
日々の小さな工夫を、未来の大きな成長へ— 機能拡張ラジオは、「目の前にある課題を解決することからはじめよう! 」をコンセプトに、個人レベルから組織レベルまで、機能拡張するためのアイデアやヒントをお届けします。
【概要】
第41回では、「思想はいかにして形成されるのか?」という一見抽象的な問いから出発し、その背景にある思考プロセスを具体的に深掘りします。パーソナリティ2人の著書で紹介されている「Calling」や「機能拡張」「リージョン化」といった概念は、どのようにして言葉になるに至ったのか。その源泉には、“違和感”への感度と、結果から構造を逆算する思考の積み重ねがあります。本編では、将棋の勝ち方を起点としたアナロジー思考や、大前研一氏による原発事故の分析を手がかりに、「思想の芽」がどこに潜んでいるのか、そしてそれをどう形にしていくのかを探ります。思想というとあまりに抽象的で難解に聞こえがちですが、ビジネスやリーダーシップに直結する実践的な視点として、その形成の裏側を読み解く前編です。
【見どころ】
・00:24 思想とは、情報や時代の文脈との接点から、まだ言葉になっていない概念に輪郭を与えるプロセス
・08:55 人間は本当にAIに負けるのか?“当たり前”に対する違和感が、構造を見抜く探求心を動かす
・12:40 将棋と野球の戦法から学ぶ ― 構造を逆算して組み立てる思考法
・16:45 大前研一氏の一人事故調に見る、「なぜ例外が生まれたのか」を掘り下げる視点
【メインパーソナリティー】
・坂田 幸樹:IGPIグループ共同経営者、IGPI シンガポール取締役CEO。『機能拡張 テクノロジーで人と組織の可能性を追求する』(2024年、クロスメディアパブリッシング社)著者。現在はシンガポールを拠点に、日本企業や現地企業、政府機関向けのプロジェクトに従事。
・垂水 隆幸:コーチング.com株式会社代表取締役。ベンチャー企業向けの組織コンサルティングを手掛ける傍ら、プロコーチとして経営者・起業家を中心にエグゼクティブコーチングを提供。
【著書紹介】
坂田幸樹
・『失敗事例から学ぶ! マネージャーの思考術 管理職の“落とし穴”に陥らないための具体と抽象の往復トレーニング』坂田幸樹著(2025年1月、翔泳社)
・『機能拡張』坂田幸樹著(2024年3月、クロスメディア・パブリッシング)
・『デジタル・フロンティア 米中に日本企業が勝つための「東南アジア発・新しいDX戦略」』坂田幸樹著(2023年8月、PHP研究所)
・『超速で成果を出す アジャイル仕事術 ― プロフェッショナル2.0という働き方』坂田幸樹著(2022年6月、ダイヤモンド社)
・『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 ― 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』細谷功、坂田幸樹著(2021年9月、ダイヤモンド社)
垂水隆幸
・『Calling』垂水隆幸著(2025年6月、かんき出版)
◆Spotify:https://open.spotify.com/show/7EZeMvuOxTin8nhLcl398C
◆Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/us/podcast/機能拡張ラジオ/id1772612956