
前回までは、チャイルドコーチングの基本となる傾聴・承認・質問についてチェックテストを行い、それぞれ効果的にするための方法を紹介してきました。
今回からはまたチャイルドコーチングを軸にお子さんとのコミュニケーションを円滑にするためのヒントを発信していきたいと思います。
もし前回までの内容で、ここの部分もう少し詳しく聞きたかった、などありましたら、ぜひレターやコメントなどでお知らせくださいね。
さて、今回は「自分が言われてうれしい言葉集を作ってみよう」をテーマにお話ししていきたいと思います。
チャイルドコーチングのアプローチを日々実践していくなかで大切となるのは、言葉や考え方のバリエーションをたくさん持っておくことだと、私は思っています。
例えば褒め言葉1つでも「すごいね」「えらいね」というのも十分素敵な言葉だと思いますが、毎回同じ言葉をかけられすぎると、やっぱり慣れてしまって最初に感じた嬉しさは徐々に少なくなってしまうんですね。
なので褒め言葉もバリエーションを持っておくのがおすすめです。
褒め言葉のバリエーションを考える上でおすすめなのが、この方法をお聞きくださっているお父さんお母さん自らが、かけられてうれしい言葉集を作っておくこと。
例えば
など、自分がこうやって言われたらすごくうれしいなと思う言葉を、ぜひノートなどに書き出してみてください。
もちろん褒め言葉だけでなく、
など、元気が出ないときにかけられてほっとする言葉集を作っておくのもとてもおすすめです。
自分がかけられてうれしい言葉って、おそらく自分も子供の頃にかけられたかった言葉も含まれると思うんです。
そしてそのような言葉を自分のお子さんにかけることによって、あなた自身の子供自体もちょっと救えるような感じになるんですね。
これについては以前紹介した本にも書かれていたんですが、子供の頃に抱えていた不満って、今のお子さんとのコミュニケーション上の問題に発展しているケースってあるので。
なので自分がかけられてうれしい言葉を考えるのって、実は深い意味で大事なステップだと私は考えています。
この放送をお聞きくださっている方も、ぜひノートなどに、自分がかけられてうれしい言葉集を、作ってみてくださいね。