まだ3月の半ばだというのに、春の終わりのように陽気な午後。毎年毎年嗅いでいて、とてもよく知っているこの、太陽が新緑に降り注ぐ時の暖かな匂いを、今年もまた新鮮な気持ちでうけとめています。歌詞にもよく登場する、風、という自然現象のもつ機微で、とんでもなくノスタルジックになったり、ふっと記憶が蘇ったり、今持っているもの全てをとんでもなく大切に思えてきたりする。風の中に含まれる微細な粒子を僕らはすぐに感じ取り、その中にいろんな影をみたり、漠然とした希望みたいなものをみたりする。(あと、普通に花粉も。)