
今回のテーマは「交通空白」。観光経済新聞の記事をきっかけに、「バス停や駅が半径1km以内に存在しない地域」が全国で急増しているという深刻な現実を取り上げます。
2008年から2023年の15年間で、全国の乗合バス路線は約2.3万キロも廃止。運転手も5万人以上減少し、地方の移動手段は危機的な状況です。
番組では、国交省による「交通空白解消本部」設置の動きや、コミュニティバス・オンデマンド交通・公共ライドシェアといった多様な対策を紹介しつつ、軽井沢や四国遍路の現場で起きている“観光アクセスの断絶”について議論。
さらに、民間による東北のバス統合「みちのりホールディングス」のような広域連携の可能性や、「DMO(観光地域づくり法人)」が果たすべき役割にも踏み込みます。
「交通空白」がもたらすのは単なる不便さではなく、地域の存続そのものの問題。観光とまちづくりの両面から、その未来を考えます。
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