第三帖「空蝉」/触媒としての光源氏/伊予介の娘/垣間見られる二人、対比される二人/目とどめつべきさま/見えない彼と見せない彼女/めっちゃいい匂いする/衣や娘を残したままに/寝ぎたなきさま/批判の先回り/老女房の追及/空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな/さすがにとりて見たまふ/空蝉のはにおく露の木がくれてしのびしのびに濡るる袖かな/恋の終わりのための喜劇【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/nd79eb14e181c
第二帖「帚木」11/母と似た女性/弟を籠絡/見し夢をあふ夜ありやとなげく間に目さへあはでぞころも経にける/源順/恋しきを何につけてか慰めむ夢だに見えず寝る夜なければ/物語の主導権/「できる」けど「しない」/今度は不意打ちじゃない/帚木の心を知らで園原の道にあやなくまよひぬるかな/園原や伏屋に生ふる帚木のありとて行けど逢はぬ君かな/坂上是則/消える幻/数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木/どうしようもない二人/【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/n7f7bdf264d34
第二帖「帚木」⑩/うるわしき人/方塞り/方違え/紀伊守/中納言兼衛門督/伊予介/藤壺との秘密/光源氏の要求/貴族社会の参入障壁/男たちの眼差し/中将をお呼びになったものですから/鬼神も荒だつまじき/「をかし」な女/匂いでわかる/かようなる際/なよ竹のかぐや姫/反実仮想/つれなきを恨みもはてぬしののめにとりあへぬまでおどろかすらむ/身のうさを嘆くにあかで明くる夜はとりかさねてぞ音もなかれける/彦星に恋はまさりぬ天の川隔つる関を今はやめてよ