
今回も、第142回目の放送で行った「質問力チェックテスト」の内容に応じて、お子さんに効果的な質問をするための方法について、お話ししていきたいと思います。
今回は質問力チェックテストの3つ目の項目にあった
についてです。
普段、お子さんが帰宅したとき
「今日学校どうだった?」
と聞くお父さんお母さんは多いのではないかなと思います。
私自身も娘にそう尋ねることがありますが、大抵「普通!」とか「うーん、忘れた」とか、はっきりしない返事が返ってくることが多いです(苦笑)
これは、もう友達と遊びに行く準備で頭がいっぱいだったり、帰宅して早々ゲームを始めていて答えるのが面倒だったり、あるいは本当に学校であったことを忘れていたり…色々原因はあると思うのですけど
質問の仕方を少し変えると、お子さんの話を引き出すきっかけになります。
その方法の1つが、限定質問です。
限定質問とは、Yes/Noで答えられる質問のこと。
例えば
「今日学校どうだった」から「今日学校楽しかった」に変えてみると、Yes/Noで答えられるようになります。
このように初めはYes/Noの限定質問で会話を始めて、そこからYes/Noでは答えられない、拡大質問へとシフトしていくと、どんどん話を引き出すきっかけになります。
例えばこのような流れになります。
これはあくまでも一例ですので、お子さんが何か返答に困っている時や「わからない」で会話が止まってしまったときは、限定質問を使ってみてください。
私の娘の場合、先ほどのような質問をしていくと、自然とこちらから何も尋ねなくても、その日あった出来事を怒涛のように話してくれます(笑)
そうなると私は「うん、うん」と頷いて、娘の話をただ聞くに徹する感じです。
このように、何かきっかけがあると、お子さんは自分の気持ちをつらつらと話してくれるものだと感じます。
そのきっかけの一つとして、今日からはYes/Noで答えられる限定質問を、ぜひ活用していただけると嬉しいです。