本日は、2025年10月3日公開の映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』(原題:One Battle After Another)についてお話しします。
主演はレオナルド・ディカプリオ。監督はポール・トーマス・アンダーソン。映画ファンの間では「スピルバーグが3回観た映画」として話題になっています。
映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』のあらすじと概要
物語は、かつて革命家だった男・ボブ(ディカプリオ)が主人公。
現在は冴えない父親として平凡な生活を送っていますが、ある日、ショーン・ペン演じる軍人ロックジョーに命を狙われることになります。
ボブは次々と現れる刺客たちと戦いながら、最愛の娘ウィラを守るため、再び「戦い」の世界へと足を踏み入れていくというストーリーです。
映画体験の「面白さ」について
率直に言って、この作品は本当に面白い。
ただし、いわゆる王道のハリウッドエンタメ映画とはまったく異なります。社会風刺的でアート性が高いのに、結果的にものすごくエンタメになっている。
この二重構造の「面白さ」こそが、本作の最大の特徴です。
スピルバーグも3回観た謎の面白さ
スティーヴン・スピルバーグ監督がこの映画を3回見直したというエピソードがあります。
それは彼でさえ「この映画の面白さの構造」を分析するのに時間を要したということではないでしょうか。
一度では理解しきれない深み、それが本作の魅力です。
コメディタッチの緩急が絶妙
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は意外にもコメディ映画としても楽しめます。
極限まで張り詰めた緊張感の中で、不意に挟まれるユーモア。
「笑っていいのか?」と迷うようなギリギリの笑いが随所にあります。
最初から「笑っていい映画」と思って観ると、より一層楽しめます。
同監督の2007年の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」はコメディ要素は薄めですが、傑作映画の一つなので超オススメです!
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