
哲学ポッドキャスト、テツアンドガクは身近なテーマを哲学的に考察してみる番組です。
脱線はしますが基本的には伝統的な哲学の概念やテキストを軸に議論しています。
【今回の概要】 ・前章までで、芸術作品とは、それにおいて真理が生起するもの、と特徴づけられた ・世界と大地が闘争する(隠そうという動きと露わにしようとする動きが戦う) ・それによって、ゴッホの絵であれば農婦の暮らしが露わになった ・ギリシアの神殿であれば、その共同体の在り方が露わになった ・この章では、まず道具と芸術作品が比較される ・道具は目立たない。一方、芸術作品は異様なものとして非日常感がある ・また、芸術作品には、「見守る人」が必要とされる ・観賞する人ではなく、その作品の衝撃を受けて人生が変わっちゃうような人たち? ・芸術作品によって、ある民族(人間の集団)が立ち上がる ・ハイデガーとナチスの関係 ・詩(言語芸術)は芸術作品のなかでも特別な存在 ・今(講演の当時)、ドイツ人にとってはヘルダーリンの詩を考えることが重要 ・ヘルダーリンの呼びかけに答えないのか、と問いかけておしまい