待ゴルフ場」としての官民共創HUB
が語られました。
共創はなぜ阻まれるのか? そして、その壁をどう超えていけるのか?
霞が関の隣町・虎ノ門からの問いかけです。
今回のゲストは、中央日本土地建物株式会社事業統括部イノベーション開発室リーダー及び一般社団法人官民共創HUB事務局員を担う 川島興介さん。
虎ノ門という「政治と経済のはざま」に位置する場所から、新たな官民連携の形を探る実践を伺います。
対話では、
「共に想う」「共に創る」「共に奏でる」という3つの「きょうそう」アプローチ
障害者就労プロジェクトなど具体的なテーマ型の取り組み
「つなげる30人」との違いと共通点
「土地」ベースと「テーマ」ベースの共創のあり方の比較
そして川島さん自身の原体験(JAXA・内閣府での経験)から生まれた“共創への想い
などが語られました。
共創を阻むものは何か。どうすれば分断を超え、「和をなす社会」へ進めるのか。そのヒントが詰まっています。
渋谷で始まった「つなげる30人」が10期目を迎え、いま新たなフェーズへ。
本エピソードでは、全国展開、方法論研究、国際連携、ネットワーク形成という4本柱に基づく体制刷新や、渋谷をサーキュラーシティ、ウェルビーイング都市、ダイバーシティ起点のイノベーション都市へと進化させる次の10年ビジョンを語ります。
4ヶ月ぶりの収録となる共創交差点。一体この期間何をやっていたのか、「つなげる30人」の最新動向を振り返りながら、未来への構想を語ります。
沖縄で突如芽生えた“説明できない衝動”から始まった「沖縄をつなげる30人」のプロデュース型モデル。そして、全国で進化する「地方創生2.0」の議論にどう介入し、敦賀での実証や国へのロビイングがどのように政策へと昇華されていったのか。
渋谷から10年、いま再び「つなげる」の思想と実践が進化しようとしています。その裏側を、リアルな手触りと共にお届けします。
共創の仕組みは、地域の未来を変えられるのか?
シリーズ最終回は、株式会社スクラムの久保匠さんとともに、つなげる30人の展開可能性をテーマに語り合います。
北海道での実現に向けた構想、沖縄における県民ファンドとの親和性、そして“越境”のきっかけを生む「関係人口創出基金」まで――。
各地域に根ざしながら、広がりと深まりをどう両立させるのか。ファンドレイザーの立場から見た、持続可能な共創の設計と仕掛けが語られます。
最終的には、久保さんおすすめの旭川&札幌ラーメン情報も!?
想いと実践が交差する、地域共創のリアルをぜひお聴きください。
共創は「課題ありき」じゃなくてもいい――。
今回の共創交差点は、前回に続いて株式会社スクラム代表・久保匠さんをゲストに迎え、ソーシャルインパクトの専門家である彼の目線から、「つなげる30人」というプログラムの価値と可能性を深掘りします。
従来の“インパクト逆算型”ではなく、“関係性起点型”で展開する「つなげる30人」。
まず人と人、組織と組織がつながることで、想定外のアウトカムが生まれるこの仕組みに、久保さんはどんな可能性を見ているのか?
一見“自由に見える”場の裏にある、緻密な設計と実践知とは。
ファンドレイザーの視点から見えてきた「関係性ドリブン共創」の真価を、ぜひお聴きください。
社会課題に本気で挑むには、熱意だけではなく「仕組み」と「仲間」、そして「資金」が必要です。
今回の共創交差点は、北海道を拠点にソーシャルビジネスの最前線で活躍するファンドレイザー・久保匠さん(株式会社スクラム代表取締役)をゲストにお迎えしました。
福祉現場での原体験から始まり、官民連携による新しい投資スキーム「ソーシャルインパクトボンド」や、インパクト投資ファンドの立ち上げに至るまで――。
「共創ファンド」という切り口で、制度の隙間に届く支援の形と、地域と社会をつなぐ実践のリアルを深掘りします。
“誰かの想い”を“みんなの動き”に変えるには?
