言葉を変えるだけで、実態が変わったように感じる錯覚を、フレーミング効果といいます。呼び方や枠組みを変えるだけで、受ける印象が変わり、魅力的に感じたり受け入れやすくなったりするのです。
物事の習得は、3つの段階を経ておこなわれる。日常のほとんどの行為は、自動化によって上達が止まっても問題になりません。しかし、真に高度に身につけたいなら、自動化に委ねず意識的に学習を続けることが肝心です。
米国のハロルド・スポンバーグが提唱したテクニック。強調したいことを最後に持ってくるのがクライマックス法、逆に最初に持ってくるのがアンチクライマックス法。興味を示してくれない、要点のみ急いで聞きたがる人に、掘り下げた話をしたいときに有効な手法です。
ある実験によると、早口のほうが相手からの反論を防ぎ、説得力が高まったといいます。さらに、「間を入れると説得力が高まる」こともわかりました。流暢に話しすぎるとマニュアル的な感じに伝わり、説得力が下がったのではないかと分析できます。
人は行動を妨げられたり禁止されたりすると、ストレスを感じるものです。話を遮られるとストレスを感じるのは、「話したい」「伝えたいことがある」という感情を無理やり我慢させられ、キャッチボールをしていたボールを無理やり奪われた気持ちになるから。「話を遮らない」は常に大事なルールと心得ましょう。
ある実験によると1週間のうち人間関係の衝突が最も多いのは水曜日であることが分かりました。人間にはリズムがあるものです。相手の細かい様子を読み取ることもコミュニーケーションを円滑に進めるには大切なスキルです。
「脳のエンゲージメント」を高めると、学習効果が高まることがわかっています。
ネット検索で得た答えが記憶に定着しない現象は以前から「グーグル効果」「デジタル性健忘」などとして問題視されています。
スピーチやプレゼンテーションで、十分に準備も練習もしたはずなのに、緊張のせいで台詞が飛んでしまうことがあります。
割り切って先を進めているうちに、かえって気持ちに余裕ができて思い出せたりするものです。「忘れた項目」に意識をとどめず、視点を高くして先を見るようにしましょう。
職場では90分や2時間ごとに休憩を取るよう推奨している企業が多いですが、それでは実際は少なすぎます。2~3分の休憩を挟むことで、仕事の効率がアップするだけでなく、生活の幸福度が高まります。
相関関係と因果関係を正しく区別できていますか。因果関係は相関関係が内包するものです。つい、因果関係があると勘違いしてしまうケースが多いので注意しましょう。
現代人はワーキングメモリが弱っているといわれます。ワーキングメモリを鍛えるためには、情報を線的に並べて処理する行為をすることで鍛えられます。
マージナルゲインとは小さな積み重ねが大きい成果に繋がるということです。毎日の1%の積み重ねができるかできないかで将来大きな成果の違いに繋がってくるものです。
自分がどう見られているか、自分のことをどう思われているか、といった「自分」「私」が意識の中にいるのが自意識。意識の中に「自分」がいなくなれば、緊張はなくなります。
一時的にストレスを感じても、それが健康にとってプラスになっている、と考えることでプラスに活かすことができる。現実的な対処として、職場などの対人関係でストレスを感じている場合、ストレスを軽くする対処を基本としながらも、それでも残るストレスに関しては「これによって健康を増している」と解釈するのがよさそう。
緊張する場面で「緊張してはいけない、リラックスしよう」と思っても、なかなかうまくいかないものです。心の体のうち、体のほうからアプローチするのが正解です。
ピグマリオン効果とは、人は期待されるとその期待に応えようと努力する傾向のこと。逆に、いつも叱ったりダメ出ししたりとネガティブな言葉ばかりかけられていると、その「負の期待」に応えようとして能力が低下していく現象を「ゴーレム効果」といいいます。
勉強の効果を最大限高めるには復習が大切です。記憶との関連性を踏まえて効果的に学習する技術をお伝えします。
年末年始は毎年どのように過ごしていますか。普段と違う雰囲気になりやすい年末年始はつい習慣を崩してダラダラしがちです。普段取り組んでいる活動を更に深める取り組みをするのもおすすめです。
相手から引き出したい情報があるときは「質問」を駆使するのが基本だが、一方的な質問は逆効果。自己開示をすることで、相手から自然に情報を提供してもらえるようになります。
米国の心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した「自己決定理論」。人は自律性欲求を持っていて、自分の意思で選択すると納得感や責任感が高まります。