
力久健太さん(リッキー)
株式会社オフィスブロッサム
https://office-blossom.net
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北九州市出身の力久健太(リッキー)さんは、映像制作を中心としたプロモーション事業を展開する「株式会社オフィスブロッサム」の代表取締役です。企業のブランディング映像や地域活性化のためのプロジェクト映像を手がけ、映像を通じて「伝える」ことの価値を追求し続けています。
彼の歩みを紐解くと、そこには数々の試行錯誤や挑戦がありました。特に、彼の映像制作に対する考え方を大きく変えた「舞子さん」との出会いや、苦い失敗から学んだ「エンボルスクール」での経験は、彼の成長を象徴するエピソードとなっています。
本記事では、リッキーさんがどのようにして映像制作の道を歩み、会社を成長させてきたのか、そして彼の映像に対する哲学や未来への展望について詳しくご紹介します。
1. 幼少期から学生時代へ:映像との出会い
リッキーさんが映像に興味を持ち始めたのは、幼少期の頃。テレビや映画を見ながら「どうやってこれを作っているんだろう?」と考えるのが好きな少年でした。特に、テレビCMに強い関心を持ち、短い時間の中で商品の魅力を伝える技術に感銘を受けたと言います。
「たった15秒や30秒の映像で人の心を動かせる。それってすごいことじゃないですか?」
この感覚が、のちに映像制作を志すきっかけとなりました。
(大学時代の経験)
大学進学後、本格的にカメラを手にし、仲間と短編映画やPR動画の制作に取り組みました。
この頃の経験が、彼の映像に対する考え方を大きく広げました。ただ「きれいな映像」を撮るだけでなく、ストーリーやメッセージを持たせることの重要性を学び始めたのです。
2. 舞子さんとのエピソード:映像制作の本質を学ぶ
そんな大学時代、リッキーさんの映像観に影響を与えたのが舞子さんの言葉でした。
当時のリッキーさんは、映像の技術面にばかり気を取られ、「どうすれば魅力的な映像が撮れるか」という視点で制作に取り組んでいました。しかし、舞子さんは彼にこう言いました。
「映像って、技術よりも心を伝えることが大事なんじゃない?」
この言葉に衝撃を受けたリッキーさんは、映像とは「人の心を動かす手段」であることに気づきました。この経験が彼の制作スタイルを変え、「何を伝えたいのか」を意識するようになりました。
3. 起業のきっかけと初期の苦労
大学卒業後、就職も考えましたが「自分の好きなことを仕事にしたい」という思いが強まり、独立を決意しました。しかし、最初の仕事を得るのは容易ではありませんでした。
試行錯誤の連続
資金も人脈もない状態で始めたため、最初は知人の紹介で小さな仕事をこなす日々。少しずつ実績を積み重ね、クライアントからの信頼を獲得していきました。
「最初の頃は、本当にギリギリの生活でした。でも、どんなに小さな仕事でも全力で取り組んだことで、次につながるチャンスが生まれました。」
この時期の経験が、後の成功につながっていくことになります。
4. 「エンボルスクール」の撮影失敗と学び
リッキーさんの映像制作における大きな転機となったのが、「エンボルスクール」の撮影でした。
経験不足による失敗
エンボルスクールは、舞子さんと田村晟一朗さん(タムタムデザイン:一級建築士)が運営するスクールで、リッキーさんはその記録映像の撮影を依頼されました。しかし、経験不足から「2時間カメラを回しておけば大丈夫だろう」と軽く考えてしまったのです。
ところが、撮影後に映像を確認すると、30分以降の映像が記録されていなかった。カメラの仕様を理解しておらず、連続録画時間が30分までという制限があることを知らなかったのです。
責任を持つことの意味
普通なら、この時点で他の業者に頼む選択肢もありました。しかし、リッキーさんは諦めずに、「編集作業を工夫しながらなんとか映像を仕上げよう」と奮闘しました。
「プロとしての責任とは何かを、この時に学びました。」
この失敗があったからこそ、彼は「クオリティで選ばれる映像制作」を目指すようになり、大きく成長しました。
5. 現在の活動と未来への展望
現在、リッキーさんは単なる映像制作にとどまらず、「映像の力で社会を動かす」というビジョンを持って活動しています。
地域活性化プロジェクト
近年は企業のプロモーション映像だけでなく、地域活性化に関わるプロジェクト映像の制作にも力を入れています。地方の魅力を発信するための映像制作を行い、地元企業や自治体と連携して地域のブランディングをサポートしています。
ドキュメンタリー制作
また、単なる商業映像だけでなく、社会問題や地域課題をテーマにしたドキュメンタリー映像にも取り組んでいます。
「映像は記録の手段だけでなく、人の心を動かす手段でもある。今後は、社会に貢献できる作品を増やしていきたい。」
今後は、映像の力を活かしてより広い範囲での社会貢献を目指しているとのことです。
6. まとめ
リッキーさんの映像制作への情熱は、単なる「映像を作ること」ではなく、「映像を通じて何を伝えるか」という部分に重きを置いています。
エンボルスクールでの失敗から学んだ責任感、舞子さんとの出会いで学んだ「心を伝える映像」の大切さ——こうした経験を経て、彼はクオリティで選ばれるクリエイターへと成長しました。
これからの彼の活動は、映像業界だけでなく、地域社会や教育の分野にも大きな影響を与えていくことでしょう。今後のさらなる活躍が期待されます。
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