資金と仲間をどうデザインするのか?
共創の本質を探る、熱量あふれる対話をぜひお聞きください。
#18_2025年も2ヶ月経ちまして、一般社団法人つなげる30人ととしての、年初目標振り返り【その1】をお送りします。
前回に続き、地方創生2.0の具体的な展開について掘り下げます。
今回は「つなげる30人」の取り組みと地方創生2.0の共通点を探りながら、持続可能な地域づくりに必要な要素を議論。行政予算に頼らない自律的な仕組みの重要性や、地域の主体的プレイヤーを増やすための方法、さらに“3年でノウハウ移転する”新たなモデルについても深掘りします。
一過性で終わらない地域活性のあり方とは?「つなげる30人」の視点から、地方創生の未来を考えます。
前回に続き、地方創生1.0の振り返りを踏まえながら、最新の地方創生2.0について議論します。石破総理が施政方針演説で強調した「令和の日本列島改造」とは? 東京一極集中の是正を目的とした1.0の課題をどう乗り越え、地方が自立できる仕組みを構築するのか。人口減少を前提とした政策転換、地域間連携の重要性、そして「つなげる30人」が果たせる役割とは? 地方創生の未来を、リアルな現場の視点から深掘りしていきます。
今回のエピソードでは、地方創生1.0の実態に迫ります。震災後の福島での復興支援経験を持つパーソナリティほっしぃが、地域の現場で感じた成功と課題を振り返り考察します。地方創生推進交付金の実態や、自治体のリアルな反応、地域に根付いたプレイヤーの重要性など、行政・企業・NPOが交差する地域活性の最前線を深掘りします。次回の地方創生2.0に向けたヒントとは?
今回のエピソードは沖縄県内外から500人が集う「ミチシルベ」参加について語ります。沖縄の社会課題、ソーシャルビジネスの可能性、そしてそこで「つなげる30人」が目指す未来とは?現地での期待や準備、そして沖縄ならではの文化にも触れながら、熱いトークをお届けします!
イベントページ
https://michishirube.okinawa/
日本における官民共創の歴史の中で、行政、非営利セクター、企業の役割がどのように変遷してきたのかを振り返り、現代の課題や未来の可能性を探ります。特に2010年代以降の動きを中心に、日本特有の歴史と文脈を掘り下げ、セクター間連携の新たなビジョンを描きます。
このエピソードでは特に企業の視点から、CSRからCSVへの転換、そして地方創生やSDGsを軸とした企業活動の変化について掘り下げます。また、オープンイノベーションの課題や限界、そして「つなげる30人」がそれをどう乗り越え、信頼に基づく新しい価値創造を実現しようとしてきたかを議論します。
日本における官民共創の歴史の中で、行政、非営利セクター、企業の役割がどのように変遷してきたのかを振り返り、現代の課題や未来の可能性を探ります。特に2010年代以降の動きを中心に、日本特有の歴史と文脈を掘り下げ、セクター間連携の新たなビジョンを描きます。
このエピソードでは、東日本大震災を契機に強化されたNPO間の横のネットワーク形成と、社会的影響力を高めるためのロビー活動について掘り下げます。新たなネットワークの可能性や、NPOの課題解決へのアプローチの変化を具体的な事例を交えながら考察します。
日本における官民共創の歴史の中で、行政、非営利セクター、企業の役割がどのように変遷してきたのかを振り返り、現代の課題や未来の可能性を探ります。特に2010年代以降の動きを中心に、日本特有の歴史と文脈を掘り下げ、セクター間連携の新たなビジョンを描きます。
このエピソードでは、NPOのクラウドファンディングやインパクト投資など、2010年代以降に進化した資金調達手法の多様化に焦点を当てます。NPOの持続可能性を支える新たな手法が、どのように社会課題解決を加速させたのかを掘り下げます。また、これらの進化が非営利セクターに与えた影響と課題についても議論します。