
尾道市の市街地から北の山あい、3千坪の敷地で、老人介護保険施設を展開するのが、医療法人社団精彩会である。昭和59年にこの地域で開業した土橋内科医院が、市からの依頼で施設を開所することになった。しかし、地権者が土地を売らないと言い出して、土地探しから苦労が始まる。岩がゴロゴロ出てくる建設工事、掘ったら水が出るなど開拓精神で乗り切り、2000年4月の開所にこぎつけたのである。掘ったら出てきた水は、とても良質な井戸水で、精彩会の自慢でもある。食事に入浴に、入所者にも大好評、宝物となった。全国の施設全体の1割といわれる、超強化型老人介護保険施設、その6割が赤字といわれる中、精彩会は驚きの成果を上げる。その強みは何か、土橋副理事長にトップインタビューです。