#098 『YABUNONAKAーヤブノナカー』と『イン・ザ・メガチャーチ』
本おたくとよもやま話
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1 month ago
#098 『YABUNONAKAーヤブノナカー』と『イン・ザ・メガチャーチ』
今回取り上げる本は2冊。
『YABUNONAKAーヤブノナカー』
著者:金原ひとみ
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919683
『イン・ザ・メガチャーチ』
著者:朝井リョウ
https://info.nikkeibp.co.jp/books/campaign/121045/
本オタクとよもやま話、初の2冊同時紹介回。芥川龍之介「藪の中」のオマージュとして複数視点で現代社会を描いた金原ひとみの小説と、推し活をテーマにした朝井リョウの最新作。
えなりが続けて読んで感じた「繋がり」から見える現代人の生き方について。
【話すこと】
・なぜ2冊同時紹介?続けて読んで感じた「繋がり」とは
・現代社会の病理と複雑さ。人と分かり合うことの難しさ
・エコーチェンバーが強化する現代の分断
・視野を狭くする。視野を“広く”するのは“いいこと”ではあるかもしれないが“幸せ”なのか
・社会のことを考えると鬱々とするが、推し活で視野を狭めると楽しくなる現象
・分かり合えなさと孤独。人間は本当に分かり合えるのか?
・「分かり合いたい」という言葉に込められた祈りのような気持ち
・完全に分かり合ったらつまらなくなる?究極、自分のコピー人間は最も興味のない他人
・知ってしまったら興味がなくなる人間の性質。旅行も買い物も「行くまで」「買うまで」が一番楽しい
・結果主義と過程重視。人生はゆっくり死んでいくプロセス
一言
分かり合えないからこそ分かり合いたい。その矛盾こそが人間らしさなのかもしれない
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