A 26-year-old woman presented to the emergency room with palpitations and shortness of breath that started suddenly while she was eating breakfast. Although the health-screening examination performed three weeks ago showed delta waves in her ECG, echocardiography taken at a nearby hospital showed no abnormal findings. At presentation, she was slightly hypotensive with a blood pressure of 96/68 mmHg. Her ECG on admission showed a narrow QRS-complex tachycardia at a rate of 180/min. Neither ST elevation nor T wave abnormality was present.
What is the most probable diagnosis of the arrhythmia?
a Sinus tachycardia
b Sick sinus syndrome
c Ventricular tachycardia
d Supraventricular tachycardia
e Complete atrioventricular block
20歳の男性。通学している大学でインフルエンザが流行しており、本日午前7時30分ころから悪寒、発熱および関節痛が出現した。朝食をとったが、悪心および下痢はないという。大学に登学してよいか迷い、午前9時の開院と同時に来院した。意識は清明。体温40.1°C。脈拍 120/分、整。血圧124/62mmHg。呼吸数16/分。SpO298%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。皮膚のツルゴールは正常。
説明として適切なのはどれか。
a 「点滴をしましょう」
b 「入院して治療しましょう」
c 「自宅で安静にしていてください」
d「胸部エックス線写真をとりましょう」
e 「ペニシリン系抗菌薬を内服しましょう」
28歳の女性(1妊0産)。妊娠36週2日、けいれん発作のため救急搬送された。
これまでの妊娠経過に異常は認めなかったが、2日前の妊婦健康診査の際に血圧142/84 mmHgと高血圧を初めて指摘された。その他の異常を認めなかったため、
4日後の来院を指示されていた。家族によると、今朝、突然意識を失った後に全身のけいれんが起こったという。搬入時の意識レベルはJCS1-2。けいれんは治まっていた。体温37.2°C。心拍数 82/分。血圧164/96mmlg。呼吸数20/分。SpO296%(マスク 5L/分酸素投与下)。頭部 MRIのT2強調像(別冊No.1A)及び拡散強調像(別冊No. 1B)とを別に示す。
この患者の脳にみられる病態はどれか。
a梗塞
b出血
c腫瘍
d脱髄
e浮腫
106E2
産褥期の生理的変化と判断できるのはどれか.
a 1日目に臍上3cmに子宮底を触知する.
b 3日目に後陣痛を認める.
c 10日目に赤色悪露を認める.
d 14日目に妊娠前の体重に戻る.
e 1ヵ月目に子宮が超手拳大である.
116A49
45歳の男性.労作時の息切れ,全身倦怠感を主訴に来院した.5年前からサイクリングで遠出をすると息切れを自覚していた.徐々により軽い労作で症状が出現するようになり,半年前からは15分程度の通勤でも息切れが出現し,駅の階段を一気に昇れないこともあった.会社の健診では,以前から心雑音を指摘されていたが精査は行っていない.家族歴に特記すべきことはない.意識は清明.体温36.0℃.脈拍88/分,整.血圧124/72mmHg.呼吸数16/分.SpO2 95%(room air).呼吸音に異常を認めない.Levine 4/6の収縮期雑音を聴取する.心電図では左室高電位,心室期外収縮の3連発を認めた.心エコー検査では左室拡張末期径は60mm,左室駆出率は40%であり,大動脈弁は二尖弁と判断された.連続波ドプラ法による測定では大動脈弁最大血流速度は5.0m/秒であり,大動脈弁口面積は0.65cm2と推定された.
適切な対応はどれか.
116A19
62歳の女性.息切れと全身倦怠感を主訴に来院した.7日前に発作性心房細動に対してカテーテルアブレーションが施行されており,3日前に退院していた.退院翌日に息切れと全身倦怠感が出現し,症状が徐々に増悪するため受診した.意識は清明.体温36.2℃.脈拍112/分,整.血圧88/72mmHg.血圧は吸気時に収縮期血圧が18mmHg低下する.呼吸数18/分.SpO2 95%(room air).呼吸音に異常を認めない.心音は微弱だが雑音は聴取しない.頸静脈は怒張している.血液所見:赤血球462万,Hb 13.2g/dL,Ht 39%,白血球9,700,血小板39万.血液生化学所見:尿素窒素44mg/dL,クレアチニン1.7mg/dL,Na 141mEq/L,K 4.2mEq/L,Cl 110mEq/L.
最も考えられる病態はどれか.
a 後腹膜血腫
b 心室中隔穿孔
c 肺血栓塞栓症
d 心タンポナーデ
e 完全房室ブロック
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112F49
55 歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。か月前に腹部膨満感が出現し徐々に増悪してきた。身長 154 cm、体重 63 kg。体温 36.7 ℃。脈拍 92/分、整。
血圧 136/86 mmHg。下腹部に径 10 cm の腫瘤を触知する。圧痛を認めない。卵巣癌を疑い手術を施行した。肉眼的に腹腔内播種はなく腹水も認めなかった。術中迅速病理検査で右卵巣原発の類内膜腺癌と診断された。
摘出する必要がないのはどれか。
a 大 網
b 小 網
c 子 宮
d 卵 巣
e 卵 管
94D25
25歳の男性.バイクを運転中に転倒した.事故後数分間は呼びかけに応じなかったが,その後意識は清明となった.頭部X線写真で左側頭骨に線状骨折を認めた.受傷3時間後に強い頭痛を訴え,嘔吐し,次第に呼びかけに応じなくなった.
