
関東では7月、その他の多くの地域では8月に行われるお盆。その由来は、仏典『仏説盂蘭盆経』に登場する目連尊者のエピソードにあります。亡き母を餓鬼道から救うために、お釈迦さまの教えに従い供養をしたという話をもとに、先祖への感謝と祈りが広がっていきました。
番組では、「ウランバナ」というサンスクリット語が「盂蘭盆」へと音写された経緯や、「お盆」の文化が地域や農作業の時期とどう関わってきたかにも言及。灯籠流しや迎え火・送り火といった風習が、東アジア全体に広がる先祖供養のスタイルであることにも触れます。
仏教と風習、そして私たちの暮らしをつなぐ「お盆」の意味を、改めて学びなおす回です。