
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第127回目は「モンゴル帝国その5」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本文
元の官僚制度はモンゴル人が中枢を占め、ウイグル人やイラン系ムスリムなど中央アジアや西アジアの出身者である色目人が財務方面で重用された。金の支配下にあった契丹人、女真人、漢族などは漢人、南宋の支配下にあった人々は南人と呼ばれた。モンゴルは実力主義だったため中国古来の科挙や儒教を重視せず、軍功・推薦などさまざまな人材登用ルートを用意した。科挙は当初停止されたが、14世紀になって制限つきで再開した。