
「絞る」に取り組みたいと思いつつ、資格試験に研究と、忙しい日々を送るしーちゃん
「どうお過ごしでしたか?」と尋ねられ、「絞るに取り組めなかった…」と報告するしーちゃんに、「絞れていたようだ」と返す博士
「できていない」は、本当に「できていない」のか
今回も、博士との対話を通して、自分で生きることの楽しみを深めるしーちゃんなのでした
〜 作品紹介文 〜
私は、電車から見える景色が大好きです。理由は、自分が宇宙になったように感じるからです。そして、人々の人生の嬉しい場面も悲しい場面も、美しい景色も見慣れた景色も、同じ一コマとして平等に、容赦ない速さで淡々と、私の視界から一瞬で過ぎ去るからです。
私は、電車から見える景色と第12回の収録に繋がりを感じました。
一見、「自分の人生に焦点を当てる、自分を語る」ことと、光のように早く過ぎ去る景色は真逆のように感じるかもしれません。しかし、私は電車から景色を見るたび「今」を味わうことができると思います。
一面に緑の絨毯が広げられた田んぼも、都会の高層ビルも、私は人の手によって造られていく様子は見ていませんが、確かにそこにあること、今も積み重ねられていることは、視えています。
きっと自分の人生も、宇宙から見たら1回のまばたきみたいな刹那の物語で。だからこそ私は自由に捉えることができるし、一瞬だから宇宙で一番自分が自分の人生を愛してあげようって感じます。
今回の収録をお聞きくださる時間も、電車から見える景色のような、人生の一コマで。収録を聴く時間は違えど、その時間は同じ電車に乗っているように感じています。その電車から見える景色はきっと多種多様ですが、私も皆様と一緒に乗車できることを心から嬉しく思います。