日々の小さな工夫を、未来の大きな成長へ— 機能拡張ラジオは、「目の前にある課題を解決することからはじめよう! 」をコンセプトに、個人レベルから組織レベルまで、機能拡張するためのアイデアやヒントをお届けします。
【概要】
第37回では、SNS時代における「議論」のあり方を出発点に、対話の質や構造について多角的に掘り下げます。拡散性と双方向性を特長とする現代のメディア環境は、「論破」や感情的な応酬を助長し、本来の対話を阻害する危うさも抱えています。こうした風潮が、個人の思考力や社会的な合意形成にどのような影響を及ぼしているのか、文化的背景による議論の傾向の違いも交えて考察します。さらに、日本企業に根付く「空気」や「立場」が意思決定をどう左右するのか、また、成熟期と衰退期といった組織のステージごとに適した議論や意思決定のスタイルとは何か。すり合わせ型とトップダウン型の両端を往復しながら、「中庸」を見出すための視座を探ります。
【見どころ】
・0:25 「論破」が対話を壊す ― SNSが加速させた議論の変質
・5:33 議論の“最適温度”は文化で違う? 日本に合う「さじ加減」とは
・9:30 “正しさ”を濁す立場と空気が意思決定を左右する現実
・12:26 成長期と衰退期で変わるべき、意思決定のスタイル
【メインパーソナリティー】
・坂田 幸樹:IGPIグループ共同経営者、IGPI シンガポール取締役CEO。『機能拡張 テクノロジーで人と組織の可能性を追求する』(2024年、クロスメディアパブリッシング社)著者。現在はシンガポールを拠点に、日本企業や現地企業、政府機関向けのプロジェクトに従事。
・垂水 隆幸:コーチング.com株式会社代表取締役。ベンチャー企業向けの組織コンサルティングを手掛ける傍ら、プロコーチとして経営者・起業家を中心にエグゼクティブコーチングを提供。
【著書紹介】
坂田幸樹
・『失敗事例から学ぶ! マネージャーの思考術 管理職の“落とし穴”に陥らないための具体と抽象の往復トレーニング』坂田幸樹著(2025年1月、翔泳社)
・『機能拡張』坂田幸樹著(2024年3月、クロスメディア・パブリッシング)
・『デジタル・フロンティア 米中に日本企業が勝つための「東南アジア発・新しいDX戦略」』坂田幸樹著(2023年8月、PHP研究所)
・『超速で成果を出す アジャイル仕事術 ― プロフェッショナル2.0という働き方』坂田幸樹著(2022年6月、ダイヤモンド社)
・『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 ― 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』細谷功、坂田幸樹著(2021年9月、ダイヤモンド社)
垂水隆幸
・『Calling』垂水隆幸著(2025年6月25日発売予定、かんき出版)
◆Spotify:https://open.spotify.com/show/7EZeMvuOxTin8nhLcl398C
◆Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/us/podcast/機能拡張ラジオ/id1772612956