
日々の小さな工夫を、未来の大きな成長へ— 機能拡張ラジオは、「目の前にある課題を解決することからはじめよう! 」をコンセプトに、個人レベルから組織レベルまで、機能拡張するためのアイデアやヒントをお届けします。
【概要】
第53回では、「目標から逆算する」従来型の戦略論から離れ、オープンエンドな仕事の進め方に光を当てます。与えられたゴールを追いかけるのではなく、目の前の課題に一つずつ向き合うことで、仕組みが生まれ、やがて大きな成果に結びついていく。この考え方は、生成AIやスマートフォンといった技術進化がもたらした“場づくり”の時代において、とりわけ有効です。本編では、インドネシアのスーパーアプリGojekや教育系スタートアップの事例を取り上げながら、「ものづくり」「ことづくり」に続く第三の視点としての“場”の重要性を探究。さらに、パーソナリティ坂田の新著『戦略のデザイン』(11月発売予定)でも取り上げる「PVS」という独自のフレームワークをもとに、これからの場づくりの時代に適した動的なアプローチを考察します。従来の中期計画や静的な設計から一歩踏み出し、柔軟かつ持続可能な価値のつくり方を捉え直す前編です。
【見どころ】
・00:24 大きな成果を出すのに、目標はいらない?オープンエンドという仕事の進め方
・08:35 戦略は「静的」から「動的」へ ― Gojekに見る、局所解から始まる場づくりの発展
・10:48 「PVS」のフレームワークで読み解く、場づくり時代の戦略の新たな整理軸
・14:32 仕組みは課題解決の“あと”に立ち上がる ― PVSが示す、場づくりのプロセス
【メインパーソナリティー】
・坂田 幸樹:IGPIグループ共同経営者、IGPI シンガポール取締役CEO。『機能拡張 テクノロジーで人と組織の可能性を追求する』(2024年、クロスメディアパブリッシング社)著者。現在はシンガポールを拠点に、日本企業や現地企業、政府機関向けのプロジェクトに従事。
・垂水 隆幸:コーチング.com株式会社代表取締役。ベンチャー企業向けの組織コンサルティングを手掛ける傍ら、プロコーチとして経営者・起業家を中心にエグゼクティブコーチングを提供。
【著書紹介】
坂田幸樹
・『戦略のデザイン ゼロから「勝ち筋」を導き出す10の問い』坂田幸樹著(2025年11月発売予定、ダイヤモンド社)
・『失敗事例から学ぶ! マネージャーの思考術 管理職の“落とし穴”に陥らないための具体と抽象の往復トレーニング』坂田幸樹著(2025年1月、翔泳社)
・『機能拡張』坂田幸樹著(2024年3月、クロスメディア・パブリッシング)
・『デジタル・フロンティア 米中に日本企業が勝つための「東南アジア発・新しいDX戦略」』坂田幸樹著(2023年8月、PHP研究所)
・『超速で成果を出す アジャイル仕事術 ― プロフェッショナル2.0という働き方』坂田幸樹著(2022年6月、ダイヤモンド社)
・『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 ― 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』細谷功、坂田幸樹著(2021年9月、ダイヤモンド社)
垂水隆幸
・『Calling』垂水隆幸著(2025年6月、かんき出版)
◆Spotify:https://open.spotify.com/show/7EZeMvuOxTin8nhLcl398C
◆Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/us/podcast/機能拡張ラジオ/id1772612956