【市場の総括】
2025年6月19日の東京株式市場は4営業日ぶりに反落しました。終値は前日比396円81銭(1.02%)安の3万8488円34銭で取引を終えました。39,000円を目前にして利益確定に押されました。
中道地域の地政学的リスクなど不安定要因はまだ残っていますが、上昇基調に変わりはなく直近1000円近く上げてきたことへの反動で利益確定が出ました。
【市場の総括】
2025年6月18日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比348円41銭(0.90%)高の3万8885円15銭で取引を終えました。ついに39,000円台が視野に入る水準まで上昇しました。
朝方は米国市場の下落を受けて安くスタートしたものの、その後は一貫して上昇を続け、ほぼ高値引けとなりました。朝方は地政学リスクの高まりをまともに反映していたものの、その後の上昇は説明がつきにくい状況です。
【市場の総括】
2025年6月17日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比225円41銭(0.59%)高の3万8536円74銭で取引を終えました。日経平均株価は大幅上昇し、終値で38,500円を超えて4ヶ月ぶりの高値を記録しました。この水準を終値ベースで超えるのは2月21日(38,456円)以来となります。
今回の株価上昇の主要因は、中東地域の地政学リスクが緩和されたことです。イランがイスラエルとの軍事衝突について事態の沈静化に向けて動き始め、この情報がアメリカ・イスラエル側に伝わったことで市場が大きく反応しました。
【市場の総括】
2025年6月16日の東京株式市場は大幅に反発しました。終値は前週末比477円08銭(1.26%)高の3万8311円33銭で取引を終えました。不思議な上げという反応が多い中、この上昇がなぜ不思議と言われるか、その理由を理解するには、前週末の状況を振り返る必要があります。
16日の株価上昇の最大の要因は、外国為替市場での円安・ドル高基調でした。海外投機筋が日経平均先物に買いを先行させ、その後も断続的な先物買いによって、ほぼ一日を通じて上げ幅を拡大する展開となりました。
【市場の総括】
2025年6月12日の東京株式市場は5営業日ぶりに反落しました。終値は前日比248円10銭(0.65%)安の3万8173円09銭で取引を終えました。前日までの上昇基調から一転して反落しました。下落要因は2つ。
1.ここまで値を伸ばしていた半導体関連や半導体製造装置関連銘柄に利益確定売りが広がり、日本市場でも同セクターの売りが波及しました。
2.トランプ大統領が11日午後(日本時間12日午前)、1~2週間以内に関税率を一方的に設定するとのコメントを発表しました。この発言は4月に発表され、当初1月まで延期されていた関税措置に関するものですが、期限前倒しの可能性を示唆したものです。
【市場の総括】
2025年6月11日の東京株式市場は4日続伸しました。終値は前日比209円68銭(0.55%)高の3万8421円19銭で取引を終えました。一時38,529円まで上昇し38,500円の大台に迫りましたが、その後上げ幅を縮小して引ける展開となり、重要な節目での上値の重さが目立ちました。
本日の上昇を牽引したのはハイテク関連銘柄で、米国市場でのハイテク株高を背景とした買いが集まりました。この動きを受けて、日本市場でも半導体関連・半導体製造装置関連への資金流入が継続しており、このトレンドは今後も続く可能性が高いとみられます。
【市場の総括】
2025年6月10日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比122円94銭(0.32%)高の3万8211円51銭で取引を終えました。日経平均株価は一時400円を超える上昇を見せたものの、後半失速する展開となりました。
力強いスタートを切った日本市場でしたが、午後に入ってから上げ幅を大きく縮小し、やや不安な形での引けとなりました。テクニカル的には5月25日の高値に近づいているものの、上ヒゲが長く、実体の薄い陰線となっており、力強さに欠ける展開となっています。
【市場の総括】
2025年6月5日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比192円96銭(0.51%)安の3万7554円49銭で取引を終えました。テクニカル的には200日移動平均線が抵抗となり、高値圏での警戒感から売りが優勢となりました。
しかし、本日の下落は単純なテクニカル要因だけではなく、米国で発表された経済指標の悪化が主要因となっています。
||米国市場はISM、ベージュブックの結果で下落
前日の米株式市場は5営業日ぶりに反落し、前日比91ドル90セント(0.21%)安の4万2427ドル74セント、ナスダックは3日続伸し、前日比61.531ポイント(0.31%)高の1万9460.489、S&P500種も3日続伸し、前日比0.44ポイント高の5970.81で取引を終えました。
ダウ平均は高くスタートしたものの、最終的には91円下落となりました。一方でナスダックは金利低下の恩恵でわずかに上昇し、市場内でのセクター格差が鮮明となりました。
この動きが日本市場にも波及し、主要銘柄が下げる一方で、半導体・ハイテク関連銘柄が上昇することで、日経平均の下げ幅は限定的な範囲にとどまりました。
【市場の総括】
2025年6月4日の東京株式市場は4営業日ぶりに反発しました。終値は前日比300円64銭(0.80%)高の3万7747円45銭で取引を終えました。3日間で約1,000円下落した後の力強い反発となりました。この上昇の原動力となったのは、米国市場での好調なパフォーマンスです。
TOPIX指数は0.51%上昇し、市場全体での堅調さを示しています。
