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動画授業 ver.はこちら↓
https://youtu.be/8jlE1eiW8rI
"One for all, all for one."
美しいチームワークを表現したことばのように思えますが、本当にそうでしょうか?
文字通りに解釈すると、実は1人だけがみんなのために犠牲になり、チームワークのかけらも感じられない意味にも取ることができるのです。
今回の授業では、本来の美しいチームワークを描いた解釈と、世界一美しくない解釈の違いについて、数学や論理学で用いられる論理記号を用いて分析し、我々が普段ことばを使う際には、適切な意味解釈の計算を「無意識のうちに」頭の中で行っていることを明らかにします!
※TEAM1のストーリーはフィクションです。
※ラグビーの精神論としては、"one for all, all for one"は「1人はみんなのために、みんなは1つの目標(=トライ)のために」と捉えるのが正しいとされているそうですが、今回は由来となったラテン語の "unus pro omnibus, omnes pro uno"の意図も考慮した上で、一般的によく知られている「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の意味で解説を進めています。「みんなは1つの目標のために」で解釈した場合にも、本授業で解説した内容が当てはまるかどうか、ご自身で考えてみると良い復習になることでしょう。
【参考文献】
大津由紀雄, 池内正幸, 今西典子, & 水光雅則 [編] (2002)『言語研究入門 生成文法を学ぶ人のために』研究社.
https://amzn.to/3IcVJFY
→「第10章 意味を考える:意味論1」(八木孝夫)
Schlenker, P. (2022) What it all means: Semantics for (almost) everything. MIT Press.
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