
日々の小さな工夫を、未来の大きな成長へ— 機能拡張ラジオは、「目の前にある課題を解決することからはじめよう! 」をコンセプトに、個人レベルから組織レベルまで、機能拡張するためのアイデアやヒントをお届けします。
【概要】
第42回では、前編に続いて「思想はいかにして形成されるのか?」という問いを掘り下げます。漫才師・島田紳助氏の思考法や、地政学リスクへの向き合い方といった具体的な事例を通じて、結果から構造を導き出す“探究的な思考”のあり方に迫ります。思想を生むとは、知識を集めることではなく、当たり前を疑い、違和感から新たな構造を発見する営みである―この視点を軸に、「リスクをどう捉えるか」「定石をどう疑うか」といった思考の枠組みが展開されます。終盤では、「中国ではEVメーカーが乱立したのに、インドではなぜそうならなかったのか?」という問いから、産業構造の違いを読み解き、思想形成のプロセスをより実践的に捉え直します。前編で浮かび上がった思想の“芽”が、具体的な問いと構造によって深められていく後編です。
【見どころ】
・00:25 一発屋は、なぜ一発屋なのか? ― 構造を見抜く人だけが“売れ続ける”
 ・08:26 たとえば違和感を手がかりに、問題の“空間軸”と“時間軸”を広げてみる
 ・12:35 具体に触れ、構造を抽象化する ― シンガポールの水問題に学ぶ構造化の視点
 ・16:27 中国とインドのEV産業、その差はなぜ生まれたのか ― 問いから立ち上がる「India 3.0」という構造的視点
【メインパーソナリティー】 
・坂田 幸樹:IGPIグループ共同経営者、IGPI シンガポール取締役CEO。『機能拡張 テクノロジーで人と組織の可能性を追求する』(2024年、クロスメディアパブリッシング社)著者。現在はシンガポールを拠点に、日本企業や現地企業、政府機関向けのプロジェクトに従事。
・垂水 隆幸:コーチング.com株式会社代表取締役。ベンチャー企業向けの組織コンサルティングを手掛ける傍ら、プロコーチとして経営者・起業家を中心にエグゼクティブコーチングを提供。
【著書紹介】
坂田幸樹
・『失敗事例から学ぶ! マネージャーの思考術 管理職の“落とし穴”に陥らないための具体と抽象の往復トレーニング』坂田幸樹著(2025年1月、翔泳社)
・『機能拡張』坂田幸樹著(2024年3月、クロスメディア・パブリッシング)
・『デジタル・フロンティア 米中に日本企業が勝つための「東南アジア発・新しいDX戦略」』坂田幸樹著(2023年8月、PHP研究所)
・『超速で成果を出す アジャイル仕事術 ― プロフェッショナル2.0という働き方』坂田幸樹著(2022年6月、ダイヤモンド社)
・『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 ― 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』細谷功、坂田幸樹著(2021年9月、ダイヤモンド社)
垂水隆幸
・『Calling』垂水隆幸著(2025年6月、かんき出版)
◆Spotify:https://open.spotify.com/show/7EZeMvuOxTin8nhLcl398C
◆Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/us/podcast/機能拡張ラジオ/id1772612956