最も可能性の高いのはどれか.
a 急性硬膜外血腫
b 急性硬膜下血腫
c 外傷性くも膜下出血
d 外傷性脳内出血
e 脳挫傷
108E36
胸痛の原因を推論する際の考え方として正しいのはどれか.2つ選べ.
a 多量の冷汗を伴う胸痛は緊急性が高い.
b 吸気時に増強する胸痛は冠動脈疾患の可能性が高い.
c 胸痛部位に圧痛を示す場合は冠動脈疾患の可能性が低い.
d 夕方に胸痛を訴える場合は冠攣縮性狭心症の可能性が高い.
e ニトログリセリン錠を舌下投与後1時間で胸痛が軽快しはじめる場合は労作性狭心症の可能性が高い.
早期胃癌の内視鏡治療の適応決定に影響しないのはどれか.
a 部位
b 深達度
c 組織型
d 潰瘍形成
e リンパ節転移
105G15
産業医・精神科医Drフジモトと産業医業界、精神科領域についてお話しです!
118A19
20歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧104/68mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球6,200(好中球62%、好酸球1%、単球5%、リンパ球32%)、血小板22万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288mg/dL(基準186~355)、Dダイマー10μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1mg/dL、LD 208U/L(基準124~222)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。
直ちに行う検査で適切なのはどれか。
a 気管支鏡検査
b 呼吸機能検査
c 頸部超音波検査
d 胸部~下肢造影CT
e 足関節上腕血圧比〈ABI〉
108I31
急性胆管炎の原因菌として頻度が高いのはどれか.2つ選べ.
a Clostridium difficile
b Escherichia coli
c Haemophilus influenzae
d Helicobacter pylori
e Klebsiella spp.〈クレブシエラ属菌〉
112C32(改変)
COPDにおいて、間違っているものはどれか
a 除脂肪体重は予後と関連する.
b 高蛋白・高エネルギー食が望ましい.
c 脂質の割合が高い栄養素配分が基本である.
d 安静時エネルギー消費量は予測値より低下する.
e 食事に伴う呼吸困難が食事摂取量減少の一因となる.
118C-68
次の文を読み、66~68の問いに答えよ。
61歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。
現病歴:乗用車で走行中に塀に衝突し腹部を強打し動けない状態だった。シートベルトを装着しておりエアバッグが作動していた。目撃者が救急車を要請した。
既往歴:虚血性心疾患で抗血小板薬を服用している。
生活歴:飲酒は機会飲酒。
家族歴:父と兄が高血圧症で治療中である。
現 症:意識は清明。身長162cm、体重54kg。体温37.0℃。心拍数112/分、整。血圧80/44mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。皮膚は四肢に冷汗と湿潤を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨満しており、肝・脾を触知しない。腸雑音は減弱している。
検査所見:血液所見:赤血球410万、Hb 10.1g/dL、Ht 40%、白血球10,300(好中球75%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン4.0g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 65U/L、ALT 34U/L、LD 177U/L(基準124~222)、ALP 55U/L(基準38~113)、γ-GT 32U/L(基準13~64)、アミラーゼ130U/L(基準44~132)、CK 382U/L(基準59~248)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸6.2mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 5.8%(基準4.9~6.0)、Na 142mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。
その後、頭頸部単純CTでは異常を認めなかった。胸腹部造影CTでは脾臓損傷、脾臓内および周囲の造影剤血管外漏出像、腹腔内遊離ガス及び腹腔内液体貯留を認めた。気管挿管を行い、緊急手術を予定した。
小腸、腸間膜および脾臓の損傷に対して小腸切除と脾臓摘出を行った。小腸は浮腫が認められたが、閉腹は可能であった。ICU入室後、心拍数68/分、血圧132/76mmHgまで改善した。動脈血ガス分析(調節呼吸、FIO2 0.3)はpH 7.40、PaCO2 35Torr、PaO2 180Torr、HCO3- 21mEq/L、BE-6mEq/Lであった。
この段階で腹部コンパートメント症候群を評価するために腹腔内圧をモニターする際、最も有用な測定部位はどれか。
a 胸 腔
b 食 道
c 頭蓋内
d 動脈内
e 膀 胱
118A50
An 85-year-old woman was admitted to the hospital with a left femoral neck fracture and was confined to bed rest. On admission, muscle strength and sensation in the left lower limb were normal, but the next day, she was unable to move her left foot upwards. On examination, she was unable to dorsiflex her left ankle, with decreased sensation on the dorsal aspect of her left foot. The left lower limb was externally rotated.
Select the most likely cause of her decreased ankle movement.
a Cerebral infarction
b Lumbar disc herniation
c Peroneal〈Fibular〉nerve palsy
d Deep vein thrombosis
e Achilles tendon rupture
離乳開始の目安となる乳児の発達で誤っているのはどれか。
a 5 秒以上座れる。
b 食べ物に興味を示す。
c 複数の臼歯が生える。
d 首のすわりがしっかりしている。
e スプーンを口に入れても嫌がらない。
不正性器出血について復習とレジナビフェア東京での感想
112F31不正性器出血をきたす可能性が低いのはどれか.