特に注目されたのはグロース指数(東証グロース250指数)で、1%上昇となりました。継続的に力強い上昇を続けてきたグロース市場は、本日もギャップアップして上昇しました。
【市場の総括】
2025年6月3日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比23円86銭(0.06%)安の3万7446円81銭で取引を終えました。前日の大幅下落から一転して、本日は横ばいでの推移となりました。
しかし、37,500円の節目を明確に上抜けできず、依然として上値の重い展開が続いています。一時的に37,500円を上回る場面もありましたが、最終的には陰線での引けとなり、市場には明確な方向感が見られない状況です。
【市場の総括】
2025年6月2日の東京株式市場は続落しました。終値は終値は前週末比494円43銭(1.30%)安の3万7470円67銭で取引を終えました。6月相場の初日から大幅な下落となりました。重要な節目である37,500円を下回って引けており、市場には警戒感が広がっています。
取引中には下げ幅が600円以上に拡大する場面もありましたが、終値ではやや縮小して終了しました。テクニカル面では20日移動平均線付近で支えられている状況ですが、今日の安値を下抜けた場合、さらなる調整の深まりが懸念されます。
【市場の総括】
2025年5月29日の東京株式市場は大幅に反発しました。終値は前日比710円58銭(1.88%)高の3万8432円98銭で取引を終えました。トランプ政権の関税政策を差し止める判決で市場が大きく反応しました。
【市場の総括】
2025年5月28日の東京株式市場は4営業日ぶりに反落しました。終値は前日比1円71銭(0.00%)安の3万7722円40銭で取引を終えました。米国市場の上昇を受けて買いが先行してスタートしましたが、上げ幅を縮小して終わりました。
上げ幅は400円を超える場面もありましたが、38,000円を超えると戻り待ちの売りが進み、上げ幅を縮小、1円安という面白い結果で終わりました。
【市場の総括】
2025年5月26日の東京株式市場は続伸しました。終値は前週末比371円06銭(1.00%)高の3万7531円53銭で取引を終えました。トランプさんの一言で市場が揺らぎました。
先週の下落要因になったヨーロッパに対する追加関税50%は、25日の会談で7月9日まで延期されました。これを受け米国株式の先物が上昇し、日本市場も幅のある上昇となりました。
【市場の総括】
2025年5月23日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。終値は前日比174円60銭(0.47%)高の3万7160円47銭で取引を終えました。米国市場でハイテク株が上昇、ナスダック指数が上げたことを好感して上昇しました。
前日まで強く上昇していた10年物国債利回りがポジション調整により債券価格が上昇、利回りは下落しました。また午前中は円高基調が止まり、円安に触れたことも市場を押し上げる要因となりました。
【市場の総括】
2025年5月22日の東京株式市場は続落しました。終値は前日比313円11銭(0.84%)安の3万6985円87銭で取引を終えました。米国市場が大きく下げたことを背景に売りが進みました。
日本の長期金利が1.5%を超えてさらに上昇軌道に乗っていることを嫌気して、株式市場から資金が流れ出しました。一時期142円台まで進んだ為替市場の円高基調も上値を抑える要因となりました。
【市場の総括】
2025年5月21日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比230円51銭(0.61%)安の3万7298円98銭で取引を終えました。為替相場で進んだ円高傾向と、長期金利の上昇が株式市場の上値を抑えました。
5月13日時点で148円から149円を挟んでの推移だった為替相場は6営業日位で143円台まで急激に円高が進みました。輸出関連株には、逆風が吹いて売られた他、長期金利が1.5%台を飛び越えたことも市場が下落する要因となりました。
【市場の総括】
2025年5月20日の東京株式市場は5営業日ぶりに反発しました。終値は前日比30円86銭(0.08%)高の3万7529円49銭で取引を終えました。前日の米国市場が上昇したことを好感して、400円ほど上昇する場面もありましたが、イベントに備えて上昇幅を縮小して終わりました
前日の日経はムーディーズが米国債の長期信用格付けを引き下げたことを背景に下げましたが、米国市場が大きく下げなかったことで買いが進みました。上昇幅を広げる場面では20日から予定されているG7財務省・中央銀行総裁会議に備えてポジションを整理する動きに押されました。
【市場の総括】
2025年5月19日の東京株式市場は4日続落しました。終値は前週末比255円09銭(0.68%)安の3万7498円63銭で取引を終えました。米国の格下げが世界市場に影響を及ぼしました。
ムーディーズが週末の16日に米国債の長期信用格付けを”Aaa”から1段引き下げました。米国の財政に対して先行き不透明感を反映しての措置で、米国の先物、アジアの株価指数が一斉に下げました。
【市場の総括】
2025年5月16日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比1円79銭(0.00%)安の3万7753円72銭で取引を終えました。ナスダック下落の影響で朝方は半導体関連が下げていましたが、午後から押し目買いが入って前日の終値付近で終わりました。
今週入って勢いよく円高がすすみ、自動車関連など輸出関連銘柄が下げましたが、貿易摩擦の懸念が後退し、先高観がまだ根強く残っている心理を背景に下げ幅は限定的でした。