
「お金がないからムリ」
――私はこの断り文句が、たぶん世界でいちばん嫌いです。
それは“現実的な理由”のように聞こえますが、
私には、とても攻撃的な断り文のように感じ取ってしまいます。
「あなたと会う価値はない」「奢ってくれれば行く」
──そんな本音が透けて見える瞬間が、どうしても許せないんです。
この回では、リスナーから届いたお便りをきっかけに、私と竹内ボンジュールが「断り方の美学」について話しています。
“正直さ”って、ほんとうに正義なんでしょうか。
嘘でも優しさを添える社交辞令のほうが、人を傷つけないことだってある。
本音と建前、残酷さと優しさ。
そのあいだにある言葉の温度を、少し真面目に語りました。
【クレジット】
メイン語り:野口タランチュラ
https://note.com/nogutara
聞き役:竹内ボンジュール
https://note.com/takebonjour
お借りしたBGM:Cassette Tape Dream / しゃろう 様