
今回の内容紹介は、しーちゃんがつづってくれたタイトル画像に関する作品紹介に、その役を担ってもらいます ~博士
~ 作品紹介文 ~
私にとって「藤の花」は、小さい頃からの思い出がたくさんつまった、特別な花の一つです。
他の花とは違って、上から地面に向かって垂れるように花びらを咲かせる藤の花。そんな藤の花が織りなす紫色の世界は、藤の花を下から眺める人間にだからこそ体験できる不思議な空間だと思っています。
私は心が大雨な(落ち込んでいる)とき、下を向いてしまいます。そんな時、無理して明るくいようとせず、ただ1日を重ねていくことで、落ち込みの加減がマシになってくることもあります。
地面に向かって花開く藤の花を見ていて、明るい太陽ばかりを追い続けなくても、その時その時の自分だから見れる、見える景色があることを身をもって教えてくれているように感じました。
私にとってそんな学びをも与えてくれる藤の花が、今回の収録内容とつながり、今回のタイトル画像として、藤の花を描きました。
絵を描いたことをきっかけに調べてみたのですが、紫色の藤の花には「君の愛に酔う」という花言葉があるそうです。
この言葉を受け、私の中には、愛に酔う自分がいるかもしれないと思いました。(ここで示す「酔う」という言葉は、想いの強さに、自分が自分でなくなったように感じることだと私は考えています。)
人間が落ち込む気持ちも、自分自身を含め、大切な人がいるからこそ生まれるものではないかと。その落ち込みは、決して負の意味なのではなく、人が、自分のために生きるだけでなく、自分が思う大切な人との尊い時間において、実行できたこと、できなかったことなど、大切に過ごしたいと願うからこその想いからのある形(気持ち)なのかもと。
今私は、大切な人への愛と、自分であることのバランスを取ることに難しさを覚えています。
そして、人への愛に酔ったと思えるくらい、大切だと思える人と出会えたことは、本当に尊いことです。
生きていれば、下を向くこともありますが、大切な人への愛を、その一瞬一瞬を噛み締めて、今はただ生きていようと思います。