
例えばお子さんがテストである教科だけ苦手意識を持っているとき、どのように声をかけますか?
私の娘の場合、4教科の中では算数に苦手意識を持っているのですが、例えば国語などは満点で、算数だけ平均点数より低い点数を取ってきた、というとき
「国語はよく頑張っているね。でも算数はもうちょっと頑張らないといけないね」
そんな言葉をかけることもあるかもしれません。
このフレーズ、実はいいところもあるんです。
どういうところがいいのかというと、まずは頑張りを認めている点。
「国語はよく頑張っているね」とまず子どもの頑張りを認められることは、とてもいいことだと思います。
ただ、その後の「でも…」は、もう少し言い方を変えてみるともっとポジティブな働きかけをすることができます。
では、「でも算数はもうちょっと頑張らないといけないね」の部分をどのように変化させたら、よりポジティブな働きかけができるのでしょうか。
例えば、こう伝えてみてください。
「国語よく頑張ったね。算数ができるようになると、もっといいよね!」
どう変わったのか分かりますか?
「国語はよく頑張っているね。でも算数はもうちょっと頑張らないといけないね」
という声かけは、今の状態は認めているのですが、その後の算数の話題でマイナス面を伝えているような状態です。
でも「国語よく頑張ったね。算数ができるようになると、もっといいよね!」
という声かけは、今の状態を認め、さらに高みを目指すためには?という、より良い未来に向かいやすいアプローチ方法です。
少しの違いですが、後者の方が、今の自分も認め、より良い状態を目指しやすい声かけなんです。
このように、日常的な会話の中でも、少し言い方を変えるだけでよりポジティブに、未来志向になれることはたくさんあります。
このような言い換えをたくさんできるようになると、親子でポジティブ思考になれ、課題が見つかったとしても、今の自分自身もきちんと認め、より良い自分を目指すには?と考えられるようになりますよ。